報道資料
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2024年5月29日
ソニーグループとして同法人の基金に30億円を拠出
ソニーグループ株式会社(以下、ソニー)は、多様なパートナーと協同して社会課題の解決に寄与する事業の創出をめざす、非営利型の一般社団法人「Arc & Beyond(アークアンドビヨンド)」を2024年4月に立ち上げました。当法人は、運用益を事業活動の費用に充当するスキームの下、「Arc & Beyond基金」を設立し、今回新たにパートナーの募集を開始しました。併せて、ソニーとして同基金に30億円を拠出しました。
社会にはさまざまな障壁により、創造性の発揮や感動的な体験の享受が困難な環境にいる人々がいます。Arc & Beyondは、こうした社会課題の解決につながる活動を、多様なパートナーとの協同の下で事業として創出・促進することを目的に、ソニーが立ち上げた社団法人です。当法人は、さまざまなバックグラウンドと知見を持つ企業や人々がイノベーションを共創していくプラットフォームをつくることで、社会的インパクトを生み出し、誰もが感動を享受できる社会の実現に貢献することを目指します。
Arc & Beyondは、教育や体験を得る機会の格差をはじめ、創造性の発揮や感動の享受を妨げている社会課題の解決をめざす事業を手がけます。テクノロジーやデザインを活用した教育プログラムや、あらゆる人が楽しめるスポーツ体験プログラムの開発・実施などを予定しているほか、社会課題の解決に貢献する新たな事業創出や共創プロジェクトにも取り組みます。この構想に賛同する共創パートナーと一緒に社会課題解決事業を創出、運営します。
共創パートナーには、「Arc & Beyond基金」へ拠出いただく「ファンドパートナー」と、社会課題解決事業を支援いただく「ソリューションパートナー」があり、いずれも様々な企業・団体や個人などの参画を募集しています。なお、ファンドパートナーからお預かりする資金は当法人が委託する投資会社が運用し、その運用益が社会課題解決事業の創出・運営に活用されます。今後、事業の運営・拡充については、パートナーの皆さまと一緒に検討しながら推進していきます。
社会課題の複雑化・多様化が進む現代では、事業を通じて社会に創出されたインパクトやその取り組みを客観的に評価し、持続可能な資金の流れをつくることが必要です。これからは、同じ課題意識をもつ多くのステークホルダーが目線を合わせて寄り添い、コレクティブに社会課題解決型の事業を共創することが重要だと考えます。この想いを、人と人をゆるやかにつなぐ"Arc"、立場や制約を超えていく"Beyond"をかけ合わせた当法人の名前に込めました。Arc & Beyondは、社会課題を解決する「事業づくり」、事業を継続するための「仕組みづくり」、さまざまな人が助け合う「場づくり」に、事業やテクノロジーを活かしながらユニークな方法で取り組みます。多様な方々とともに、未来に希望を抱くことができるような社会の実現をめざしていきます。
ソニーはあらたなアプローチで社会課題の解決に貢献することを目指して当法人を発起し、「Arc & Beyond基金」へ30億円を拠出しました。人と人、企業と企業が結びつくと、より大きな力が生まれます。Arc & Beyondの構想に同じ志を持つ多くのパートナーが参画することで、社会課題の解決につながるイノベーションを加速し、誰もが感動を享受できる社会の実現につながることを期待しています。