毎年5月の第3木曜日は、世界中でアクセシビリティを考える日、Global Accessibility Awareness Day(GAAD)です。2022年のGAADでは、ソニーグループ株式会社 会長 兼 社長 CEOの吉田憲一郎がメッセージを発信し、世界各地にあるソニーグループ各社でアクセシビリティの啓発活動が展開されました。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)においては、過去一年間で取り組んできたアクセシビリティの活動を振り返るSIE.Blog記事を公開。外部コンサルタントを含む、PlayStation®のタイトル制作に関わった6名のアクセシビリティ専門家が、ゲームにおけるアクセシビリティについて語る映像などを公開しました。SIEは、ゲームにおけるアクセシビリティとインクルージョンの重要性について、年間を通して継続的に促進しています。
また、アクセシビリティの向上を目指すにはまず社員の共感が大切であるため、各社でさまざまな社内イベントや社員啓発も行われました。
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPE)では、GAAD創設者のジョー・デヴォン氏と、SPEのエグゼクティブディレクターであり、GAADボードメンバーでもあるナディア・イチノミヤによる社員向け講演会がオンラインで開催されました。収録した映像には日本語字幕も施され、SPEだけではなくグループ全体に共有されました。すべてのユーザーが異なる能力をもっており、誰もがアクセス可能なテクノロジーとプラットフォームを開発することに大きな意味があるといった内容が開発者としての言葉で語られ、ソニーの多様なビジネスに携わる社員にとって興味深い内容となりました。
ソニー株式会社においては、ソニー製品に搭載されているさまざまなアクセシビリティ機能を実演するイベントを米国のオフィスで開催し、オンラインで配信。テレビの字幕設定や、カメラの音声読み上げ機能などを操作しながら解説を行いました。※1 イベントには北米エリアをはじめとした世界各地のグループ社員が参加し、それらの機能が実際、どのように活用されているか知ることで、アクセシビリティ対応の重要性を実感する機会となりました。
ソニーフィナンシャルグループでは、視覚に障がいがあるお客さまや高齢のお客さまにより分かりやすい情報提供を目指しており、その一例として、ソニー生命保険株式会社が郵送書類に加えている工夫を紹介しました。特に重要な書類には、音声コード"Uni-Voice(ユニボイス)“およびその位置を手で触って見つけるための「切り欠き」の導入や、高齢の方向けに「保障内容のお知らせ」という題字を大きく読みやすくする工夫などを取り上げています。
そのほかにも、アクセシビリティを追求したソニーの製品やコンテンツを紹介する動画やインタビューを新たに掲載しています。