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報道資料
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2024年7月12日

先端技術の研究開発を促進するオープンイノベーションプログラム
「Sony Research Award Program」の公募開始

AIやコンテンツ制作関連のテーマを拡充し、多様な研究提案を募集

ソニーグループ株式会社(以下、ソニー)は、オープンイノベーションを通じ革新的な先端技術の研究開発を促進する「Sony Research Award Program(ソニー・リサーチアワードプログラム)」において、2024年度の研究提案の公募を7月15日より開始します。今年はAIやコンテンツ制作に関するテーマを拡充します。

SONY RESEARCH AWARD PROGRAM

本プログラムは北米・欧州※1・インドの、大学や政府系研究機関、非営利組織の研究機関を対象に、将来の技術革新につながる研究提案を募集するものです。プログラムは、Faculty Innovation Award(ファカルティ・イノベーション・アワード)とFocused Research Award(フォーカスト・リサーチ・アワード)の2つの賞で構成されます。最先端の研究に取り組む新たな機会を創出し、画期的な技術の導入を図るため、各受賞者には、ソニーグループの多様な研究開発組織との協業を前提に研究資金が提供されます。

  • Faculty Innovation Awardでは、ソニーの主要な研究領域に関連する研究提案を募集・採択し、1年間※2で最大10万ドルを提供します。情報技術、デバイス・材料、ライフサイエンスの3分野において、AIを含む多様なテーマを設けています。
  • Focused Research Awardでは、ソニーが現在関心を持つテーマに焦点を絞って研究提案を募集・採択し、1年間※2で最大15万ドルを提供します。今年は、コンテンツ制作関連のテクノロジーを中心に12テーマを設けています。

ソニーは世界中の大学・研究機関とのパートナーシップを通じて研究開発を発展させ、イノベーションを促進してまいります。

  • ※1イギリス、オーストリア、オランダ、スイス、スウェーデン、デンマーク、ドイツ、ベルギー、ルクセンブルグ、アイルランド、イタリア、スペイン、ノルウェー、フィンランド、フランス、ポルトガル、ポーランドの17か国。
  • ※2延長の可能性を含む。

ソニーグループ株式会社 執行役 副社長 CTO 北野 宏明のコメント

ソニーは「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」というPurposeのもと、アーティスト、エンジニア、科学者など、感動にあふれるより良い未来を創ろうとする方々の創造性を解放するテクノロジーを、研究開発から生み出そうとしています。これには多様性を尊重し、さまざまな技術を融合させることが重要です。Sony Research Award Programを通じた、ソニーと世界中の多様なアカデミアや研究機関とのコラボレーションが、未来に向けた革新的な技術やイノベーションの創出につながると信じています。

2021年・2022年Award受賞者
カナダ・モントリオール大学 Aaron Courville教授のコメント

我々はソニーの研究者とともに、大規模言語モデルの効率とパフォーマンスを向上させるためのAIの学習アルゴリズムを研究しています。また、ソニーから研究資金の支援を受けて、従来の予測モデルでは困難な未知の文脈に対しても、柔軟に対応できるVision Language モデルの探索にも取り組んでいます。これらの活動において、ソニーは素晴らしい研究パートナーであり、1年間の期限を延長して現在も協業を続けています。ソニーとのコラボレーションの下で、様々な分野に応用可能な技術であるAIの研究を進め、社会に広く貢献することを期待します。

プログラムの詳細は、下記サイト(英文)をご確認ください。

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