SONY

報道資料
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
検索日と情報が異なる可能性がございますので、 あらかじめご了承ください。

2021年4月13日

ソニーグループ Corporate Distinguished Engineerの野本 和正が
世界最大のディスプレイ学会The Society for Information Display (SID)より
「2021 SID Fellow Awards」を受賞

世界初有機TFT※1駆動ローラブル有機ELディスプレイやフレキシブル電子ペーパー※2の実現などディスプレイ分野の発展に貢献

この度、ソニーグループ株式会社R&Dセンター所属で、ソニーグループ全体の技術戦略の策定に貢献するCorporate Distinguished Engineerの一人である野本和正が世界最大の電子ディスプレイ学会The Society for Information Display (SID)より、「2021 SID Fellow Awards」を受賞しました。SIDはディスプレイ業界で最も権威ある学会であり、SID Fellowの称号は、業界の技術革新や発展に貢献した者に授与されます。
今回の称号は、世界初の有機TFT※1駆動によるフォルダブル/ローラブル有機ELディスプレイ※3の実現をはじめ、フレキシブル電子ペーパー※2や有機ELマイクロディスプレイ※4、マイクロLEDディスプレイ※5の発展等、ディスプレイ分野の有機エレクトロニクスへの様々な貢献が評価され、授与されたものです。

  • ※1有機薄膜トランジスタ (有機Thin Film Transistor=有機TFT)。半導体層の材料に有機物(炭素骨格の化合物)を用いた薄膜状のトランジスタ。
  • ※2樹脂基板上に形成した薄膜トランジスタ駆動による電子ペーパー。
  • ※3折り曲げたり,巻き取ることが可能な有機ELディスプレイ。近年ではスマートフォンや大型テレビ等への応用が進んでいます。
  • ※4相補型金属酸化膜半導体(CMOS)により駆動する小型サイズの有機ELディスプレイ。デジタル一眼カメラの電子ビューファインダーやAR/VR用途等への応用が進んでいます。
  • ※5化合物半導体からなる微小LEDチップを配列させて形成したディスプレイ。

受賞者

ソニーグループ株式会社 Corporate Distinguished Engineer 野本 和正

ソニーグループ株式会社 Corporate Distinguished Engineer 野本 和正のコメント

SID Fellowに選出されたことは大変光栄であると共に、身の引き締まる思いです。これまで共に研究開発を進めてきたメンバーと、私の活動を支えてくださった社内外の多くの方々に心から感謝いたします。ディスプレイ技術は、今後も感動体験を創出する「人に近づく」技術として重要な役割を担うと考えています。引き続き、当分野における研究開発を通じて、人々の生活や社会に貢献してまいりたいと考えております。

SID Fellowについて

SID Fellowは、科学者または技術者として優れた資質と経験を持ち、ディスプレイ分野の発展に重要な貢献を認められたSID会員に対して、名誉・表彰委員会の推薦に基づき、理事会により授与される称号です。

ソニーグループにおける「Corporate Distinguished Engineer制度」について

「Corporate Distinguished Engineer制度」は、重要な技術領域において高度な専門性と技術的見識を有するとともに、変化の兆しを捉え、ソニーの持続的成長のために技術戦略の策定および推進、また人材の成長支援を行う技術者を「Corporate Distinguished Engineer」としてソニーグループ全社から選任する制度です。

このページのトップへ