報道資料
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2021年2月8日
ソニー株式会社(以下、ソニー)とエムスリー株式会社(以下、エムスリー)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けている入院患者のストレス軽減や癒しを目的として、自律型エンタテインメントロボット“aibo"(アイボ)100台を全国の医療機関を対象に「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」を活用して 無償提供します。※1
aibo を希望する医療機関の募集は2021年2月8日より開始します。
昨今、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響はますます拡大し、医療機関では入院患者の面会制限や、小児患者においては院内学級の中止やプレイルームの利用制限などにより、メンタル面への影響が懸念されています。一方で、衛生面等の観点からセラピードッグなどの動物の導入も容易ではない状況にあります。ソニーはこれらの課題に直面する医療機関へaiboを導入することで、入院患者のストレス軽減や癒し効果に寄与することを目指しています。
本取り組みは、ソニーが設立した「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」をきっかけとして、ソニーとエムスリーの患者の「願い」をかなえ、前向きに生きていく力・治療に向かう勇気を引き出すプロジェクト「CaNoW※2」の協業により実現に至りました。今回の取り組みは、本基金を活用してソニーとエムスリーの連携により医療機関の募集からaiboの提供およびフォローアップまで行います。
aiboを提供する医療機関には、aiboの活用に関する調査を定期的に実施します。そして、この調査から得られたフィードバックをもとに、今後こうした心理社会的な支援を必要とする医療現場において、入院患者の孤独と不安に寄り添う癒しの効果が広げられるよう改善活動を継続していく予定です。
また、米国においてもCOVID-19により、家族や訪問者との面会を制限された介護施設入居者の孤独と不安が課題となっていることから、ソニーは「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」を活用して介護施設を対象としたaiboの寄贈などの支援策を今後実施する予定です。
ソニーとエムスリーは、今後も協力して先端技術を活用することによる医療現場での課題解決や価値創出を目指していきます。