報道資料
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2018年1月9日
テレビなどの新商品に加え、AI×ロボティクスや車載向けイメージセンサーなど将来に向けての取り組みを紹介
ソニーは、米国ネバダ州ラスベガスにて現地時間1月9日(火)より開催される「CES 2018」に出展します。
最新の4K有機ELテレビ、スポーツシーンでも高音質な音楽を楽しめるワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット等の新商品群をお披露目するほか、高度な完全自動運転社会の実現への貢献を目指す車載向けイメージセンサーや、日本国外では初めての展示となる“aibo”(アイボ)を含む人工知能(AI)×ロボティクスの領域における取り組みなども紹介しています。
現地時間1月8日(月)に行った記者会見では、ソニー株式会社 社長 兼 CEOの平井一夫が登壇し、「ソニーの原動力は“好奇心”です。私たちは常識にとらわれずに想像を形にし、これまで実現できなかったことにも挑戦しています。」と述べました。
記者会見は、下記のリンクからストリーミング視聴いただけます。
4K有機ELテレビ ブラビア®『A8Fシリーズ』は、昨年発売し好評を博した『A1シリーズ』に採用した4K高画質プロセッサー「X1™Extreme(エックスワン エクストリーム)」と、画面自体を振動させて音を出力する独自の音響システム「アコースティック サーフェス」を搭載。薄くて目立たず奥行きの短いスタンドを用いることで、場所を選ばず設置しやすい4K有機ELブラビアのラインアップを追加し、ソニーならではの、映像と音が一体となる臨場感をお届けします。
4K液晶テレビ ブラビア『X90Fシリーズ』は、同様に「X1 Extreme」を搭載。新技術「X-Motion Clarity(エックスモーション クラリティー)」により、動画応答性能が大幅に改善。85インチ※1までの大型サイズも展開し、大画面で視聴する映画や、スポーツの動きの速いアクションシーンでも、スムーズでクリアな映像を高画質で楽しめます。
また、次世代の高画質プロセッサー「X1 Ultimate(エックスワン アルティメイト)」を参考展示します。同プロセッサーは、X1 Extremeに対し約2倍のリアルタイム画像処理能力を実現。液晶と有機ELそれぞれのディスプレイパネルの特長を引き出し、ブラビアとして最高レベルの画質の実現を目指します。会場では、「X1 Ultimate」を搭載した8Kディスプレイも参考展示します。8Kディスプレイのデモ機において、独自のバックライト技術を組み合わせることで実現する、8K HDRコンテンツのリアルタイム処理と、HDRフォーマットの最高値 10,000nitsの超高ピーク輝度を表現します。
ブラビアに合わせて美しく設置できるスリムなサウンドバー『HT-Z9F』と『HT-X9000F』は、最新の音声フォーマット「Dolby Atmos®(ドルビーアトモス)」と「DTS:X™」に対応。両機種ともにソニーの独自技術により、フロントスピーカーだけで3次元の立体音響を実現する「Vertical Surround Engine(バーティカル サラウンド エンジン)」を搭載しました。特に『HT-Z9F』は、3.1chのサウンドバーとして世界で初めて※2ドルビーアトモスに対応。Dolby Vision™(ドルビービジョン)対応※3の『A8Fシリーズ』や『X90Fシリーズ』、 4KUltra HD Blu-ray™ プレーヤー『UBP-X700』との組み合わせにより、4K HDRの高画質と最新の音声フォーマットによる全方位からの音に包まれる臨場感をお楽しみいただけます。
さらに、スポーツシーンでも高音質で音楽に浸れるワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット『WF-SP700N』は、左右独立型では世界で初めて※4ノイズキャンセリング性能と防滴性能(IPX4)※5を両立しました。汗や雨を気にすることなく、静寂の中で音楽のビートを感じながら運動に集中できます。アンビエントサウンド(外音取り込み)モードにも対応したため、音楽を楽しみつつ、周りの音を取り込みながらスポーツをすることも可能です。併せて、スポーツシーン向けのネックバンド形状のワイヤレスヘッドホンとして、ノイズキャンセリング機能対応の『WI-SP600N』 なども発表しました。
さらに、音声アシスタント対応機器の拡充を発表しました。昨年発売し好評のワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン1000Xシリーズや、今回発表したヘッドホン『WF-SP700N』、『WI-SP600N』などのGoogle アシスタント対応を予定しています<small>※6</small>。対応機器の拡充により、屋内外問わず音声アシスタントを使えるスマートな日常生活を実現します。
そのほか、会場ではソニーのAV機器群を用いて、リビングやキッチンをイメージした部屋での音声アシスタントのデモンストレーションを行います。Googleアシスタントを搭載したブラビア※7や昨年発売したスマートスピーカー『LF-S50G』は、音楽や動画コンテンツの再生に加え、さまざまなIoT機器やサービスと便利につながり、家電のコントロールやニュースなどの情報取得、ネットショッピングなどを可能にします。また、ブラビアはAmazon Echo※8 や Google Home、『LF-S50G』からの音声によるコントロールにも対応しています。
ソニーモバイルは、ミッドレンジのスマートフォンの新製品として、約5.2インチのフルHDディスプレイと3300mAhのバッテリーを搭載する『Xperia XA2(エクスペリア エックスエーツー)』と約6.0インチのフルHDディスプレイと3580mAhのバッテリーを搭載する『Xperia XA2 Ultra(エクスペリア エックスエーツー ウルトラ)』の2機種を展示します。両機種は今月末以降、世界の各市場※9で発売します。
両機種は、4K動画撮影や最高ISO感度12800(静止画)を実現する高画質なメインカメラ(約2300万画素)と、フロントカメラには約120度の超広角セルフィーカメラ(約800万画素)を搭載。さらに『Xperia XA2 Ultra』のフロントカメラには、超広角セルフィーカメラに加え、光学式手ブレ補正を備えた高精細カメラ(約1600万画素)を搭載し、切り替えて撮影できるデュアルセルフィーカメラを採用しています。
両機種は、Qualcomm® Snapdragon™ 630 Mobile Platformや背面に備えた指紋認証センサーの採用により、快適な操作が可能。また、画面左右のベゼルを狭めたボーダーレスデザインを採用し、上下左右に施したアルマイト処理の金属素材により高級感溢れるメタリックな質感を実現しました。
空間を変えることで暮らしに新しい体験をつくりだすコンセプト「Life Space UX(ライフスペースユーエックス)」においては、新しい4K超短焦点プロジェクター 『LSPX-A1』を米国で2018年春に発売します。人工大理石の天面や木目調の棚などを使う事で家具のように居住空間になじむ佇まいを実現しながらも、壁面に置くだけで最大120インチの4K HDR大画面を壁に投射する映像技術と、「アドバンスドバーティカルドライブテクノロジー」※10対応のツイーターによって空間全体に音を広げる音響技術を搭載。例えば壁に映し出される森の映像と空間に広がる小川のせせらぎの音により「空間全体の雰囲気を変える」ような新しい体験ができます。サブウーファーも搭載し、迫力ある音で映画を楽しむ事もできます。
また、AI技術を使ったコンテンツの解析およびマッピングによって、音楽、映画、本などの膨大な量のコンテンツを表示し、その中から興味をひく作品を見つけ出せる「It's all here-すべてがここにある-」のコンセプトも参考展示しています。
RXシリーズの高画質を防水、堅牢※11な小型ボディに凝縮し、あらゆる場面での撮影を可能にする『RX0』(既発売)の映像表現をさらに広げる、新商品のカメラコントロールボックス『CCB-WD1』を展示します。また、『CCB-WD1』を用いた信頼性の高い有線接続※12や、アクセスポイントを介した設置自由度の高い無線接続※13による、『RX0』の多視点撮影※14のデモンストレーションを行います。さらに、1月4日(米国、サンディエゴ)に発表した小型軽量ながら高倍率・高画質なAPS-C対応ズームレンズ『E 18-135mm F3.5-5.6 OSS』と、現行機種『α6300』の新色シルバーモデルも展示します。その他、α™やサイバーショット®、ハンディカム®、アクションカムに加えて、XDCAM™メモリーカムコーダー『FS7 II』をはじめとした映画やCMなどの映像制作現場で活躍する最新のデジタルカメラ商品群を展示します。
PS4®の魅力を高め、ゲーム体験をより豊かにするバーチャルリアリティ(VR)システムPlayStation®VR(プレイステーション ヴィーアール)による少年と大鷲“トリコ”の絆を描いたアクションアドベンチャー『人喰いの大鷲トリコ』のVRデモなどが楽しめます。
ソニーの高性能なイメージセンサーが「車の眼」となり、高度な完全自動運転社会の実現に貢献する可能性が体験できるデモンストレーションを行います。日常の様々なドライブシーンにおいて、自動車の周囲360°を状況認知する技術が求められる中、ソニーの高度なイメージセンサー技術が、人間の眼よりも早く、確実かつ正確に状況を捉えることに貢献していきます。ソニーブースでは人間の眼を超えるセンサーにより将来的に目指す自動運転のビジョンを紹介します。
ソニーは2016年6月の経営方針説明会において、映像・音響技術、センサー、メカトロニクスなどの技術を、AI、ロボティクス、通信などと組み合わせ、エレクトロニクスの場を広げる新たな提案を行っていくことを表明しました。その後、ソニーは「AI×ロボティクス」の領域において複数のプロジェクトを着実に進捗させています。CESではその進捗の一部として、自律型エンタテインメントロボット“aibo”(アイボ)を日本国外では初めて展示します。