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国際水協会(IWA)のシンポジウムにて技術発表
2019年9月16日~21日、オーストリアのウィーンにて開催された、国際水協会(IWA)の主催する『第20回水中の健康関連微生物国際シンポジウム』にて、トリポーラスのウイルス除去性能について講演しました(東京大学・大阪ガスケミカル株式会社との共同発表)。本シンポジウムには世界30か国以上のアカデミア、政府機関、企業の水処理の専門家が参加しました。
今回の講演では、世界保健機関(WHO)の定めるテスト水において、トリポーラスが従来の活性炭では実現できない99.999%以上のウイルスが除去できることを報告しました。
(参考: ソニーの「ECO」 https://www.sony.com/ja/SonyInfo/csr/eco/technology/triporous.html)
RO膜*フィルターの前処理用途などトリポーラスならではの応用提案に対し、会場の専門家からは、塩素など化学処理の代替技術としての可能性も示唆されました。このようなトリポーラスの特性は、電力やインフラが十分に整備されていない地域の水処理への貢献が期待されます。
これからもトリポーラスは世界の水問題解決への貢献を目指します。
HRWMのWebサイト(英語のみ):https://www.jomay.at/hrwm/
- * RO膜:水以外の不純物を透過しない性質を持つ膜のこと。