報道資料
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
検索日と情報が異なる可能性がございますので、 あらかじめご了承ください。
2024年1月9日
クリエイターの創造力を支え、その発想を実現するテクノロジーや多様な取り組みを紹介
ソニーグループ(以下、ソニー)は、米国ネバダ州ラスベガスにて現地時間1月9日(火)より開催される「CES®2024」に、「Powering Creativity with Technology」をテーマとして出展します。
一般公開に先立ち、現地時間1月8日(月)に行ったプレスカファレンスには、ソニーグループ株式会社 会長 CEOの吉田憲一郎が登壇しました。吉田は最初に、ソニーはクリエイティブエンタテインメントカンパニーとして、常に、その取り組みの中心に「人」を据え、クリエイターの創造力をサポートすることにコミットしてきたと述べました。また、多様な登壇者と共に、音楽や映画・テレビ番組制作などの事業におけるクリエイターを支援する取り組み、映像制作や空間コンテンツ制作のための新たなソリューション、アニメ・スポーツ・ゲームなどのコミュニティにおけるファンエンゲージメント、モビリティ空間を進化させるエンタテインメントや安心・安全の取り組み、そしてこれらを支えるテクノロジーを紹介しました。最後に、今後もソニーは、テクノロジーによってクリエイティビティに力を与え、クリエイターの発想を実現していくと締めくくりました。
クリエイション技術からファンエンゲージメント、感動空間の拡張までクリエイターの創造力を支え、世界を新たな感動で満たす、魅力的な表現やエンタテインメントを生み出すための革新的なテクノロジーや取り組みを紹介します。
ブースでは、昨年使用した素材の再利用や大きな構造体を減らすデザインなど、環境負荷低減につながる取り組みも行っています。また、展示パネルには、ソニーが開発した紙素材「オリジナルブレンドマテリアル」※を使用しています。
ソニーは、世界で最もオープンで先進的なリアルタイム3D製作ツール「Unreal Engine」を提供するEpic Gamesと協業し、独自の最新技術を搭載した次世代ビジュアライゼーション施設『Torchlight』を公開します。Torchlightは、ソニーのデジタルシネマカメラ『VENICE』を使った撮影手法を「Unreal Engine」上でシミュレーションできる『Virtual Production Tool Set』を活用し、映画製作者が撮影前にリファレンスとなる映像の制作を可能にします。モバイルモーションキャプチャー『mocopi™』など、さまざまな技術を組み合わせたTorchlightは、クリエイターがリアルタイムで創造性を発揮できるワークフローをサポートします。
ソニーは、クリエイターの創作を支援するため、新しいコンテンツ制作手法「バーチャルプロダクション」の普及をテクノロジー開発から制作ソリューションの提供まで推進しています。コンテンツ制作では、イメージング、センシング、ディスプレイ技術などをいち早く複合的に組み合わせるとともに、ゲームエンジンによるリアルタイムレンダリングも活用。Pixomondo、ソニーPCL、SPEが、プリプロダクションからバーチャルプロダクションでの本撮影、ポストプロダクションまでの一貫した制作ワークフローとインフラをグローバルに提供します。
PlayStation®5(PS5®)の最新ハードウェアラインアップとして、革新的な各種商品を展示します。小型化を実現したPS5の最新モデルに加えて、PS5のゲームを手元で楽しめるPlayStation Portal™リモートプレーヤー、PULSE Explore™ワイヤレスイヤホン、Access™コントローラー、また今後発売予定のPULSE Elite™ワイヤレスヘッドセット、さらにメタリックカラーがスタイリッシュな新色のPS5用カバーやDualSense®ワイヤレスコントローラーも紹介します。ブースでは、没入感の高いレーシング筐体においてPS5およびPlayStation®VR2 (PS VR2)で『グランツーリスモ7』が体験できるほか、Naughty Dogが開発を手掛け、2024年1月19日発売予定の『The Last of Us Part II Remastered』に搭載されるNO RETURNモードもプレイ可能です。
ソニーは、スポーツの領域でファンエンゲージメントの取り組みを進めています。新たなサービスの提供に向けたマンチェスター・シティ・フットボール・クラブとのオンラインファンコミュニティの実証実験は、すでに開始している限定公開のテストがファンからも好評で、2024年中にはβ版を一般公開する予定です。ブースではバーチャル・エティハド・スタジアムでの新しいコンテンツ視聴や、チーム・選手への熱い思いを表現する体験などができます。
また、Hawk-Eye Innovationsのトラッキング技術やBeyond Sportsのビジュアライゼーション技術、およびPulseliveのファンエンゲージメントに関する知見を組み合わせながら、世界中の主要なスポーツリーグや大会・チームと連携して取り組んでいる、若年層を含む多様なオーディエンスに向けた新しい体験も紹介します。
ソニー・ミュージックは、ゲームエンジンやバーチャルプロダクションの技術をクリエイションに活用することで、アーティストがゲームのプラットフォームなどのエンタテインメントの場で、ファンとのエンゲージメントを拡大する新たな機会の提供を目指しています。ブースでは、次世代の3つの没入型音楽体験を試すことができます。
Columbia RecordsのアーティストInikoの曲「Jericho」のミュージックビデオと、それを基にFortnite上につくられた島「Journey Through Jericho」が、どのようにソニーのバーチャルプロダクションとEpic GamesのFortnite向けUnreal Editor(UEFN)を使って生み出されたかを紹介します。
また、UEFNを使って作られたFortnite上の新しい音楽中心の島Nitewaveも体験できます。
さらに、アリスタ・レコードのアーティストであるPaul Russellを含むソニー・ミュージックのアーティストの音楽をフィーチャーした、音楽関連のゲームやバーチャルグッズ収集など中心としたRobloxの新しい音楽ゲーム「AVNU: Where Music Meets」をプレイできます。
最新のクロスプラットフォーム、マルチプレイヤーVRゲーム『Ghostbusters: Rise of the Ghost Lord』の展示では、PS5向け最新世代のバーチャルリアリティシステムであるPS VR2の視覚トラッキングやヘッドセットのフィードバック、PS VR2 Senseコントローラーのアダプティブトリガー等を体験できます。Sony Pictures Virtual Realityは、VRゲームの制作および販売を通じて、家庭内やロケーションベースエンタテインメントを含むさまざまな場所で没入型エンタテインメントを提供し、SPEのIPの活用を拡大します。
クリエイターに新たな表現の場を提供し、コンテンツIPの価値を広げるため、センシングやインタラクティブ技術を活用した没入体験のPoC(Proof of Concept:概念実証)をグループ連携により推進しています。ブースでは、独自の触覚提示技術(ハプティクス)、広範囲で多人数のセンシングが可能なマーカレスモーションキャプチャー、モバイルモーションキャプチャー『mocopi™』を活用した「ゴーストバスターズ」のイマーシブな世界が体験できます。
さらにSPEは、世界各地でロケーションベースエンタテインメントに注力しており、タイの"Columbia Pictures Aquaverse"は、CNNワールド・ベスト・ニュー・テーマパークに選ばれています。ブースでは、今年1月に米国シカゴ近郊にオープンする、SPE初の自社運営によるイマーシブ(没入型)エンタテインメント施設"Wonderverse"などを含む取り組みを映像で紹介します。
「Safety Cocoon」は日常のさまざまなドライブシーンにおいて自動車の周囲360度を検知し、早期に危険回避行動を支援することで車の安全性を高めるセーフティ領域のコンセプトです。ブースでは、本コンセプトを支えるソニーの多様なセンシング技術が体感できます。ソニーは、肉眼を超える解像度や感度を追求したセンシング技術により、モビリティの「眼」として車の安全性を高め、新たな移動体験の実現に貢献します。