VTuber等で、手や指の滑らかな動きを実現深度情報を活用したソフトウェア開発キット
「ToF AR」
<概要>
深度情報を活用したソフトウェア開発キット「ToF AR」
ToF(Time of Flight)技術とは、光を飛ばして、反射して跳ね返ってくるまでの時間を測ることで物体までの深度情報、いわゆる奥行きを取得する技術です。 このToF 技術を身近にあるスマートフォンで簡単に使えるように、アプリケーション開発者に向けて提供しているのが、ソフトウェア開発キット「ToF AR」です。 深度情報を用いることにより、手指の滑らかさを実現し、バーチャルYouTuberやゲームなどのアプリケーションで活用が期待されています。
<開発責任者>
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土井 宏真
ソニーセミコンダクタソリューションズ
システムソリューション事業部
<事業責任者>
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道又 裕之
ソニーセミコンダクタソリューションズ
モバイルシステム事業部 -
小山 晃広
ソニーセミコンダクタソリューションズ
モバイルシステム事業部
<特長>
- 深度情報を用いて手の特徴をとらえ、位置や指の向きなど3次元的な動きを推定するなどの工夫を凝らすことで、手指の滑らかさを実現します。
- 深度情報を用いることで、取得する情報量が通常のイメージセンサーより少なくて済み、比較的シンプルなAI処理で高精度な認識が可能です。
深度情報を用いた、手や指の滑らかな動きの実現
<グループ内外の連携>
ソニーグループ株式会社 R&Dセンター
<今後の展望>
ToF AR から得られる深度情報を使うことで、様々な認識において精度や処理速度の性能を高めることができると考えています。人の動きの認識に加え、空間認識技術にも応用することで、ARやゲーム、Vtuber配信、メタバースアプリなどに使われることを目指していきます。
また、より多くのToFイメージセンサーがスマートフォンに搭載され、深度情報が身近な世界になることで、新しいコミュニケーションや医療、教育分野での活用なども考えられ、今までにない新しい感動体験を届ける後押しをしていきたいです。