報道資料
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2024年5月8日
あらゆる人が楽しめる体験をインクルーシブデザインで創出
ソニーグループ株式会社(以下、ソニー)のデザイン部門であるクリエイティブセンターは、インクルーシブデザイン※を通じてあらゆる人が楽しめる体験を創出する活動の一つとして、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントと協働で生み出した、新たな打楽器体験「ハグドラム」を初公開します。叩いた音を光と振動で感じることができる「ハグドラム」は、仮想のボールをやりとりする「XRキャッチボール」とともに、2024年5月11日(土)に東京で開催される「ゆるスポーツランド2024」に登場します。
「ゆるスポーツランド2024」のオープニングイベントでは、「ハグドラム」の楽器開発メンターである即興パフォーマンスグループ el tempo(エル・テンポ)のシシド・カフカ氏、IZPON氏、岡部洋一氏、KENTA氏、Show氏、芳垣安洋氏と、手話エンターテイメント発信団 oioiのパフォーマーである岡﨑伸彦氏と中川綾二氏により、「ハグドラム」を用いたデモ演奏が披露されます。また、東京の会場と横浜のソニーシティみなとみらいをMUSVI(ムスビ)株式会社のテレプレゼンスシステム「窓」を介してリモートで繋ぎ、音を頼りに仮想のボールをやりとりする「XRキャッチボール」が体験できます。
今後もクリエイティブセンターは、デザインのあらゆる可能性を開拓し続け、世界中の人々にとってより豊かで心地よいライフスタイルの実現や、デザインとテクノロジーとの融合によってもたらされる新たな価値の「原型」の創造を目指します。
聴覚に障がいがある方の「音楽を楽しみたい」という声をもとに生まれた、手のひらで打面を叩いた音を、光と振動で感じるドラムです。打面の中心は低音、縁を叩くと高音が出て、光を放ちます。また、胴体の2カ所に振動するスピーカーがあり、抱えると脇腹に触れる内側からは自分の叩いた音が、腕に触れる外側からは合奏者の音が振動として再現されます。
「息子とキャッチボールがしたい」という視覚障がいのある方の一言から生まれた仮想のボールをテンポよくやりとりする体験です。手から離れた仮想のボールは3つの音を鳴らして飛んでいき、相手は音のリズムを頼りにタイミングよくキャッチします。
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