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報道資料
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2016年4月28日

平成28年(2016年)熊本地震の影響について(第3報)

2016年4月14日以降に発生した熊本地震の影響により、主にデジタルカメラや監視カメラ向けのイメージセンサー及びディスプレイデバイスの基幹工場である、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社熊本テクノロジーセンター(熊本県菊池郡)においては、地震発生直後より現在まで生産活動を停止しています。余震が長期間継続したこともあり、従業員の安全を第一に、被害状況の確認及び復旧計画の検討を続けてきましたが、本日時点で判明している状況についてお知らせします。

  • 建屋については、高層階を中心に損傷が確認されたため、補強工事を実施します。
  • 同テクノロジーセンターの低層階に位置するウェーハ工程を設置したクリーンルーム及び生産装置については大きな損傷がないことが確認されたため、生産再開のための準備を開始しました。2016年5月末を目途に稼働開始する見込みです。
  • 同テクノロジーセンターの高層階において行われていた組立や測定などの後工程及びカメラモジュールなどの工程に関しては、クリーンルーム及び生産装置等の損傷が認められており、検証を進めています。
  • 同テクノロジーセンターにおけるイメージセンサーなどの完成品在庫については損傷は限定的であり、既に出荷を開始しています。半製品、仕掛品の状況については、現在確認中です。

この地震による連結業績への影響については引き続き精査中ですが、デバイス分野において、熊本テクノロジーセンターの直接的な物的損害や、復旧費用、補強工事費用などが生じる見込みです。加えて、生産停止が一定期間継続することにより、主に、デバイス分野及びイメージング・プロダクツ&ソリューション分野において、多額の機会損失が生じる可能性があります。
また、熊本テクノロジーセンターにおける生産停止やソニーの事業所以外の部品供給元の一部の工場が被災地域にあり一部の部品調達に支障が生じる可能性があることから、モバイル・コミュニケーション分野、ゲーム&ネットワークサービス分野、及びホームエンタテインメント&サウンド分野の事業についても影響が及ぶ可能性があります。これらの影響についても現在精査中です。

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