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会長 兼 社長 CEO 吉田 憲一郎が、
バーチャルプロダクション技術を用いて、
全世界の社員へメッセージ発信
ソニーでは、四半期に一度、グローバルで約11万人のグループ全社員を対象とする会同を行っており、今年10月末にも会長 兼 社長 CEO の吉田 憲一郎をはじめとするマネジメントからのメッセージが全世界にライブ配信 ※1 されました。当初、本会同は米国ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(SPE)のスタジオでイベントを開催し、その内容をグローバルにライブ配信する予定でしたが、昨今の状況に鑑み、リアルのイベントは行わず、バーチャルで開催することとしました。
吉田からグループ社員に向けたメッセージは、ソニーのリモートでの映像制作を可能にする「バーチャルプロダクション技術」を活用し、まるでSPEのスタジオでスピーチしているような映像を実現しました。具体的には、SPEを代表する建物であるタルバーグビルをキャプチャし、ボリュメトリックな点群データに変換し、ソニー・イノベーションスタジオ ※2 のAtom View技術を用いて、東京でスピーチしている吉田の背景の大型ディスプレイに表示。その様子を撮影しているカメラレンズと背景が同期して動くことで、吉田自身がカリフォルニアのカルバーシティにあるSPEのスタジオから全社員に向けて話しているような映像をリアルタイムで制作することができます。
現在、国境を越えたヒトやモノの移動が難しい中、「リモート」は世界中で必要とされている技術の一つです。映画の撮影などエンタテインメントの領域にも活かせるソニーのバーチャルプロダクションの技術をご覧ください。
※1 吉田のメッセージは、事前収録されたものを配信。
※2 ソニー・イノベーションスタジオ:SPEが2018年6月に設立した最先端技術を導入するスタジオ。