プラスチックごみによって、世界の海が危機にさらされています。
プラスチックはペットボトルからレジ袋、家電製品、自動車まで
私たちの暮らしのあらゆる場面で利用されています。
しかし、その多くが「使い捨て」であり、実はきちんと分別して捨てたつもりでも、
適切に処理されず、自然環境に流出していることも少なくありません。
これらのプラスチックごみが海に行きつき、生態系に大きな影響を与えているのです。
ソニーは製品や事業活動でプラスチックを使用している企業として、
この危機的な状況を重く受けとめ、その解決を目指すプロジェクトを立ち上げました。
それが、この「One Blue Ocean Project」です。
海の美しさを未来につなげるため、プラスチックを使わない生活へ。
ソニーグループの全社員の力を合わせ、3つのアクションを展開します。
ソニーは、製品と包装材のプラスチック使用量削減と再生プラスチックの積極利用を推進します。
幅広い製品において、プラスチック部品の小型軽量化とプラスチック包装の削減を進めるとともに、
再生プラスチックの使用を拡大します。
さらに、製品や包装材にとどまらず、各事業所の生産活動で使用する
プラスチックの削減も進めます。
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プラスチック包装の
削減 -
再生プラスチックの
使用拡大 -
生産活動のプラスチック
使用削減
ソニーは、事業所における使い捨てプラスチックの使用を順次削減・中止していきます。
売店、カフェなどで使っていたプラスチック製のストローやカップ、レジ袋などの提供を
とりやめ、繰り返し使える容器等へ代替します。
会議室で提供するペットボトル飲料も順次中止し、代替品に移行します。
さらに、会社生活だけではなく、日常生活でも、マイボトル・エコバッグの持参など
使い捨てプラスチックを使用しないよう、社員の環境意識の向上に取り組みます。
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カフェでは、
プラスチック製のストローや
カップの提供を中止 -
売店では、レジ袋の
配布を中止し、
エコバッグを推奨 -
会議室では、プラスチック製の
ストローやカップ、
ペットボトル飲料などの提供を中止
ソニーは、世界各地でプラスチックごみの清掃活動を展開します。
たとえば、大分県にある事業所が設立当初から取り組んできた近隣海岸の清掃や、
フィリピンの社員ボランティアによるマニラ湾のごみ拾い活動など、
これまでも世界各地の事業所では、地域の清掃活動を行なってきましたが、
さらに規模や地域を拡大していきます。
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海岸・河川の清掃活動
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街中の清掃活動