報道資料
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1996年3月18日
ソニーは、テレビ会議システムへの組み込みや、パソコンを用いたテレビ会議の利用に適したパン チルター一体型カラービデオカメラ『EVI-D30』『EVI-G20』の2機種を商品化します。両機はVISCA端子を装備し、カメラ操作用のソフトウェアをユーザーが制作すれば、パソコンからの操作でカメラの向きやズーム倍率、フォーカス等を変えることもできます(RS-232Cコントロール)。
4月上旬よりテレビ会議システムを製造しているメーカーや、システムインテグレーターなどへ向けてサンプル出荷を開始します。
型名 | サンプル出荷時期 | サンプル価格 |
---|---|---|
カラービデオカメラ 『EVI-D30』 |
4月上旬 | 220,000円 |
カラービデオカメラ 『EVI-G20』 |
120,000円 |
『EVI-D30』は、検出した被写体の動きに反応してカメラの向きを変えたり(上下±25°、左右±100°)、捕捉した被写体をオートズームにより同じ大きさの画角で撮り続けたり、逆光になった場合にアイリスを調整する"自動追尾機能"を搭載しています。テレビ会議システム、遠隔教育、科学の実験などへの利用に適しています。
また、画面上に予め設定した検出範囲で捉えている画像に、その画像内のものとは異なる輝度か色合いを持つ被写体が出現したとき、これを感知してメッセージを送る"動体検出機能"を搭載しています。監視システム、生態観察などへの利用に適しています。
『EVI-G20』は、当社独自の"マッハスピードダイレクトドライブシステム(DDシステム)"を採用したパン チルター(上下±15°、左右±30°)を内蔵し、パン・チルト動作の高速化と本体の小型化を実現しています。
なお、両機は、現在開催されている「インターネット・エキスポ'96」に、オフィシャルカメラとして採用が決定しています。今後、同エキスポの各種イベントで、幅広く活用される予定です。
EVI-D30 | EVI-G20 | |
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CCD | 1/3インチ | 1/4インチ |
有効画素数 | 38万画素 | |
レンズ |
f=5.4〜64.8mm F1.8〜2.7 (12倍ズーム、オートフォーカス) |
f=4.5〜13.5mm F2.3〜4.1 (3倍ズーム、オートフォーカス) |
最低被写体照度 | 7lux/f1.8(50ire) | 16lux (50ire) |
ホワイトバランス | 自動、室内、屋外、強制引込み | 自動、白熱灯、蛍光灯、強制引込み |
自動露出方式 | オートアイリス、AGC | CCD自動シャッター |
水平解像度 | 460TV本(NTSC)/450TV本(PAL) | |
S映像出力端子 | 4ピンミニDINジャック(1系統) | |
映像/音声出力端子 | ピンジャック(各1系統) | |
音声入力端子 | ミニジャック(モノラル) | |
チルト角度 | 上下±25° | 上下±15° |
自動被写体追尾機能 | ○ | × |
動体検出機能(MD) | ○ | × |
外部コントロール | RS-232C(VISCA) | |
パン速度 | 最大80°/秒 | 最大150°/秒 |
パン可動角度 | 左右±100° | 左右±30° |
ACアダプター | DC13.5V、1A | DC9V、800mA |
外形寸法(W×H×D) | 142×109×164mm | 84×69×142mm |
質量 | 約1200g | 約450g |
付属品 | 赤外線リモコン、ACアダプター、AVケーブル |
ソニー株式会社 システムビジネスカンパニー
イメージセンシングプロダクツ営業部
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