SONY

活動レポート

世界中のソニーグループが取り組む環境活動を続々配信

業界初大型テレビで発泡スチロールを使った梱包を廃止

2024.06.13 ソニー(株)
Green Planetを採用した『BRAVIA 9』の緩衝材
Green Planetを採用した緩衝材装着時

ソニーは、業界で初めて大型テレビに採用している発泡スチロール製の緩衝材を撤廃します。対象商品は、香港・台湾向けの85型のMini LEDバックライト搭載の液晶テレビ 『BRAVIA 9』で、緩衝材には、発泡スチロールに代わり株式会社カネカ製のカネカ生分解性バイオポリマーGreen Planet®を採用します。

  • テレビ製品の梱包において。ソニー株式会社および株式会社カネカ調べ(2024年4月18日現在)

COP28と第6回国連環境総会でClimate Station™を紹介

2024.06.13 ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)
COP28の会場で、UNEP事務局長のInger Anderson氏がデモを体験
UNEA-6の会場で、グレナダ環境大臣Hon. Kerryne Z. James氏(右)ら参加代表がデモを体験

SIEは、国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)で、PlayStation Studiosが開発中のアプリケーションClimate Station™を紹介しました。Climate Station™は、バーチャルリアリティ(VR)技術を用いて、複雑な気候データを見て、操作し、理解することを可能にし、人々の気候変動への関心を高めるアプリケーションです。COP28 UNEP()パビリオンのオープニングイベントにおいて、SIEはClimate Station™がどのように人々の行動を促すのか、その有用性を説明しました。
Climate Station™では、過去120 年分の気候変動データを地球上の何千もの地点にマッピングし、気候変動が私たちの住んでいる場所に与えてきた影響を示すことが可能です。同時に、先端技術を駆使し、気候変動に関する政府間パネルの最新報告書にある予測データを反映することで、気候変動に関するさまざまなシナリオが地球の未来に及ぼす影響を可視化できます。さらに、SIEは気候変動にまつわる広範なトピックを2時間ほどの内容に凝縮しつつ、ゲームのような没入感の中で、わかりやすく理解できるコンテンツ体験を目指し、制作を進めています。Climate Station™の詳細は今後公開する予定です。
SIEはCOP28でのデモンストレーションに続き、ケニア・ナイロビで開催された第6回国連環境総会(UNEA-6)においても、各国の要人に向けて Climate Station™ を紹介しました。SIEは唯一の出展企業として招待され、200 名以上の代表者にClimate Station™を紹介しました。グレナダ代表のTrevor Noël氏は「このプラットフォームはゲーム技術を用いて若者の好奇心を刺激し、気候変動に対する重要な理解を与えるものである」とコメントしました。
また、SIE はオックスフォード大学とともに、本技術の評価や、応用方法に関する研究を進めています。UNEP とも連携し、Climate Station™ を使用して気候データを可視化し、将来の国連イベントをサポートしていく予定です。

  • 国連環境計画
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