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Corporate Distinguished Engineer 小倉 敏之が
米国映画テレビ技術者協会
「Presidential Proclamation」を受賞
Corporate Distinguished Engineer(Corporate DE)の小倉敏之が、米国映画テレビ技術者協会(SMPTE)が主宰するPresidential Proclamationを受賞しました。本賞は、世界中の映画やテレビ業界に大きく貢献した個人に贈られるもので、ディスプレイのエコシステム進化における小倉の継続的な取り組みが大きく評価されました。
小倉は、さまざまなディスプレイ技術の活用による4K・8Kなどのハイダイナミックレンジ(HDR)ディスプレイの発展に取り組み、例えば液晶ディスプレイの直下型LED部分駆動方式におけるHDR画質の業界指針をもたらしました。また、業界の活動にも積極的に参加し、後進の育成への貢献も受賞理由の一つとして挙げられています。
プロフィール
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小倉 敏之(おぐら としゆき)
メッセージ
今回は、このような名誉ある賞を授かり、大変嬉しく光栄に思います。
10年ほど前から一般向けに実用化が進められてきたHDR技術は、4K/8K等の高解像度技術や広色域技術などと合わせて、映像体験の進化を大きく加速させる技術です。私は長年テレビを中心に映像体験の進化に取り組んでいますが、その目的は、多様な技術進化がもたらす映像表現力の向上によってより多くのクリエーターの創造力を引き出し、一人でも多くの人々に、より大きな感動を届けられるようにすることです。そのために、ディスプレイを軸にしてコンテンツ・エコシステム全体の環境構築を行っています。なぜならば、より良い感動を皆様に届けるには、その感動をありのままに再現できるだけの高い表現力を持ったディスプレイが欠かせない一方で、そのディスプレイの映像表現力を活かせるか否かはコンテンツ次第と考えているからです。
今回の受賞は、HDRを誰もが自由に使い、より良いコンテンツ体験をもたらすことを目指し取り組んできた活動が評価されたものであり、その中でご協力いただいた放送や制作/配信、映画業界などの多くの方々と共に受けた栄誉です。今後も、多くの人々との共創を通じてコンテンツ体験を進化させ、世界に感動を届け続けたいと、想いを新たにしています。