報道資料
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2017年1月5日
映像の表現力を格段に高めるHDR(ハイダイナミックレンジ)に対応した機器など最新の商品群を紹介
ソニーは、米国ネバダ州ラスベガスにて現地時間1月5日(木)より開催される「CES 2017」において、2017年に発売を予定している新商品群などを紹介します。
ソニーブースでは、高画質化技術であるHDR(ハイダイナミックレンジ)に対応した機器を中心にソニーの最新商品や取り組みを展示します。4K HDR対応のテレビや、きめ細やかで立体的な音響空間を楽しめるオーディオ機器などのホームエンタテインメント商品群に加え、カメラやプロジェクター、ゲーム機器まで、映像や音楽などのコンテンツの楽しみ方をさらに豊かにし、人々の心を動かす幅広い商品を体験いただけます。
現地時間1月4日(水)に行った記者会見では、ソニー株式会社 社長 兼 CEOの平井一夫が登壇し、ソニーとして初の商品化となる4K有機ELテレビ ブラビア®『A1Eシリーズ』のお披露目を皮切りに、HDRに対応した商品およびコンテンツの広がりについて紹介。お客様の日々の生活を豊かにし、好奇心を刺激する数々の商品、さらにはコンスーマーエレクトロニクスの領域の可能性を広げる取り組みについて説明しました。
記者会見(ストリーミング視聴)※現在はアクセスできません
ソニーは、お客様によりリアルな映像体験をご提供することをめざし、映像・音響機器からコンテンツに至るまで、HDRワールドを推進しています。
4K有機ELテレビ ブラビア『A1Eシリーズ』(新商品)は、フラッグシップモデル『Z9Dシリーズ』にも搭載している4K HDRプロセッサー「X1™ Extreme(エックスワン エクストリーム)」をはじめ、ソニーが培ってきた高画質技術を結集。4K HDRコンテンツの魅力を発揮する「X1 Extreme」が、自発光デバイスである有機ELパネルの特長を最大限に引き出すことで、現実世界により近い深い黒や明るさの表現が可能になりました。また、ディスプレイを振動させることでテレビの画面から音が直接出力される、ソニー独自の「アコースティックサーフェス」を搭載します。通常は画面周辺に配置されるスピーカー部分をそぎ落とすことで、スピーカーレス、またスタンドレスのデザインを実現。画面自体から音が出ることで、映像と音を一体にし、リアリティーあふれる映像体験を楽しめます。また、視野角の広い有機ELパネルと、音像と画像が一体化する「アコースティックサーフェス」を組み合わせることで、リビングのどこからでも理想的な体験が得られます。
4K液晶テレビ ブラビア『X93Eシリーズ』(新商品)は、進化したソニー独自の薄型バックライト技術「Slim Backlight Drive+(スリムバックライトドライブ プラス)」技術を搭載し、コントラストをさらに向上させました。さらに4K HDRプロセッサー「X1 Extreme」が、SDR映像をHDR映像相当にアップコンバートする「HDRリマスター」など、幅広いコンテンツの画質を向上させる数々の技術により、高精細・高コントラスト・広色域な4K HDR相当の映像表現を実現します。薄型のスタイリッシュなデザインにより、壁掛け時には壁から映像だけが浮かび上がっているような視聴体験を楽しめます。
4K HDRを再現できる機器の広がりをお伝えする展示コーナーでは、4K HDRに対応したPlayStation®4(PS4®)用ソフトウェア『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』、『グランツーリスモSPORT』そして『Horizon Zero Dawn』 の映像をブラビアで体感いただけます。
また同コーナーで展示の4K Ultra HD Blu-ray™プレーヤー『UBP-X800』(新商品)では、4K HDR映像を臨場感あふれる高画質でお楽しみいただけます。本機はハイレゾ音源の再生にも対応しており、ディテールやニュアンスまで感じることのできる原音に近い音を再生できます。
さらに音響機器においても、先進技術を搭載し、4K HDRの迫力をよりお楽しみいただける商品群を発表します。
サウンドバー最上位機種『HT-ST5000』(新商品)は、ハイレゾ音源に加え、臨場感をさらに進化させた次世代3Dサラウンドフォーマット「Dolby Atmos®(ドルビーアトモス)」に対応。高密度に指向性を制御するソニー独自の波面制御技術を搭載した「S-Force Proフロントサラウンド」により、エネルギッシュな音の密度と豊かな広がり感を実現します。さらにソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが擁する音の専門家の協力を得て、映画再生に適した音質調整がなされています。マルチチャンネルインテグレートアンプ『STR-DN1080』(新商品)も、ハイレゾ音源と「Dolby Atmos」に加え、「DTS:X™(ディーティーエス エックス)」に対応し、3次元空間で自在に動き回る音をお楽しみいただけます。加えて、ソニーならではの音響空間をお楽しみいただくために、ご家庭での限られた設置条件でも最適な音響空間を作り出す「スピーカーリロケーション」や部屋の隅々まで響き渡る豊かなサラウンドを再現する「ファントムサラウンドバック」などの独自技術を搭載しています。
そのほか、ソニーのWi-Fi対応のオーディオ機器※1やAndroid TV™機能搭載テレビとGoogle Inc.の音声アシスト機器Google Homeとの連携を展示。Google Homeに話しかけるだけで、連携したオーディオ機器で様々な部屋で音楽ストリーミングサービスを簡単に聴くことができるほか、テレビでもYouTube™や音楽サービスをお楽しみいただけます。
さらに参考展示として、より自由に高音質で音楽を楽しんでいただくために開発中の、左右独立型のケーブルフリーデザインと、ネックバンドスタイルの2タイプのノイズキャンセリング対応ワイヤレスヘッドホンの試作機も紹介します。
ソニーはイメージング領域において、光源からレンズ、イメージセンサー、画像処理、IP伝送、ディスプレイまでの一連の技術・ソリューションに取り組んでおり、今回の展示ではコンスーマー商品を中心に紹介しています。
今回のCESで発表した超短焦点レーザー光源プロジェクター『VPL-VZ1000ES』※2(新商品)は、リビングなどでも使いやすい省スペースのデザインで、臨場感あふれる4K HDR映像を大画面で手軽に楽しめます。超短焦点レンズの構造により、スクリーン面からわずか約16センチ※3の距離から投写できるため、人の映り込みを気にすることなくお使いいただけます。
最新のイメージング商品として、約11コマ/秒の高速連写、光学式5軸手ブレ補正機能やタッチパネル搭載のAPS-Cセンサー搭載ミラーレス一眼カメラの最上位機種『α6500』、約24コマ/秒の高速連写やスーパースローモーション記録を実現するプレミアムコンパクト『RX100 V』など、スピード性能を強化した商品を展示します。また、スポーツ中継など4K映像制作のフィールドで活用されている放送機器システムにおいては、4K・8倍速スーパースロー映像を実現するライブカメラシステム『HDC-4800』や、55型 業務用4K有機ELモニター『PVM-X550』などの商品を通して、ソニーならではの新しい映像体験を提案します。
業務用大型ディスプレイの分野では、微細なLED素子を光源とする独自開発の高画質ディスプレイ技術「CLEDIS™(クレディス)」を用いたディスプレイユニットで構築するスケーラブルな新方式ディスプレイシステムを、横9.7×縦2.7メートルの大画面で展示します。豊かな色調や滑らかな動画像の再現など、既存のディスプレイでは表現しきれない映像を届けます。
PS4®の魅力を高め、ゲーム体験をより豊かにするバーチャルリアリティ(VR)システムPlayStation®VR(プレイステーション ヴィーアール)によるリアルドライビングシミュレーター『グランツーリスモSPORT』のVR体験と、ガン型コントローラー「PlayStation®VR Aim Controller」で敵を倒すVRシューティング『Farpoint』(仮)が楽しめます。
空間そのものを生かして新たな体験を創出することをコンセプトとした「Life Space UX(ライフスペースユーエックス)」においては、本、映画、音楽等のコンテンツとの新たな出会いを提案するコンセプトモデル「新4Kプロジェクター -It's all here-」を初めて展示します。壁際に置くだけで大画面を居住空間に作り出し、従来のプロジェクターのようにコンテンツを視聴できるだけでなく、-It's all here(すべてがここにある)-のコンセプトの元、たとえば、壁に映し出された膨大な量の本の表紙の中から、興味をひく作品を見つけ出し、ページをめくって読んでみるなど、コンテンツとの新しい出会いを体験できます。既に発売している「4K超短焦点プロジェクター」、「LED電球スピーカー」、「ポータブル超短焦点プロジェクター」、「グラスサウンドスピーカー」も展示し、「Life Space UX」を通じての新たな居住空間での価値・体験を提案します。
さらにソニーブースでは、コンスーマーエレクトロニクスの領域の可能性を広げる新たな取り組みも展示します。技術・研究開発を起点に新たなコンセプトを核として未来のライフスタイルをユーザーと共創していくFuture Lab Program™から参考出品するコンセプトプロトタイプNとTや、新規事業創出プログラム(Seed Acceleration Program)から生まれた社内スタートアッププロジェクトの各種製品。加えて新しいコミュニケーションの形を提案するXperia™スマートプロダクトや、ソニーグループの関連会社であるエアロセンス株式会社による、自律飛行ドローン及び、測量や点検現場などでのクラウドを使用したデータ解析サービスもご紹介します。