報道資料
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2022年6月22日
人物のパフォーマンスを3Dで高品位に再現する撮影・制作ソリューションを提供
ソニーは、ボリュメトリックキャプチャ技術で映像コンテンツ制作が可能なボリュメトリックキャプチャスタジオを「清澄白河BASE」内に開設し、7月に稼働開始します。「清澄白河BASE」は、ソニーPCLのクリエイティブ拠点で、バーチャルプロダクションによる撮影・制作ソリューションの提供をはじめ、新しい映像表現手法および制作ワークフローの開発を進めています。
ボリュメトリックキャプチャ技術は、スタジオを取り囲む100台以上のカメラで撮影した実在の人物や物体を、3次元のデジタルデータに変換し、任意の方向から見た3D映像として高画質に再現できる技術です。この技術によって実在するアーティストのパフォーマンスを高精細に取り込み、高画質なCGと融合させることで、全く新しいエンタテインメント体験を作ることができます。VRや仮想空間でのライブ配信など、いわゆるメタバースに向けたコンテンツ制作需要の高まりを受け、近年注目を集めている映像制作技術です。
ソニーでは、グループ各社の強みを生かす新規事業探索活動(コーポレートプロジェクト)を進めています。2020年には、ソニーグループ本社ビル内に複数人の撮影が可能なボリュメトリックキャプチャ専用のスタジオを設置し、グループ横断で関連技術の研究開発に取り組んできました。今回のスタジオ開設を機に、ソニーがこれまで培ったボリュメトリックキャプチャ技術による撮影・制作ソリューションの事業化に向けた検証(PoB: Proof of Business)を行ないます。ソニーは、今後も映像表現の自由度を高めるバーチャルプロダクションやボリュメトリックキャプチャ技術などの新しい表現手法や、それらを組み合わせたソリューションの開発・提供を通じて、クリエイターの思いを形にし、感動を届けることをサポートしていきます。