学校教育でも広く採用されており生活に身近なアイデアを形にできるIoTブロック「MESH(メッシュ)」とタブレットを使って、「MESHでおうちの中の場所やものをパワーアップさせよう!」をテーマに、楽しく作品作りに挑戦してもらいます。
ワークショップに必要な機材は約2週間貸し出します。参加する子どもたちは自宅で「MESH」と、一緒に貸し出すタブレットを使ってプログラミングや作品づくりを体験し、オンラインで他の子どもたちと繋がって様々なアイデアに触れる機会を提供するワークショップです。
参加する1グループ10人の子どもたちがオンラインで初めて顔を合わせます。自己紹介や簡単なゲームで緊張をほぐすと、いよいよワークショップ開始です。今日は何回失敗してもOK!試行錯誤を繰り返しながら、楽しく作品作りに挑戦しましょう。
第1回のワークショップでは、プログラミングの考え方や、「MESH」の使い方を学びます。
まず講師が、作品例のコップを使ってデモンストレーションをします。側面にMESHブロックが貼られたコップで飲む仕草をすると、どこからか「飲まないで~!」の声がしました。さあ、なぜ声が聞こえてきたのでしょう?その答えは、傾けたコップに貼り付けられていた「動き」ブロックが反応し、あらかじめ録音しておいた音が流れたから、です。
このように、実例をまじえながら子どもたちも実際にプログラミングの練習をします。
次は、アイデアの整理です。おうちのどこをパワーアップさせるのか、ひとりひとり、自分のおうちを観察します。そして、見つけたものや場所をどのようにパワーアップさせるのか、どのMESHブロックと組み合わせるのかなどをアイデアシートにどんどんメモしていきます。
MESHの使い方や作品作りの考え方を学んだところで第一回のワークショップは終了。第2回ワークショップで行う発表会に向け、オリジナルの作品を完成させ、それを紹介する動画を撮影して提出します。
ワークショップ2回目では、参加者全員の作品動画が紹介されました。動画では、なに(どこ)をどのようにパワーアップしたか、どのようにMESHを使ったかなど、実際に装置を動かしながらプレゼンテーションをします。
コイの飼育セットをパワーアップさせた「コイさんのお世話」は、飼っているコイが暑い夏を快適に過ごせるように、暗くなったら水槽に灯りが点くように、エサの時間を忘れないように、という3つの工夫を盛り込んだ、優しさにあふれた作品です。
「ぜったいにおきる目覚まし時計」は、6種類のMESHブロックを部屋のあちこちに設置しました。目覚ましが鳴り、カーテンを開けてから5秒以内に部屋のドアを開けないと大音量のアラームが止まらないというユニークで、毎日の生活に寄り添った作品です。
子どもたちは、それぞれの発表を観て、自分には想像もつかなかったアイデアに感心したり、同じMESHブロックでも人それぞれ使い方がまったく違うことに驚き、刺激を受けている様子。作品動画を観た後は、アイデア/プログラミング/発表の3種類に分けられた「いいね!カード」を使ってお互いの良かったと思う点を伝えあいます。
MESHについての詳細はこちら:MESH™