報道資料
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2020年1月21日
ソニーは、1月26日(日)から29日(水)にドイツ・ミュンヘンにて開催される、世界最大級のスポーツ・アウトドア用品展示会「ISPO Munich 2020」 に初出展します。
ソニーは2019年10月に、米の籾殻を原料とする天然素材「トリポーラス」を繊維・アパレル業界に展開した製品に「Triporous FIBER™」の商標ライセンスを開始し、様々な企業と共同で研究開発、製品開発を進めています。この度、この「Triporous FIBER」の製品群を「ISPO Munich 2020」に展示し、既に事業を開始している日本に加えて、海外の繊維・アパレル業界への展開を開始します。
トリポーラスは、余剰バイオマスである米の籾殻を原料とした、独特の微細構造を有する多孔質炭素材料です。活性炭で確認されるマイクロ孔(2nm以下)に加え、マイクロ孔よりも大きなメソ孔(2〜50nm)とマクロ孔(50nm以上)が多数、複合して存在しており、このため、従来技術では吸着しにくかった分子量の大きな物質を容易に吸着できる特性を有することに加え、低分子化合物に対しての高速吸着が可能であり、水や空気の浄化をはじめとする様々な応用が可能な素材です。
ソニーは新素材トリポーラスを通じて、社会課題の解決に取り組み、国連で採択されたSDGsに貢献します。ISPO Munich 2020においてもトリポーラスのSDGsへの取り組みについて紹介します。
ソニーは、トリポーラスの自社製品への活用や、工場等自社内での活用を検討される企業、トリポーラス事業で協業を検討される企業、基礎・応用開発をして頂ける研究機関などを募集しています。