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"100年後にも、感動的な名作でコロンビア・レディのトーチが灯り続けるように" コロンビア・ピクチャーズ創立100周年

現在のソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの礎となるコロンビア・ピクチャーズは2024年1月10日、創立100周年を迎えました。映画のオープニング映像で、自由の女神を彷彿とさせる"コロンビア・レディ"がトーチを掲げている姿を記憶されている方も多いと思いますが、コロンビア・ピクチャーズは低予算映画会社から米・ハリウッドのメジャースタジオの一角として成長し、映画業界において存在感を高めてきました。100周年にあたり、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントにおいて映画部門の指揮をとる、モーション・ピクチャー・グループ会長のトム・ロスマンの話と共に、これまでの歩みを振り返ります。

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
モーション・ピクチャー・グループ会長
トム・ロスマン

「他のコンテンツ制作会社と一線を画すもの、それは歴史」

ロスマン:「メジャースタジオとそれ以外のコンテンツ制作会社との間に一線を画すもの、それは歴史です。コロンビア・ピクチャーズでは、100年以上にわたり生み出された数々の傑作にその歴史が反映されています。スタジオとしての始まりは質素なものでしたが、その時々の社会問題を大胆に反映した数多くの受賞作や先駆的な作品で知られる、一流映画スタジオの一つへと進化を遂げています。そして映画館の大スクリーンでの上映に対する私たちのこだわりが、映画製作者たちに『何度でも一緒に仕事をしたい』と思わせるのです。」

ハリーとジャックのコーン兄弟と親友のジョー・ブラントによって1918年に設立されたCBC(コーン・ブラント・コーン)フィルム・セールスを前身とし、1924年1月10日に会社法人組織となったコロンビア・ピクチャーズ。創立当初にオフィスを開設した場所は、当時の米・ハリウッドにおいて俗に「貧乏会社通り」と呼ばれる、低予算映画会社が並び立つ一区画でした。

1924年当時のコロンビア・ピクチャーズのオフィスの様子

メジャースタジオへの転換のきっかけとなったのは、映画監督 フランク・キャプラの発掘です。フランク・キャプラと共に、『呑気な商売』(1928)に始まり、コロンビア・ピクチャーズ初の全編トーキー(音声付き)作品『ドノヴァン』(1929)も制作。その後、フランク・キャプラによって生み出された珠玉の名作がアカデミー賞®をはじめとした数々の賞を受賞すると、1930年代から1940年代にかけて、ハリウッドにおけるコロンビア・ピクチャーズの名声と評判は高まっていきました。

ロスマン:「1934年のフランク・キャプラ監督作品『或る夜の出来事』、そして映画史上最高傑作のひとつと称される『アラビアのロレンス』は1963年にアカデミー賞®を総なめにしました。その後も映画製作におけるハリウッド新時代の幕開けを飾った『イージー・ライダー』、近年のオリジナル作品『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』、そして、パンデミックの中でも興行収入の記録を塗り替えた『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のように、私たちは時代を超えて愛され続ける映画作りに打ち込んできました。 事実、コロンビア・ピクチャーズはこれまで、どのスタジオよりも多い12作品でアカデミー賞®作品賞を受賞しています。」

上段左:『或る夜の出来事』
上段右:『アラビアのロレンス』
下段左:『イージー・ライダー』
下段中:『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
下段右:『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
  • コロンビア・ピクチャーズのアカデミー賞® 最優秀作品賞受賞作品

また、コロンビア・ピクチャーズは1948年にテレビ部門も立ち上げて、いち早く業界への進出も果たしたほか、1979年にはホームエンタテインメント市場の出現に合わせて、ヒット作品を家庭用ホームビデオで紹介するよう新部門を立ち上げるなど、時代に合わせてそのビジネスを拡大させてきました。

1982年のコカ・コーラ社による買収を経て、1989年にソニーが、コロンビア・ピクチャーズ エンタテインメント及び保有するすべてのエンタテインメント関連資産をコカ・コーラ社から買収。これを受けて、1991年にはソニー・ピクチャーズ エンタテインメントと社名を変更しました。ソニーグループのエンタテインメントを司る重要な事業の一つとして、現在では最先端技術を駆使してアニメーション制作も行っているほか、グループ内の技術、製品、ゲーム、音楽などとのコラボレーションを高めながら、革新的な映像コンテンツを届けています。

次の100年に向けて、コロンビア・ピクチャーズが目指す未来とは。ロスマンは次のように語ります。
「私たちは今後も作品作りの限界を超え、新しいことに取り組み、そして過去100年間の成功につながった大胆な挑戦を続けていきます。そうすれば100年後にも、人々の記憶に残る、感動的な名作のオープニングでは、コロンビア・レディのトーチが今と変わらず灯り続けていると期待しています。」

ソニー・ピクチャーズはこの一年をアニバーサリーイヤーとして、今までの100年の映像史を振り返りながら、今、そしてこれからの100年も、世代を超えて分かち合える感動を創り、届けていくために、懐かしの名作のリバイバル上映を含めた、さまざまな取り組みを行う予定です。詳細は、既に開設されている100周年公式サイトと、ソニー・ピクチャーズ公式X(旧Twitter)を是非ご覧ください。

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