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2024年10月1日

ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの会長 兼 CEOの アンソニー・ヴィンシクエラがCEOを2025年1月2日付で退任し、 ラヴィ・アフジャが社長 兼 CEOに就任

ソニーグループ株式会社
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

ソニーグループ株式会社(以下、ソニーグループ)およびソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(以下、SPE)は、SPE会長 兼 CEOのアンソニー・ヴィンシクエラがCEOを退任し、2025年1月2日付で、SPEの社長 兼 COOと、グローバルテレビジョンスタジオの会長を務めるラヴィ・アフジャが、SPE社長 兼 CEOに就任することを本日発表しました。ヴィンシクエラは2025年12月末まで、SPEの非業務執行の会長としてアドバイザーの役割を継続します。
アフジャは、ソニーグループ株式会社 会長 CEOの吉田憲一郎と社長 COO 兼 CFOの十時裕樹にレポートします。

ヴィンシクエラは、2017年6月にSPEに入社して以来、SPEにおける映画ラインナップの強化やテレビ事業の再構築、2021年のCrunchyroll買収によるアニメ事業の強化を含む主要な成長分野での積極的なM&Aなどにより、5年連続での利益増加を実現し、SPEの著しい業績改善をリードしてきました。
ヴィンシクエラは、国際ケーブルネットワークの市場悪化が始まった時期にほとんどの関連事業を売却するとともに、競合が乱立するストリーミング分野においてSPEは総合エンタテインメントストリーミングサービスに参入しないという戦略的な決断をしました。これにより、前例のない業界の変化が起きる中でも、SPEは利益を上げ続けることができました。
近年、ヴィンシクエラは、COVID-19の流行や、2023年の歴史的なSAG-AFTRA(全米俳優組合)とWGA(全米脚本家組合)の合同ストライキなど、テレビ番組や映画の制作を停止させたエンタテインメント業界での困難な出来事をいくつも乗り越え、SPEを率いてきました。こうした前例のない状況にも関わらず、SPE は業界の同業他社の中でも強力かつ競争力のあるポジションを維持してきました。

アフジャは、2021年にSPEに入社し、グローバルテレビジョンスタジオの会長としてソニー・ピクチャーズ・テレビジョン(SPT)のすべての制作事業と、スタジオのインド関連事業を統括しています。SPTとSPTの制作会社は、数々の受賞歴があり高く評価されている、「ザ・クラウン」、「ザ・ボーイズ」、「ジェン・ブイ」、「コブラ会」、「ベター・コール・ソウル」、「THE LAST OF US」、「アウトランダー」、「フォー・オール・マンカインド」、「ナイト・エージェント」、「ツイステッド・メタル」、「ホイール・オブ・タイム」、「S.W.A.T.」、「グッド・ドクター 名医の条件」、"Wheel of Fortune"、"Jeopardy!"、"Shark Tank"、「アメリカン・アイドル」、「アメリカン・ダンスアイドル」、「90Day フィアンセ」、「すすめ!オクトノーツ」、「スーパーキティ」他、多数のテレビシリーズを制作しています。
SPE に入社して以来、アフジャはSPEのM&A戦略もリードしており、受賞歴のあるノンフィクションエンタテイメント会社 Industrial Media、英国の大手制作会社 Bad Wolf、VFXの会社 Pixomondoの買収、GSN GamesのScopelyへの売却なども実施しています。
SPEに入社する以前は、Walt Disney TelevisionのCFO 兼 ビジネスオペレーション統括、Fox Networks GroupのCFO、Virgin Entertainment Group, Inc.のCFOなどを務めました。

ソニーグループ 会長 CEO 吉田憲一郎のコメント

「過去10年でのSPEの著しい業績改善は、トニーのエンタテインメント領域での豊富な経験と専門性、戦略的なビジョンと優れたリーダーシップなしには達成しえなかったものです。トニーの経営のもと、SPEは、IPの価値を最大化する様々な取り組みや、エンタテインメント事業やテクノロジーにおけるシナジー強化に大きく貢献してきました。そして、ソニーグループが推進しているクリエイティブとエンタテインメントの領域に注力する経営戦略のキードライバーであり続けています。トニーのSPEでの長年の貢献とリーダーシップ、およびソニーグループでの事業を超えたサポートに感謝します。
ラヴィは2021年にSPEに入社して以来、トニーのリーダーシップチームの中心メンバーとして、近年のメディアやエンタテインメント領域における前例のないチャレンジを乗り越え、更なる成長に向けてSPEを支えています。また、ラヴィは、世界で最も成功している複数のエンタテインメント企業での経験を有しています。新しくSPE社長 兼 CEOに就任するラヴィと密に連携しながら働くことを楽しみにしています。」

SPE 会長 兼 CEO アンソニー・ヴィンシクエラのコメント

「7年半前にSPEのCEOに就任した時は、これほど大きな業界の機会と混乱に向き合うことになるとは想像していませんでした。ハリウッドにおいて歴史と伝統のある、この類まれな会社に深く感謝します。私は常にSPEの優秀な仲間に刺激を受けてきました。ともに達成してきた予想以上の成功は、情熱と強靭さをもつ組織であることの証であり、SPEの皆さんがここでの私の7年半のキャリアを素晴らしいものにしてくれました。2017年にこの機会をくださった平井さん、そして長年にわたり私を信頼しサポートいただいた吉田さんと十時さんのリーダーシップに感謝いたします。私は、ラヴィがSPEを牽引するのに相応しいリーダーであり、SPEが今後も発展を続けることを確信しています。」

SPE 社長 兼 COO ラヴィ・アフジャのコメント

「100年にもわたる映画製作の歴史があり、特別で象徴的なスタジオであるSPEの経営を引き継ぐことを光栄に思います。トニーの卓越したリーダーシップにより、SPEは明確な戦略で事業を推進し、将来の成功に向けて強固なポジションにいます。今後、世界中にいるSPEとソニーグループ各社の才能ある多くの仲間とともに、更なる成功の機会に取り組んでいけることに興奮と喜びを感じています。私の長年のメンターかつ友人として常に助言を与えてくれるトニー、そして、私を信頼し、この重要な役割を任せてくださる吉田さん、十時さんに感謝します。」

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