毎年5月の第3木曜日は、世界中でアクセシビリティを考える日、Global Accessibility Awareness Day(GAAD)です。ソニーグループ株式会社 会長 CEOの吉田憲一郎がメッセージを発信し、世界各地にあるソニーグループ各社でアクセシビリティの啓発活動を展開しました。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、Global Accessibility Awareness day にPlayStation®5用アクセシビリティコントローラーキットの正式名称と製品情報を発表しました。
インタビュー記事では、当事者団体からのフィードバックが、どのようにAccess™ コントローラーを進化させたのかについて、アクセシビリティコンサルタントのPaul Amadeus Lane氏が語りました。
また、PlayStation Studioのアクセシビリティリーダーが、プレイヤーの障壁を取り除き、アクセシビリティに配慮した機能を提供するためのPlayStationの取り組みと、全プレイヤーにとってアクセシビリティの向上がなぜ重要なのかについて語りました。
加えて、GAADが開催された週に社内ベントを実施。サンディエゴ、サンフランシスコ、サンマテオのSIEオフィスで「Empathy Accessibility Labs(エンパシー アクセシビリティ ラボ)」を開催しました。複数のデモブースを設置し、社員が様々な障がいの疑似体験をとおして、障がいがある人に配慮したソニー製品を体験する機会を設けました。参加者にとって、障がいを自分ごととしてとらえ、考えるきっかけとなりました。
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)は、Easterseals Disability Film Challenge(イースターシールズ ディサビリティ フィルム チャレンジ)のスポンサーになっており、障がいのあるクリエーターが、色々な方法で自分たちの才能を表現する機会を提供しており、優れた作品には賞を授与しています。GAADが開催された前週、米国カリフォルニア州カルバーシティのソニー・ピクチャーズスタジオにて授賞式を開催しました。世界各国から115件の応募があり、最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀俳優賞など授与されました。
ソニー・ミュージックグループ(SMG)では、GAADを記念して、ハーパー・スペロ氏をゲストスピーカーとして招待し、社内で講演を行いました。ハーパー氏は講演会などを行う傍ら、障がいや病気を抱えて生きる人々のためのコミュニティを立ち上げました。彼女自身、診断されるまでに10年を要した、まれな免疫不全症であるハイパーIgE症候群を抱えて生活しています。30年近く病気を周囲に隠していましたが、手術を受けた後、自身の病気のことを打ち明ける決心をしました。参加者は、ハーパー氏ご自身の体験談に感銘を受けるとともに、そのような話を自分たちと共有してくれたことに感謝しました。講演後には、SMG社員が、障がいやアクセシビリティに関する自身の経験を振り返り、身近な人と共有するためのミニワークショップも実施しました。
ソニーフィナンシャルグループでは、ソニーグループのインハウスデザイン組織であるクリエイティブセンターとソニー・インタラクティブエンタテインメントの協力のもと、ソニー・ライフケアグループが運営する老人ホームに最先端技術を用いた「リハビリゲーム」をトライアル導入しました。