材料
ペットボトル2本、1リットルの牛乳パック2本、ホルマル線(太さ0.2ミリ)20メートルを2本、磁石2個(円柱形で直径20ミリ)、オーディオ用接続ケーブル(片方がステレオミニプラグのもの)、毛糸、クッションテープ(窓の隙間用テープなど)、型紙。
※ホルマル線の代わりに、エナメル線やポリウレタン導線も使うことができます。
道具
カッターナイフ、カッターマット(机などを傷つけないものなら他のものでもよい)、はさみ、軍手、ニッパー、フェルトペンまたはマーカーなど、両面テープ、紙やすり、セロテープ、輪ゴム。
※アドビリーダーが入っていないときは、下のボタンをクリックしてインストールをしましょう。 ※ダウンロードやプリントのしかたがわからないときは、おうちの方といっしょにやりましょう。
!【注意】
ホルマル線が太いと、過電流が流れてしまい、再生機器の故障の原因になることがあるので注意しましょう。
カッターやはさみを使うときは、手を切らないように注意しましょう。
ペットボトルに穴を開けるときは、大人の人に手伝ってもらいましょう。
ドライヤーを使うときはやけどに注意!熱いときは軍手などをつけましょう。
輪ゴムをかけて切り取るところを決め、マジックであらかじめ線引いておきます。
ペットボトル用はさみで一周切ります。
(なければ普通のはさみでも可)
ペットボトルのはしをきれいにまっすぐ切りそろえます。ひとつできたら、もう1本も同じように切ってみましょう。
ペットボトルの底側にも輪ゴムをかけて線を引き、ペットボトル用はさみで切り取っていきます。
切り取ったペットボトルの底を、まるく切りとります。
その後はしをきれいに切りそろえます。
切り取ったペットボトルの底に磁石を両面テープではりつけます。
ペットボトルの飲み口の方にホルマル線の端を10cmほど残して巻きます。ホルマル線の端は紙ヤスリで削って被覆をはがしておきます。
巻き終わったら、ホルマル線の終わりの部分を10cmほど残して、テープやシールをコイルの上から貼り、ほどけないようにします。
ペットボトルの底側3ヵ所にテープをはります。
キャップ側に入れてテープで止めます。
写真のように磁石の右側の端とコイルの左側の端が一直線になるように貼ります。
磁石とコイルの位置によって、音が変わります。
クッションテープをヘッドホンのふちに半分の高さだけはりつけ、あまった分ははさみで切り取ります。
2cmくらいのはばでクッションテープへ切り込みをいれ、内側に折り曲げます。
ヘッドホンの耳あて部分の出来上がり!
もう片方も同じようにクッションテープを貼ってみましょう。
オーディオ用接続ケーブルの先(ステレオ用ミニプラグではない方)をニッパーで切り、被覆を切り取って導線を出します。
ケーブルの導線とペットボトルのホルマル線を結べば完成です。ケーブルの先にワニ口クリップをつけて、R型金具でつなげてもOK!
材料&ツール
オーディオ接続用ケーブル(片方がステレオミニプラグのもの)、ニッパー
赤・白のピンを切り取ります。
被覆を取り、導線を出します。
導線をよじって行きます。
ケーブルの出来上がり。
コイルの導線(ホルマル線)の先をやすり掛けをして被覆を取ります。
ホルマル線のやすり掛けした部分とオーディオケーブルの先を重ねてよじります。
よじった部分をテープでとめます。
2本ともによじって、セロテープで巻きつけます。
ホルマル線とヘッドホンをテープで固定します。
もう片耳分もオーディオケーブルとつなぎ、ヘッドホンにテープで固定します。
型紙シールを牛乳パックに貼り付けます。
2組つくります。
はさみをつかって、シールの上から線に沿って切っていきます。
はりかさねて、ホチキスや両面テープでとめます。
調整用ヘッドバンドで2つのヘッドホンホルダーを自分の頭の大きさに合わせて、つなぎとめていきます。
調整用バンドを自分の頭の形に合うように丸くクセをつけます。
ヘッドバンドを自分の耳の位置に合わせ、キャップで締めてヘッドホンホルダーに固定します。
毛糸やリボンなどを巻いたり、ビーズなどを貼り付けたりして、自分だけのヘッドホンを飾り付けましょう。
組み立て完成!
手作りヘッドホンが完成しました。
コンポ(オーディオプレイヤー)のヘッドホン端子やテレビの音声出力端子へ差し込んで聴いてみましょう。
★ ウォークマンで聞く場合にはアンプが必要な場合があります。
★ 音量を大きくした場合は、ケーブルを抜く時に音量を小さくするなど注意しましょう。
ポイント
もっといい良い音で聴くためには、コイルを流れる電流に対する抵抗を大きくすればそれだけ音量も大きくなります。導線をより細いものにしたり、たくさん巻いてみたりすることで抵抗は大きくなります。またより大きな磁石を使うことでも大きな音になります。
完成後も、いろいろな工夫や実験をして楽しんでください。
電磁誘導で音が聴こえる!
音は振動(空気を伝わる波)によって伝わります。ウォークマンなどのオーディオ機器からの電気信号(電気)が導線を通ると、巻いた導線の内側にある磁石が作っている磁束と影響し合い、ペットボトルそのものを振動させます。ウォークマンの電気信号に合わせて、ペットボトルが振動することから音楽が聞こえるのです。
こうした電気と磁気が影響しあって起こす現象を「電磁誘導」といいます。
イギリスの科学者ファラデーが1831年、導線などを巻いたコイルを磁束を横切るように動かすと、コイルに電流が流れることを発見しました。