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報道資料
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2022年3月28日

トリポーラス™を使用した提案が
国際宇宙ステーション(ISS)への搭載を目指す生活用品アイデアとして選定

ソニーグループ株式会社(以下、ソニー)およびスタイレム瀧定大阪株式会社(以下、スタイレム)は、JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)の「第2回宇宙生活/地上生活に共通する課題を解決する生活用品アイデア募集」に共同提案を行い、ソニーが開発した籾殻由来の多孔質カーボン素材トリポーラスを使用した提案「Triporous:Space QOL Series」が国際宇宙ステーション(ISS)への搭載を目指す生活用品アイデアの一つとして選定されました。今後、ソニーとスタイレムは、アイデアのブラッシュアップ、宇宙飛行士によるプロトタイプ確認等を経ながらトリポーラスを繊維に応用した衣類や生活用品等を開発し、安全性等の制約条件をクリアして、2023年以降のISSへの搭載を目指します。

Triporous

Triporous:Space QOL Series

トリポーラスを繊維に応用し、その特長である消臭・抗菌効果を持つリラクシングウェア、インナーウェア、タオル、ポーチを開発中です。洗濯や入浴などが長期間不可能など、制約のある宇宙空間での生活におけるQOL(Quality of Life)の向上に寄与することが期待されます。

<応募の経緯>

ソニーグループはこれまでトリポーラスのライセンスを繊維・アパレル、スキンケアなど様々な商品へ展開することで、人々のQOLの向上に取り組んできました。この度、宇宙旅行者向けの生活用品の提供が持続的なビジネスになるような将来を目指し、宇宙と地上双方の生活課題の解決に役立てられる製品・サービス創出を促進したいというJAXAの取組みに共感し、トリポーラスのライセンスを受けているスタイレムと共同で本プログラムに応募しました。

<トリポーラスとは>

トリポーラスは、世界中で年間約1 億トン以上排出されている米の籾殻から生まれた多孔質カーボン素材です。特許を取得した独特の微細構造により、水や空気の浄化など幅広い応用が期待されています。また、原料に余剰バイオマスを活用することで、環境に配慮した循環型社会の実現および、焼却廃棄により発生する大気汚染物質や温室効果ガスの低減に貢献します。

<関連情報>

  • トリポーラスはソニーグループ株式会社の商標です。
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