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業界初、障がいのある俳優たちによるループグループ設立

業界初、障がいのある俳優たちによるループグループ設立

ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPE)は、Global Accessibility Awareness Day (アクセシビリティを考える日)にあたり、デジタルアクセシビリティ(Web、ソフトウェア、モバイルなど)とインクルージョン、そして世界中の13億人以上の障がいのある人々について、積極的に話し合い、考え、取り組みたいと考えています。

アクセシビリティと障がい者インクルージョンは、SPEにとって大切なことです。SPEは、6年に渡り、「イースターシールズ・ディサビリティ・フィルム・チャレンジ (EDFC)」のスポンサーを務めています。2024年2月、EDFCはSPEのスタジオで開催されたワークショップにおいて、業界初の障がいのある俳優たちで構成されたループグループ※1を立ち上げました。このワークショップでは、ソニー・ピクチャーズ アニメーションのエグゼクティブらが指導し、フィードバックやアドバイスなどをしました。

  • ※1ループグループとは、映画、テレビ番組、ビデオゲームや、CMなどのポストプロダクションにおいて、さまざまなキャラクターの声や背景音を担当する声優のグループのことです。雰囲気を作り出し、現実味を与えることで、コンテンツを臨場感のあるものに仕上げます。
SPEスタジオで開催されたEDFCワークショップに参加しているループグループのメンバーたち。左から右に、ニック・ノヴィッキ、ダイアナ・エリザベス・ジョーダン、ドミニク・ブラウン、ソマー・カルブッチャ、グウィン・ラリー、ダニエル・ペレス EDFCワークショップの参加者たち

アカデミー賞ノミネート作品で、批評家からも絶賛されたコロンビア・ピクチャーズとソニー・ピクチャーズ アニメーションの『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』には、ループグループからEDFCの創設者でディレクターのニック・ノヴィッキがレゴ・スパイダーマンとして、長年このフイルムチャレンジに参加しているダニエル・ペレスがサン・スパイダーとして、それぞれ声優に抜擢されました。

ペレスとノヴィッキはともに障がいのある俳優であり、EDFCを長年支援しているアカデミー賞受賞脚本家でありプロデューサーのフィル・ロードとクリス・ミラーによって、推薦されました。ペレスは、この映画のスパイダー・ソサエティのメンバー、サン・スパイダーであるシャーロット・ウェバーの声を担当しています。このキャラクターは、ファンが創作し、デザイナーのデイン・ブローダーがマーベルコミックにデビューする前にデザインした「スパイダーソナ」で、このたび初の車いすのスパイダーマンとして映画に登場しています。

コロンビア・ピクチャーズとソニー・ピクチャーズ アニメーションの
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』に登場するサン・スパイダー

ノヴィッキとペレスだけでなく、このループグループには、才能にあふれる、障がいがある俳優たちで構成されており、全員が俳優としてのキャリアに加え、声優としての経験もあります。メンバーには、ドミニク・ブラウン、ソマー・カルブッチャ、フランシーヌ・ダニエルズ、トビアス・フォレスト、アイリーン・グラバ、ダイアナ・エリザベス・ジョーダン、グウィン・ラリー、マーク・ポヴィネッリ、ナタリー・トレヴォンヌ、カート・イェーガーがいます。

SPEが開催したEDFCループグループのワークショップの様子は、こちらのビデオをご覧ください。

その他のソニーグループのアクセシビリティとインクルーシブデザインの取り組みは、こちらをご覧ください。