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報道資料
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2022年9月15日

ソニー、SBTiからネットゼロ目標の認定を取得

耐久消費財・家庭用品・パーソナルケア製品セクターの大手企業で世界初

SCIENCE BASED TARGETS

ソニーグループ株式会社(以下、ソニー)は、「Science Based Targets initiative (SBTi)※1」によるネットゼロ目標の認定を取得しました。2022年5月に発表したソニーの2040年のバリューチェーン全体でのネットゼロ目標を対象としたもので、耐久消費財・家庭用品・パーソナルケア製品セクターの大手企業において、SBTiのネットゼロ目標の認定は世界で初めて※2となります。

ソニーは、2010年にグループ全体で地球環境に及ぼす負荷を2050年までにゼロとすることを目指す長期環境計画「Road to Zero」を掲げ、以来、気候変動、資源、化学物質、生物多様性の4つの視点からの取り組みを行ってきました。このうち、気候変動目標については、世界的に気候変動リスクが顕在化・深刻化し、脱炭素化社会への移行に向けた対応が一層重要となる中、今年5月に、達成年を前倒しすることを発表しました。具体的には、スコープ1から3までを含むバリューチェーン全体でのネットゼロ目標を2050年から2040年へ前倒し、また、スコープ1、2の排出は2030年までにネットゼロとするというものです。更に、5月に発表した前倒し計画には、ソニーの事業所で使用する電力を、2030年までに100%再生可能エネルギー由来の電力とするという点も含まれています。

今回のSBTi認定取得は、ソニーのネットゼロ目標がSBTiの定める基準を満たし、科学的根拠に基づいたものであることを確認するものと認識しています。例えば、SBTiが認定するネットゼロ目標では、バリューチェーン全体(スコープ1、2、3)で、世界の気温上昇を1.5℃に抑える排出経路に準拠したスピードで排出量を基準年比で90%削減し、最終的に残る10%以内の排出量を炭素除去によりゼロとする必要があります。
ソニーは、「Road to Zero」へのコミットメントを通じて地球環境への「責任」を果たしていくと同時に、自社の技術や事業、またパートナーとの共創により、地球環境への「貢献」にも積極的に取り組んでいきます。

ソニーグループ株式会社 執行役 専務 神戸司郎のコメント

「ソニーは『クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす』というPurposeのもと、「人」を軸に多様な事業を展開しています。人々が感動でつながるためには、健全な地球環境、社会のサステナビリティが不可欠という認識のもと、さまざまな取り組みを長期視点で継続しています。今回のSBTiのネットゼロ目標認定は、気候変動領域におけるソニーの意欲的な目標設定が科学的な根拠に基づいたものと評価いただいたものと認識しており、我々の取り組みを後押しするものです。ソニーは、持続可能なより良い社会と地球環境の実現に寄与する活動を引き続き推進していきます。」

Science Based Targets initiative CEO ルイス・アマラルのコメント

「地球規模でネットゼロを達成するためには、迅速かつ大幅な排出削減が必要とされています。このたび我々は、ソニーを科学に基づいてバリューチェーン全体で排出量削減に取り組む企業として認定しました。ソニーは、温暖化を1.5度に抑えるために、企業としての役割を果たしています。」

  • ※1気候変動による世界の平均気温の上昇を、産業革命前と比べ1.5度に抑えるという目標に向けて、科学的知見と整合した削減目標を企業が設定することを推進する国際イニシアチブ。
  • ※2ソニーは、2022年8月24日にSBTiからネットゼロ目標の認定を受けました。この時点で、SBTiネットゼロ認定を取得している大手企業は、グローバルで51社存在しますが、ソニーが分類されている「耐久消費財・家庭用品・パーソナルケア製品セクター」においては、同日時点で、ソニーが世界初となります。
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