音と楽器のひみつを探る
ワークショップONLINEと神奈川
画面上の文字:音と楽器のひみつを探るワークショップ
《画面が舞台に切り替わる。舞台中央にピアノ、両側にモニターが置かれている。》
《舞台上に一人の女性が登場する。》
- 【司会】
- お待たせいたしました。あらためまして、みなさんこんにちは。
あらら…みんな大丈夫ですか?
これから、みんなでいっしょに楽しく学んでいきたいと思うのでもう1回だけいきましょう。
ぜひYouTubeをご覧のみなさんも大きな声でご挨拶してくださいね。
では会場のみなさんもう1回いきますよ?
みなさん!こんにちは。
- 【子ども】
- こんにちは~!
- 【司会】
- こんにちは、ご挨拶どうもありがとう!本日はようこそこちらにお越しくださいました。
今日はここ横浜市青葉区民文化センターフィリアホールに50組100名のみなさんにお集まりいただいています。
そしてYouTubeをご覧のみなさんもこんにちは!私の声届いていますか?みなさんもぜひ最後まで楽しんでくださいね。
私は本日の司会進行を務めます、田中 杏奈(たなか あんな)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
〜拍手〜
《画面にCurioStepを紹介するスライドが表示される。》
- 【司会】
- さて、今日のイベントは7月から開催している「CurioStep(キュリオステップ) サマーチャレンジ2024」のプログラムの1つです。
ソニーの教育プログラム「CurioStep(キュリオステップ)」では、いろんな技術やものを生み出す力、エンタテインメントを生かして、子どもたちの好奇心や未来への歩みをサポートしています。
今日はその中でも音楽をテーマに「音と楽器のひみつを探るワークショップ」と題して開催いたします。
《画面からスライド表示が消えて舞台上の司会が映る画面に切り替わる。》
- 【司会】
- ところで、みんなは音楽好きですか?好きかな?
ではちょっと聞いてみたいと思います。音楽が好きな人は手をあげてください。
はーい!
すごい全員の手が挙がっているかな?YouTubeをご覧のみなさんも好きですか?
今日はそんな音楽が大好きなみなさんに、このあとピアニストとヴァイオリニストの方にお越しいただいて、音と楽器のひみつをたくさん教えてもらおうと思います。
もちろん、生演奏もあるのでぜひ楽しんでください。
それではさっそくスタートしたいと思うのですが、みんな普段コンサートって今みたいに座ったままお席で聴きますよね?
でも今日の音楽ワークショップは特別なんです。
なんとこのあと、みなさんに舞台の上まで上がってもらって近くで楽器を間近に見ながら解説や演奏を体験していただこうと思っています。すごいでしょ~!
このあとお友だちのみんなは舞台の上に上がるので荷物はお席に置いたままで移動してくださいね。移動するときは足元に気をつけて動いてください。
それではお友だちのみんな、お子さんはどうぞステージまでゆっくりでいいので上がってください。全員上がれるので大丈夫ですよ。焦らなくてオッケーなのでゆっくり、段差階段あるので気をつけて上がってくださいね。
《子どもたちが客席から舞台上に移動する。》
《スタッフが子どもたちを舞台上に座らせる。》
- 【司会】
- 場所が決まったら座ってください。場所が決まったら座ってね。そうそう、こっち側で演奏が見えるのでみんなこっち側向いていてね。オッケーかな?
すごいすごい!みんな集まってきてくれました。
なかなかこの舞台の上で見るっていう機会あんまりないんじゃないかな?みんなある?
舞台上がったことある?初めて?そうか、初めてのお友だちもたくさんいるよね。
もしかしたら、普段コンクールとかで舞台の上で演奏したことがあるお友だちもいるかもしれません。
みんな揃ったかな?みんなオッケーだね。はい、みんな座ってくれました。
さあこのあと一体どんな演奏が始まるのか楽しみだよね!
ピアニストの中川さんがいらっしゃいました。
《一人の男性が登場し、ピアノの前に座る。》
- 【司会】
- 何か始まるのかも。じゃあみんな、シー。
《音楽が流れる。》
画面上の文字:
エルガー作曲
「愛の挨拶」
〜「愛の挨拶」演奏〜
《一人の女性がヴァイオリンを演奏しながら登場する。》
〜拍手〜
- 【司会】
- 拍手~!
ありがとうございます。
〜拍手〜
《司会の女性、ピアニストの中川さん、ヴァイオリニストの礒さんが並んで立つ。》
画面上の文字:
<ピアニスト>
中川 賢一さん
<ヴァイオリニスト>
礒 絵里子さん
- 【司会】
- ではご紹介いたしましょう。ヴァイオリニスト 礒 絵里子(いそ えりこ)さん。
〜拍手〜
- 【司会】
- ピアニスト 中川 賢一(なかがわ けんいち)さんです。
〜拍手〜
- 【司会】
- 素晴らしい演奏ありがとうございました。
今日はお2人に音や楽器のひみつについていろいろと教えてもらいたいと思います。
まずは一言ずつ自己紹介お願いしたいと思うので礒さんからお願いします。
画面上の文字:
<ヴァイオリニスト>
礒 絵里子さん
- 【礒】
- はい、みなさんこんにちは。ヴァイオリンを弾いています、ヴァイオリニストの礒 絵里子です。
今日はみんなの前で演奏したり、それから楽器のひみつをお伝えするのを楽しみに張り切ってやってきました。
短い時間ですけれども、どうぞよろしくお願いします。
- 【司会】
- よろしくお願いします!
〜拍手〜
- 【司会】
- 中川さんもお願いします!
画面上の文字:
<ピアニスト>
中川 賢一さん
- 【中川】
- はい、みなさんこんにちは。ピアニスト 中川 賢一です。
今日はピアノの音楽を聴いてもらったり、ピアノのいろんなひみつを知ってもらってもっともっとピアノを好きになってもらいたいと思います。
よろしくお願いします!
- 【司会】
- よろしくお願いします!
〜拍手〜
- 【司会】
- ここからは音や楽器のいろんなひみつをみんなといっしょに探っていきたいと思います。
まずはヴァイオリンのことを礒さんに教えてもらいましょう。
では中川さんはまた後ほどお願いします。
《中川さんが退場する。》
- 【司会】
- 礒さん、あらためてよろしくお願いします。
- 【礒】
- はい、お願いします。
画面上の文字:
ヴァイオリンの
ひみつを
教えてください!
- 【司会】
- 早速なのですが、まずはこのヴァイオリンがどんな楽器なのか教えてください。
- 【礒】
- はい。
《礒さんが映る画面に切り替わる。》
- 【礒】
- 今日この中でヴァイオリン習っている人はいますか?
- 【司会】
- 手をあげて~!
- 【礒】
- お!いるね2人3人か。
じゃあピアノ習っている人は?ああ、すごいいっぱいいる、ありがとうございます。
やっぱりピアノはとっても身近にある楽器ですけど、それよりはヴァイオリンってなかなか手に取るチャンスがちょっと少ない楽器ではあるんですけれども、せっかく今日は近くで見てもらっているのでいろいろ説明していきたいと思います。
ヴァイオリンは何でできているでしょうか?
- 【子ども】
- 弦~!木~!
- 【礒】
- そうそう!木でできていますね。
そうね、2~3ミリぐらいの薄い木を貼り合わせてつくられています。
貼り合わせてあるのも、のりとかボンドじゃなくって「膠(にかわ)」っていう動物とかお魚のコラーゲンみたいな感じのもので貼り合わせてあります。
中はほとんど空洞、空っぽです。ちょっとノックしてみると、
〜コンコンコン〜
この時点でも結構響いていますね。結構いい音がしています。
表側を見ていただきますとさっき誰か言ってくれたけど、糸のようなもの「弦(げん)」と言うんですが、弦が4本張ってあります。
上から弾いてみると、
《礒さんがヴァイオリンの弦を指で弾く。》
- 【礒】
- これ「ミ」の音。
ミ・ラ・レ・ソ
ミ・ラ・レ・ソ
というふうに高い音から低い音までの弦が4本張ってあります。
この弦をこの右手に持っている棒のようなもの、これでこすると音を出すことができますね。ちょっとやってみましょう。
《礒さんがヴァイオリンの音を出す。》
〜ヴァイオリンの音〜
- 【礒】
- というふうに音を出すことはできますね。
じゃあ今1曲目に「愛の挨拶」という曲を弾きましたけど、どうやって音の高さを変えてメロディを弾いていたか分かった人はいるかしら?
どうやって音の高さを変えているか、みんなでちょっと言ってみて?
- 【司会】
- せーの!
- 【子ども】
- 押さえている。
- 【礒】
- 「押さえている」そうですね、みなさん大正解です!
- 【司会】
- すごい!
- 【礒】
- この弦を左手で押さえると音の高さを変えることができます。この弦の後ろにある黒っぽい板、これ指の板と書いて「指板(しばん)」って言うんですけど、指板の上に張ってある弦をこうやって押さえて音の高さを変えています。
弦っていうのは長ければ長いほど音が低くなって、短ければ短いほど音は高くなります。
ヴァイオリンのこのちょっと白っぽいこの部分、これヴァイオリンの「駒(こま)」って言うんですけど、回す駒と同じ字を書きますね。
この駒の上に乗っている弦、空中に浮いている弦の長さを指で長くしたり短くしたりすることによって音の高さが変えられるんですね。
それもちょっとやってみましょうか。
- 【司会】
- はい!
- 【礒】
- 左手を見ていてください。
《ヴァイオリンと礒さんの左手のクローズアップの画面に切り替わる。》
〜ヴァイオリンの音〜
《司会と礒さんの2人が映る画面に切り替わる。》
- 【礒】
- というふうにここが短くなると音が高くなっていきます。
- 【司会】
- とっても分かりやすい説明ありがとうございます。みんなよく分かったかな?
今、礒さんにいろいろ教えてもらったけど、1個気になるのがこの棒?これを左右に振りながら
こういうふうにやって演奏していたよね。
礒さんこの棒のことも教えてもらえますか?
- 【礒】
- はい。
この棒のようなものは「弓(ゆみ)」と言います。矢を射る弓と同じ字を書きますね。
この茶色い部分はやっぱり木でできています。
実際に弦をこすって弦をブルブル振動させていたのは白い部分なんですけど、この白い部分何でできているか知っている人いるかしら?
- 【子ども】
- はーい!
- 【礒】
- じゃあ、ちょっと3択クイズにしてみたいので3つの中から選んでもらいたいと思います。
- 【司会】
- はい、知っているお友だちもいるみたいだけど、みんなでいっしょにクイズやってみましょう!
じゃあみんな、左右にそれぞれあるモニターを見てください。
画面上の文字:
問題 弓の白い部分は何でできているでしょうか?
- 【司会】
- では礒さんお願いします。
- 【礒】
- はい。
じゃあこの弓の白い部分何でできているでしょうか?
1番、釣り糸。2番、馬のしっぽの毛。3番、クジラのヒゲ。
画面上の文字:
問題 弓の白い部分は何でできているでしょうか?
① 釣り糸 ② 馬のしっぽの毛 ③ クジラのヒゲ
- 【司会】
- はい、どれかな?
正解だと思う番号をこういうふうに指で1・2・3ってやってみて。
YouTubeをご覧のみなさんもぜひどれが正解か考えてみてくださいね。
礒さん、2番と3番が、1番もいるね。
- 【礒】
- うん。
- 【司会】
- 2番が多いみたいですが。
- 【礒】
- そうですね。
- 【司会】
- じゃあ正解を聞いてみようか。礒さん正解を教えてください。
- 【礒】
- はい、正解は… 2番!馬のしっぽの毛です。
画面上の文字:
問題 弓の白い部分は何でできているでしょうか?
正解 ② 馬のしっぽの毛
- 【司会】
- お~、すごいみんな拍手~!すごいね。
- 【礒】
- 正解者が多かったですね。
- 【司会】
- でも本当に馬のしっぽの毛なんですか?
- 【礒】
- というふうに、杏奈さんみたいに疑う人がいるかもしれないので、今日は特別にこのネジをちょっと緩めてって取ってお見せしたいと思います。
- 【司会】
- みんな注目していてね。
《弓のアップの画面に切り替わる。》
《礒さんが弓のネジを外す。》
- 【礒】
- 取れました。いきます。
《礒さんが弓のネジを外した状態で馬のしっぽの毛の部分を振る。》
- 【司会・子ども】
- おお~!
《子ども:「ワー!」》
《司会と礒さんの2人が映る画面に切り替わる。》
- 【礒】
- こうやるとパカランパカランって感じで馬のしっぽって分かりますね。
- 【司会】
- 馬のしっぽだということがよく分かりました。
《礒さんが弓のネジを元に戻す。》
- 【司会】
- ということは礒さん、この馬のしっぽの毛であの綺麗な音色が出るということなんでしょうか?
- 【礒】
- 実は、馬のしっぽの毛をここに張っただけだと音が出ない。
- 【司会】
- え!
- 【礒】
- "あるもの"を塗って初めてさっきみたいないい音がするんですけど、今日は特別第2弾!
その"あるもの"を塗っていない弓があるので、それでちょっと弾いてみたいと思います。
では持ってきてもらいましょう。
- 【司会】
- え~!塗ってない弓だって!
- 【礒】
- これは"あるもの"を塗ってない弓です。
《スタッフが別の弓を礒さんに渡す。》
- 【礒】
- これはね弦の方に"あるもの"がついているので、ちょっと拭きたいと思います。
《礒さんがヴァイオリンの弦を布で拭く。》
- 【礒】
- ではさっきの1曲目の「愛の挨拶」の冒頭部分を弾いてみますね。
- 【司会】
- みんなよく聴いていてね。
〜ヴァイオリンの音〜
《とても小さいヴァイオリンの音が聞こえる。》
- 【司会】
- みんなどうだった?小さいよね。
- 【礒】
- 聴こえました?
- 【司会】
- 聴こえたけどすごくちっちゃかったよね。
- 【礒】
- ちょっと蚊が飛んでいるぐらいの音でしたね。
- 【司会】
- そうですね、ものすごいちっちゃい音でした。
ということはやっぱり"あるもの"を塗らないといけないわけですね?
- 【礒】
- はい。
それじゃあこれもクイズにしちゃおうかな!
- 【司会】
- さあみんなクイズの2問目です!モニターを見てください。
では礒さんお願いします!
画面上の文字:
問題 弓に塗っているモノは何でしょうか?
- 【礒】
- はい。弓に塗っている"あるもの"とは何でしょうか?
1番、はちみつ。2番、松の樹液。そして3番、石けん。
さあどれでしょう?
画面上の文字:
問題 弓に塗っているモノは何でしょうか?
①はちみつ ② 松の樹液 ③ 石けん
- 【司会】
- では正解だと思う番号をこんなふうに指で表してみてね。YouTubeをご覧のみなさんもぜひ考えてみてください!
どうどう?みんな、どうですか?
あれ?また2と3。
- 【礒】
- また2と3が人気、1番の子もいるね、うん。
- 【司会】
- 2番が多いけどみんなそれぞれ、1番と3番もいるね。
はい、それでは正解を聞いてみましょう。礒さん正解は何番でしょうか?
- 【礒】
- はい、正解はですね…
2番、松の樹液。
画面上の文字:
問題 弓に塗っているモノは何でしょうか?
正解 ② 松の樹液
- 【司会】
- すごい、当たったみんなすごいね!
2問とも正解したお友だちもたくさんいました。
- 【礒】
- そうですね。
松の樹液 「松ヤニ」って言っているんですけど、ここに持ってきました。こんな感じの
《礒さんが松ヤニを手に持って見せる。》
- 【礒】
- オレンジ色をしています。
《松ヤニのアップが画面に表示される。》
- 【礒】
- 野球のピッチャーの人が投げる前に、滑らないようにこうやって粉みたいなものをつける。ロジンって言うんだけど、ほとんどいっしょですね。
それをつけて、さっき音が出なかったのは馬のしっぽの毛がちょっとツルツルしていたので、この「松ヤニ」を塗ると引っかかりが良くなるのかな?
それでこうとってもいい音がするようになります。
- 【司会】
- 全然ちがいますね!
- 【礒】
- そうなんです。
- 【司会】
- みんなぜひ、この「松ヤニ」というのも今日覚えて帰ってくださいね。
この綺麗なヴァイオリンの音色。礒さん、さっきは「指板」というのも教えてもらいましたが、でもみんなよく見てみて「ドレミファソラシド」の目印、何もないよね?
《ヴァイオリンのネック(持ち手)部分のアップ画面が表示される。》
- 【司会】
- 礒さん、これどうやって「ドレミファソラシド」弾いているんですか?
- 【礒】
- はい、そうですね。
ギターだとフレットって横に線が入っているんですけど、ヴァイオリンとかオーケストラで活躍している弦楽器はそういう目印が何にもないので、どうやって音程、音の高さを取っているかって言うと、毎日練習をしてどこに何の音があるかをばっちり覚えて、耳でも体でも覚えて、もう起きてすぐでも弾けるぐらいまで一生懸命練習をして、初めていろんな曲が弾けるようになります。
- 【司会】
- うわ~、礒さんもたくさん練習をしてこられたということなんですね!
- 【礒】
- そうですね。
- 【司会】
- ということは、この「ドレミファソラシド」の音のひみつもなんだかもう少しありそうですね?
- 【礒】
- そうですね。
じゃあ、もう1個最後にクイズしちゃおうかな!
- 【司会】
- もう1個クイズだってみんな!ではモニターを見てください。
画面上の文字:
問題 「ド」と「レ」の間にはどれくらい音があるでしょうか?
- 【礒】
- はい、ヴァイオリンの「ド」と「レ」の間にはどのぐらい音があるでしょうか?
- 【司会】
- え~?
- 【礒】
- 中川さんが出てきてくださったけど、ピアノの「ド」と「レ」の間はいくつ音があると思う?
ピアノやっている人いっぱいいたけど。
- 【司会】
- どう?みんないくつ?いくつある?
1か3って言っているかな?
- 【礒】
- どうでしょう?
《ピアノの鍵盤のアップの画面に切り替わる。》
〜ピアノの音〜
- 【中川】
- 「ド」と
〜ピアノの音〜
- 【中川】
- 「レ」の間には
〜ピアノの音〜
- 【中川】
- 1個です!
- 【礒】
- 黒い鍵盤が1個ありますね。
- 【中川】
- はい。
- 【礒】
- ではヴァイオリンの方をちょっと弾いてみますね。
〜ヴァイオリンの音〜
- 【礒】
- 「ド」の音と
〜ヴァイオリンの音〜
- 【礒】
- 「レ」の音の間はいくつあるかな?
- 【司会】
- みんないくつあると思う?言ってみて!教えて教えて!いいよ言ってみて?1?
- 【礒】
- 1の人が多いね。
- 【司会】
- 1?
- 【礒】
- 全員1?
- 【司会】
- みんな1?
- 【司会・礒】
- 2ぐらいある気がする?
《司会と礒さん、中川さんの3人が映る画面に切り替わる。》
- 【中川】
- 2ぐらい?
- 【司会】
- そっかそっか。1と2で迷っている?
- 【子ども】
- 1と2で迷っている!
- 【司会】
- YouTubeをご覧のみなさんはどうでしょうか?
- 【礒】
- ちょっとやってみようか。みんな数えてみてくださいね。
- 【司会】
- みんな数えてね。
- 【礒】
- 「ド」と「レ」の間ね。
〜ヴァイオリンの音〜
- 【礒】
- いきます。
〜ヴァイオリンの音〜
- 【礒】
- はい、いくつだった?
- 【子ども】
- 15!
- 【司会・礒】
- 15?
- 【礒】
- すごいふえた。2からふえた。
- 【子ども】
- 10!
- 【司会・中川】
- 10?
- 【司会】
- どうだろう?
- 【礒】
- もうちょっと分かりやすくやってみようかな?
〜ヴァイオリンの音〜
- 【子ども】
- 50!
- 【礒】
- 50!?すごいふえた!
- 【司会】
- たくさん出てきましたね。
- 【礒】
- はい。
- 【司会】
- ということは、礒さん正解は?
- 【礒】
- 正解は、うーん。すご~く細かくなれるので、1ミリ動かしても音の高さが変わるので無限です!
画面上の文字:
問題「ド」と「レ」の間にはどのくらい音があるでしょうか?
正解 無限にある
- 【司会】
- 無限にあるということなんですね!
- 【礒】
- 無限にあります!
これって実はみんなもできるよね?こう間の音のこと気にしなくていいって言うのかな?
今の「ド」と「レ」もそうだけど、
〜ヴァイオリンの音〜
- 【礒】
- 例えばそうだな。
〜ヴァイオリンの音〜
- 【礒】
- みたいなことって、みんなも自分の声でできますよね?
「あああ↑」とか「はぁ↓」とか、間の音を気にしないでいろんな表現が出来るというところがヴァイオリンとか弦楽器の魅力かなというふうに思っています。
- 【司会】
- ヴァイオリンはいろんな音が出せるということなんですね。
いろんな音が出せるということは他にも、その人間以外のもののなんか音とかもできそうですよね?
- 【礒】
- そうですね。今から次に弾く曲なんですけれども、ルーマニアのヴァイオリニストだったディニークという人が書いた「ひばり」という曲を演奏したいと思うんですけども、その名の通り途中で今言ったみたいな技を使って、鳥の鳴き声の真似をする場所が出てくる楽しい曲を演奏したいと思います。
- 【司会】
- はい、ではみんな鳥の鳴き声にも注目して聴いてみましょう!
《礒さんがヴァイオリン、中川さんがピアノを演奏する。》
画面上の文字:
ディニーク作曲
「ひばり」
〜「ひばり」の演奏〜
- 【司会】
- ありがとうございました!
〜拍手〜
- 【司会】
- 礒さん中川さんありがとうございました。
《礒さんが舞台から退場する。》
- 【司会】
- 音が流れるように無限にあるヴァイオリンの特徴よく分かったよね。鳥の鳴き声も聞こえてきたんじゃないかな?
それではここからは、中川さんにピアノのことについていろいろと教えてもらいたいと思います。
画面上の文字:
ピアノのひみつを
教えてください!
- 【司会】
- 中川さんよろしくお願いします
- 【中川】
- よろしくお願いします。
- 【司会】
- それではさっそくですが、まずはピアノの特徴、そしてしくみについても教えてください!
- 【中川】
- はい、まずピアノの特徴は、みなさんオーケストラ知っていますか?
- 【司会】
- 知っている?
- 【中川】
- オーケストラの1番低い音、
〜ピアノの音〜
- 【中川】
- から
《中川さんがピアノと舞台前方とを行き来する。》
〜ピアノの音〜
- 【中川】
- 1番高い音まで1人で弾くことができるところ。あとは指10本ありますね?
だから、
〜ピアノの音〜
- 【中川】
- 1・2・3・4・5・6・7・8・9・10。10個の音とかを一気に弾くことができる。そしてオーケストラの演奏できる曲は大体ピアノでもなんとか演奏できたりできる。そこが1つの特徴。
あとはピアノソロと言って、ピアノだけで2時間のコンサートもできるし、ピアノと、例えば礒さんみたいなヴァイオリンの方といっしょ、他の方といっしょ、いろんな人ともいっしょに伴奏や室内楽と言っていっしょに演奏することもできる。そしてオーケストラでも演奏できる。
あとはピアノっていうのは例えば声だと「あー」って言って息なくなったらもう音出ないよね?
ヴァイオリンも弓をうーってこうやって終わっちゃったらもう音出ないよね?
だけどピアノは1回鳴らしたら、
〜ピアノの音〜
- 【中川】
- 息が必要じゃないので結構長く、ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと長く弾くことができる。
そこら辺がおもしろい特徴ですね。
- 【司会】
- はい、とってもよく分かりました!
- 【中川】
- さあそこでクイズです!
- 【司会】
- え!クイズ?
- 【中川】
- はい、ピアノはどのようなしくみを使っているでしょうか?
画面上の文字:
問題 どれと同じしくみを使っているでしょうか?
- 【司会】
- クイズです!みなさんよく考えて。
1番、鉄棒のしくみを使っているか?2番、シーソーのしくみを使っているか?3番、ジャングルジムのしくみを使っているか?どれだと思う?
画面上の文字:
問題 どれと同じしくみを使っているでしょうか?
①鉄棒 ② シーソー ③ ジャングルジム
- 【司会】
- みんなどれかな?ピアノはどれと同じしくみを使っているでしょうか?
1番鉄棒、2番シーソー、3番ジャングルジム。
YouTubeをご覧のみなさんもいっしょに考えてください!みんなどれだと思う?
- 【中川】
- 考えて考えて!
- 【司会】
- 2番が多いかな?
- 【中川】
- 2番が多いのかな?3の人もいるね。1もいたな、1もいるね。
- 【司会】
- みんなそれぞれの答えが決まりました。では中川さん正解を教えてください!
- 【中川】
- 正解はドゥルルルルルル、バン!
2番のシーソーです!
画面上の文字:
問題 どれと同じしくみを使っているでしょうか?
正解 ② シーソー
- 【中川】
- なぜそうかと言うのは今からお話をしましょう。というわけでいきます、ピアノのひみつです。
さあ、今からいろいろ見てもらうので周りのモニターとか見てね。カメラさんが撮ってくれるからそれ見てくださいね。
ピアノはどうやったら音が出るか?鍵盤を押したら、
〜ピアノの音〜
- 【中川】
- 音が出る、
《中川さんの顔のアップの画面に切り替わる。》
- 【中川】
- 分かるよね?中に弦が張ってある、それも分かるね?
でもその間のところがどうなっているかを完璧に言える人はなかなかいないと思うので、その話をするために今日はあるものをここに持ってきました~!
- 【司会】
- なんだろう、あるもの?
- 【中川】
- これなんだろう?
《礒さんが布をかぶせた「あるもの」を持って来て中川さんに手渡す。》
- 【中川】
- はい、いきます。
せーの!ほっ!
《中川さんが布をとって中身を見せる。》
《子ども:「おー!》
- 【中川】
- これはピアノのアクションカットモデルっていって、ここが鍵盤ね。鍵盤の先をおそらく完璧にはみんな言えるか分かんない、ちょっと分かんないところかもしれません。
ここの鉄の部分、この鉄の棒、これ弦だと思ってください。
《中川さんがアクションカットモデルを動かして説明する。》
- 【中川】
- いろんなしくみを通るとハンマーが弦を打ってブルルっと打って音が出る。これこういうふうに入っているって言ったら分かる?
ジャン!
《中川さんが、ピアノを外から見たときにアクションカットモデルが入っていると想像される位置の側面に、アクションカットモデルをあてる。》
- 【司会】
- あ~!
- 【中川】
- では、これがどういうふうに動いているかというと、ここを押します。
鍵盤を押すとこっちが下がってこっちが上がる。だからシーソーなんです。
シーソーも片方が下がったら片方は?上がる。
これもこっちが下がってこっちが上がって、力がこういうふうに伝わって、
《アクションモデルを持ち、指を差しながら鍵盤のしくみを説明する中川さん》
- 【中川】
- 突き上げたら今度こういって、この縦の棒にいって、これが上に上がってこれを突き上げて、これに力がいってこういくと、弦がブルブルいって音が出るんです。
じゃあ押してみるね、どこが鳴るかな?どうなるかな、見て?
《中川さんがアクションカットモデルの鍵盤の部分を押す。》
〜鍵盤がポン、ポンと連続して鳴る〜
〜ポン〜
- 【中川】
- このしくみがたくさん重なると、シーソーのしくみが重なると、ある程度の速さでしか押してないのに、当たったのが分からないって人がいるくらい速く、
《中川さんがアクションカットモデルの鍵盤の部分を連打する。》
〜鍵盤がポン、ポン、ポンと連続して鳴り続ける〜
- 【中川】
- 拍手、拍手、拍手!
〜拍手〜
- 【中川】
- ありがとうございます。中にコンピューターが入っているわけではなくてほとんど木と金属で、この白いところはなんとハンマーをぐーっと固めた羊の毛「フェルト」って言うんですね。
はい、というわけで木と金属とこの羊の毛でできたアクションがピアノの中になんと88個入っております!
《中川さんが礒さんにアクションカットモデルを渡し、礒さんが舞台奥の机の上に置く。》
- 【中川】
- 今日は特別がたくさんあります。その88個の鍵盤を引き出したいと思います!
- 【司会】
- ええ!?
- 【中川】
- でも僕がやると壊します。なので、今から引き出していただくために特別な職業の方を紹介したいと思います。その職業は「調律師」と言います。
調律師の今日およびした方、「外山(とやま)さん」と言います。外山さん。
だけどその外山さんはとってもとってもシャイなんですね。なのでみんなも初めて会って恥ずかしいかもしれないけど、僕がせーのって言ったら、「外山さ~ん」って言ってください。大きい声で。もしその声が小さくて出てこなかったら今日これで終わりです。
- 【司会】
- え~!やだよね?
- 【中川】
- 言える?みんな言える?
- 【司会】
- 言えるよね!
- 【中川】
- 言うよ、「外山さ~ん」だよ?せーの!
- 【司会・中川・子ども】
- 「外山さ~ん!」
《舞台袖より一人の男性が登場する。》
- 【中川】
- 出てきていただきました、
〜拍手〜
- 【中川】
- ありがとうございます!
は~い、調律師の外山 洋司(とやま ひろし)さんです。
画面上の文字:
〈ピアノ調律師〉外山 洋司さん
- 【中川】
- よろしくお願いします。
- 【司会】
- お願いします。
- 【中川】
- では、カメラさんお願いします。どうするんでしょうね?
《外山さんがピアノの鍵盤の下のネジを外している。》
- 【中川】
- はい、まずは下の方ネジネジネジネジやっていますね。そのネジを外して右側もやります、ネジネジネジネジやっていますね。それで、どうするんでしょうか?
お?なんかネジネジしてやったらなんと…
もう取れちゃいました!
《外山さんがピアノから鍵盤の蓋を取り外す。》
- 【中川】
- この状態でもまだ音は出ます。
〜ピアノの音〜
- 【中川】
- さあ机を出して、とうとうこの鍵盤88個外していただきたいと思います。よろしくお願いします!
《外山さんがピアノから鍵盤を取り外す。》
- 【中川】
- これね25kgぐらいで重いので、めちゃくちゃ重い重い重い重い重い重い…置いた!
《外山さんが外した鍵盤をテーブルの上に置く。》
- 【中川】
- ありがとうございました!
《外山さんが舞台から退場する。》
- 【中川】
- 88個あります なので弾くとこうやってウェーブになるんですね。
《中川さんが鍵盤を、右端から左端まで滑らせるように両手でふれ、88個のアクションモデルのハンマーが波のように上下する。》
- 【中川】
- 楽しいですね。すごくウェーブ!なんかこの1日中これで終わりたいような感じがしますね。ウェーブになっています。
さあこう見ているうちに気づいた人がいるかもしれませんが、上の方の音はキン
《中川さんが、鍵盤の一番右側にあるハンマーを左手で持ち、その横に右手の親指を差し出すようにして大きさを比べる。》
- 【中川】
- と音を出すために親指と比べると小さいハンマーです。
下の方はゴーンと音が出るために大きいハンマーです。
《中川さんが、今度は鍵盤の一番左側にあるハンマーを左手で持ち、その横に右手の親指を差し出すようにして大きさを比べる。》
- 【中川】
- そしてアクションがないからここの中、空洞になっているのでここで「ドレミファソ」を弾こうと思っても!
《中川さんが、鍵盤が抜かれたままのピアノの前に移動しピアノを弾く仕草をする。》
- 【中川】
- 音は…出ません!
《中川さんの顔のアップの画面》
- 【中川】
- なのでここにまたアクション入れたいんですが、僕がやると壊します。誰がやりますか?
- 【子ども】
- 外山さん~!
- 【中川】
- はい、外山さんよろしくお願いします!
すごいそう、外山さんすごいですね。これ入れるとき、実は難しいんですよ。
《外山さんが机の上の鍵盤を持ち上げピアノに入れる。》
- 【中川】
- うまく入れないとハンマーをポキってやるからみなさん絶対真似しないでくださいね!
入れました。もう入れた状態で音は、
《中川さんがピアノを弾き音が鳴る。》
〜ピアノの音〜
- 【中川】
- もう出ます。机お願いします。
そして周りをちゃんとつけますね。
《外山さんが鍵盤の蓋をピアノにつける。》
- 【中川】
- 外山さんみたいな方は舞台に普通は出てきません。
いつもその前にピアノをいい状態にしていただきます。だから僕はうまく弾けるんですね。
外山さんみたいな方がいないと僕はうまく弾けません。
こういう調律師っていう職業もすごく重要なのでぜひみなさんに知っていただけるとうれしいな!
終わったんですか?早いです!すごいですね!
《外山さんが舞台から退場する。》
〜拍手〜
- 【司会】
- あっという間!
- 【中川】
- 今日はめちゃくちゃ早かったです!
さあ、その先の話をしようと思います。
ここにハンマーがあります。ハンマーが弦を打つと音が出るのは分かるかな?
じゃあ弦を映してもらうと、
《中川さんがハンマーとマレット(さまざまな打楽器を演奏する際に用いられるヘッドの付いた枹(ばち))を持ってピアノに近づく。》
〜ピアノの弦の音〜
- 【中川】
- 弦が震えたの分かったかな?
まだ分かんないって人がいるかもしれないのであるもので証明したいと思います。
これなんだ?
《ピンポン玉を持つ中川さんの顔のアップの画面》
- 【中川】
- どんなボール?ピンポン玉です。ピンポン玉を1番下の弦の上に置きます。
弾いてみますよ?
せーの!
〜ピアノの音〜
《中川さんが飛び上がったピンポン玉を片手でキャッチし、またピアノの弦の上に置く。》
- 【中川】
- もう一度いきます、せーの!
〜ピアノの音〜
- 【中川】
- 最後にもう1回いきます、せーの!
〜ピアノの音〜
〜笑い〜
〜拍手〜
- 【中川】
- ありがとうございます。それでも分からない人いるかもしれないので紙を置きたいと思います。
じゃあ紙、この紙なんだか分かるかな?
- 【司会】
- あ~!
- 【子ども】
- 中川さん~!
- 【中川】
- はい、中川さんです!中川さんを弦の上に置くよ?
《中川さんの似顔絵が描かれた紙をピアノの弦の上に置く。》
- 【中川】
- じゃあ弾いてみるよ、どうなるかな?
せーの!
〜ピアノの音〜
- 【中川】
- 中川さんジャンプ!
〜ピアノの音〜
- 【中川】
- 中川さんジャンプ!
〜ピアノの音〜
- 【中川】
- 中川さんジャンプ!
《中川さんが決めポーズをする。》
〜笑い〜
《ガッツポーズをする中川さんのアップの画面》
〜拍手〜
- 【中川】
- はい。中川さんジャンプするくらい弦が震えたので分かったね?弦が震えたの。
その先がすごくおもしろい話です。弦のブルブルだけで音大きくなるのかな?
じゃあカメラさんに向かって今度はこっちに向かって喋ってみようかな?
弦ブルブルっていうと、輪ゴム伸ばしてびょんびょんやったことありますか?
あるね、音大きい?
- 【司会】
- どうかな?
- 【中川】
- 小さいね。この弦のブルブルだけでは音大きくなりません。
でもこのピアノは2000人のホールの1番後ろまで音届きます。
でも弦のブルブルだけで音大きくなるのかな?ここが人間が考えたすごいしくみです!
見てください、弦があります。弦ブルブルします。
《ピアノの弦のアップの画面》
- 【中川】
- その弦がここにある太い木分かる?
《中川さんが弦がつながっている木をマレットの先端で指している。》
- 【中川】
- 太い木にくっついている、ここまで分かりますか?
ということは、弦のブルブルはこの木の棒にブルブルが伝わるということだ。
この木の棒のことを「駒(こま)」と言います。
《礒さんが「駒」と書かれたパネルを持って立っている。》
- 【中川】
- みんなで言ってみます。せーの!
- 【司会・中川・子ども】
- 駒!
- 【中川】
- オーケイ!この駒にブルブルがいきます。
そうすると、カメラさんこれ撮るのめちゃくちゃ難しいんだけど、この駒の下に板あるのみんな分かってもらえる?
《ピアノの弦がアップになり、中川さんが駒の下の板をマレットの先端で指している。》
- 【中川】
- 本当に大丈夫?駒の下に板があるよね?板に駒がくっついています。そこまで分かってもらえる?
ということは、弦のブルブルが駒に行って駒のブルブルが下の板に行くということだ。
この板のこと難しい漢字、
《中川さんがピアノの周りを歩きながら説明している。》
- 【中川】
- 響く板と書いて「響板(きょうばん)」と読みます。
《礒さんが「響板」と書かれたパネルを持って見せる。》
- 【中川】
- せーの!
- 【司会・中川・子ども】
- 響板!
- 【中川】
- オッケー!この響板どれくらい重要かっていうことをあるもので証明したいと思います。
さあみなさん。カメラさんに向かってやります。これなんだ?
《中川さんがオルゴールをカメラに差し出す。》
- 【子ども】
- オルゴール!
- 【中川】
- オルゴール。じゃあみなさんの近くに行くからちょっと聴いてね。
《中川さんが子どもたちにオルゴールの音を聴かせて回っている。》
- 【中川】
- オッケーみんな聴こえた?音大きい?
- 【子ども】
- 小さい!
- 【中川】
- 小さいよね?じゃあよく見てください。
《ピアノの横に立つ中川さん》
- 【中川】
- オルゴールを響板の上につけます。
つけます。
《ピアノの響板にオルゴールをつける中川さんの手のアップ画面》
〜オルゴールの音〜
- 【中川】
- 離します。
《ピアノの響板にオルゴールをつけたり、離したりする中川さん》
- 【子ども】
- ちっちゃーい!
- 【中川】
- つけます。
〜オルゴールの音〜
- 【中川】
- つまり弦のブルブルが駒に行って駒のブルブルが響板に行くから音が起きます。
離します。
つけます。
〜オルゴールの音〜
- 【中川】
- 離します。
つけます。
《自分のおなかにオルゴールをつけてみせる中川さんのアップの画面》
- 【中川】
- 変わんないね。ここも変わんないね。
《自分のおでこにオルゴールをつけてみせる中川さんのアップの画面》
- 【中川】
- やっぱり変わるのは響板。
《響板にオルゴールをつける中川さん》
〜オルゴールの音〜
- 【中川】
- はい、では復習をしたいと思います。カメラさんに向かって言おうかな。
じゃあシーソーのしくみで、
《マレットをシーソーの様に持つ中川さんのアップの画面》
- 【中川】
- ある程度の速さで押した鍵盤の速さがすごく速くなって、羊の毛を固めたハンマーに力が伝わると
《ハンマーを持っている中川さんのアップの画面》
- 【中川】
- ハンマーが弦を打って、弦がブルルルル。
《弦や駒や響板を指すアップの画面》
- 【中川】
- 弦のブルルルルが駒にブルルルルル。駒のブルルルルが今度は響板のブルルルルになって音が大きくなる。分かりましたか?
《子どもたちに手を広げて問いかける中川さん》
- 【子ども】
- はい!
- 【中川】
- ありがとうございます。これがピアノのしくみでした!
- 【司会】
- はい、中川さんありがとうございました。
《舞台上に司会が登場する。》
- 【司会】
- みんなピアノのしくみよく分かったかな?
響板すごかったね?オルゴールを普通に聴くのと響板につけるの、あんなに変わるなんてみんな知らなかったんじゃないかな?
そしてみんな覚えている?
《司会と中川さんの2人が映る画面に切り替わる。》
- 【司会】
- ピアノのしくみって何といっしょなんだったっけ?
- 【子ども】
- シーソー!
- 【中川】
- よく分かったシーソー。よく覚えていた!
- 【司会】
- すごいみんなちゃんと覚えている。そうだよねシーソー。
それからピアノの音を大きくするのは響板ともう1個大事なのあったの覚えている?
- 【子ども】
- 駒!
- 【中川】
- すごいすごい!覚えている!
- 【司会】
- すご~い!
- 【中川】
- いいね!
- 【司会】
- 中川さんみんなちゃんと覚えてくれていますね。
- 【中川】
- うれしいですね。
- 【司会】
- みんなピアノのこともっともっと好きになってきたと思うので、ここで中川さんにもう1曲弾いてもらいたいと思います!
- 【中川】
- はい。今から弾く曲はフランスの作曲家ドビュッシーって人が作曲しました「月の光」という曲を演奏します。
これは夜の曲なのでよろしければ目を閉じながら、暗くしますからね。よろしければ寝ながら聴いてもいいかもしれませんが、いびきだけはかかないでください。
それではショートバージョンで弾きます「月の光」です。
《会場が暗くなり、ピアノの前に座る中川さん》
〜「月の光」ショートバージョンの演奏〜
画面上の文字:
ドビュッシー作曲
「月の光」
〜拍手〜
- 【司会】
- ありがとうございました。
《会場が明るくなり、司会が登場する。》
- 【司会】
- うっとりするような美しいピアノの音色でしたね。
みんな起きている?大丈夫?気持ちよかったよね。
それではここからは礒さんにもまたお越しいただきましょう。お願いします。
《礒さんが登場する。》
〜拍手〜
- 【司会】
- ここまで中川さんからピアノのひみつ、そして礒さんからヴァイオリンのひみつについてたくさん教えてもらいました。みんなとってもおもしろかったよね?
ここからはちょっとちがうことをやってみたいと思います。
せっかく今日は音楽ホールにいるので、聴く場所によって音の響きが同じなのかちがうのかをみんなに実際に移動して聴き比べてもらいたいと思います!
聴き比べる場所は全部で3箇所。1箇所目はホールの1番後ろです。1番後ろからどんなふうに聴こえるかな?2つ目はホールの真ん中の辺りです。
そして3箇所目はこの舞台の上です。それぞれの場所にこれからみんなに移動してもらいます。
まずはグループ分けをするので
画面上の文字:
音楽ホール!聴く場所によって
同じに聞こえるか?
ちがって聞こえるか?
- 【司会】
- みんな自分の番号を1度確認してください。いいかな大丈夫?
まず1番から14番までの人はこっち側の左側に来てください。1番から14番まで。
はい、1から14番オッケーかな?
15番から28番までの人は真ん中に来てください。15番から28番までの人は真ん中です。大丈夫かな?
29番以降のみんなは1番右側に移動してください。29番より後ろ、大きい数字の人は1番右側にいってください。大丈夫かな?オッケー!
これからみんなには移動してもらいます。会場内段差があるので気をつけて移動してくださいね。それではまず29番以降のみなさんホールの1番後ろに移動してください。
いってらっしゃい!
足元気をつけてね、階段があるのでゆっくりで大丈夫ですよ。
《子どもたちがそれぞれ決められた場所へ移動している。》
《スタッフが子どもたちを誘導している。》
- 【司会】
- 1番後ろから聴いたときにどんなふうに聴こえるかな?
みんなこのあと聴くときに、聴き比べしてもらうのでそれぞれの場所でどう聴こえるかよく聴いておいてね。オッケーかな?
じゃあ次は15番から28番のみなさんホールの真ん中に移動してください。どうぞ、ホールの真ん中です。
最後、今舞台の上にいる1番から14番のみんなはこの舞台の上の好きなところで聴くことができちゃいます!
いい?みんなじゃどこがいいか決まった?決めてね?オッケーかな?準備ができたら合図があるから、そしたら走らずにゆっくり移動してね。オッケーかな?
ではピアノの周りそしてステージの上どこでも大丈夫です。好きなところに移動してください。準備オッケーですか?
《舞台中央のピアノに中川さん、その近くに礒さんがヴァイオリンを持ってスタンバイしている。》
- 【司会】
- それではみんな好きなところに移動しましょう。どうぞ。
《残りの子どもたちが舞台上を移動している。》
- 【司会】
- どこで聴くのがいいかな?
自分の好きなところ、楽器にはふれないようにしてくださいね。好きなところでいいよ。みんな座っても大丈夫だよ。好きなところで座っても大丈夫。
あ、立ってみたい?立ってみたかったら立ってみても大丈夫だよ。オッケー?大丈夫?
後ろのみなさんも大丈夫ですか?
それでは中川さん、礒さんお願いします!
《礒さんがヴァイオリンを弾いているまわりで子どもたちが聞いている。》
〜「ガヴォット」の演奏〜
画面上の文字:
J.S.バッハ作曲
「ガヴォット」
《中川さんがピアノを弾いているまわりで子どもたちが聞いている。》
〜「展覧会の絵/キエフの大門」の演奏〜
画面上の文字:
ムソルグスキー作曲
「展覧会の絵/キエフの大門」
《礒さんがヴァイオリン、中川さんがピアノを演奏しているまわりで子どもたちが聞いている。》
〜「タイスの瞑想曲」の演奏〜
画面上の文字:
マスネ作曲
「タイスの瞑想曲」
- 【司会】
- ありがとうございました!
〜拍手〜
- 【司会】
- それではみんな今度は2か所目に移動しましょう!スタッフのお兄さんやお姉さんが案内してくれるのでお姉さんたちについていってね。
《司会の画面に切り替わる。》
- 【司会】
- みんな2か所目に移動します。移動する時は会場内に段差があるので気をつけて移動してくださいね。
それからみんな、聴き比べのこと忘れないようにね!今聴いたところと次に聴くところ同じように聴こえるかな?それともちがって聴こえるかな?よく聴き比べをしてくださいね。
舞台の上に上がったみんなは好きなところから聴いていいですよ。
《それぞれの場所へ移動する子どもたち》
- 【司会】
- どこから聴いてもオッケー。どこから聴いても大丈夫だよ。足元気をつけてくださいね。それから楽器には触らないようにしてください。オッケーかな?
《司会の画面に切り替わる。》
- 【司会】
- みんな好きなところで聴いていいよ。やっぱりみんな楽器の周り人気だね。楽器にはふれないように気をつけてくださいね。
後ろのみなさんも大丈夫そうですか?オッケー?
オッケー!それではいきましょう。
礒さん中川さんお願いします!
《礒さんがヴァイオリンを弾いているまわりで子どもたちが聞いている。》
〜「ガヴォット」の演奏〜
《中川さんがピアノを弾いているまわりで子どもたちが聞いている。》
〜「展覧会の絵/キエフの大門」の演奏〜
《礒さんがヴァイオリン、中川さんがピアノを演奏しているまわりで子どもたちが聞いている。》
〜「タイスの瞑想曲」の演奏〜
- 【司会】
- ありがとうございました。
〜拍手〜
- 【司会】
- それでは最後3箇所目に移動してください!
《司会の画面に切り替わる。》
- 【司会】
- 足元段差があるので気をつけて移動してくださいね。
みんなここまで1箇所目と2箇所目聴き比べてみてどうだったかな?同じように聴こえたかな?それとも場所によって音の響きちがいがあったかな?
さあみんなこのあと最後、いよいよ3箇所目に回ります。1箇所目、2箇所目とそして3箇所目、ちがうのか?同じなのか?ぜひよく聴き比べてください。
舞台の上に乗ったみなさんは好きなところから聴いていいですよ。好きなところどこでも大丈夫です。でも楽器には触らないように気をつけてね。
さあみんなどこで聴きたいかな?やっぱりピアノやヴァイオリンの周りはとても人気ですね。
大丈夫かな?オッケー?
後ろのみんなもオッケーだね?はい、大丈夫でしょうか?
それでは礒さん、中川さん、お願いします!
《礒さんがヴァイオリンを弾いているまわりで子どもたちが聞いている。》
〜「ガヴォット」演奏〜
《中川さんがピアノを弾いているまわりで子どもたちが聞いている。》
〜「展覧会の絵/キエフの大門」の演奏〜
《礒さんがヴァイオリン、中川さんがピアノを演奏しているまわりで子どもたちが聞いている。》
〜「タイスの瞑想曲」の演奏〜
- 【司会】
- ありがとうございました!
〜拍手〜
- 【司会】
- どうだったかな?みんな3箇所で聴き比べしてもらいました。
《司会の画面に切り替わる。》
- 【司会】
- 最後は、この3箇所の中から自分が1番好きな場所で演奏を聴いてもらいたいと思うので、ここで聴きたいなっていうところに移動してください。どうぞ!
どこでもいいよ。ホールの後ろ、真ん中、それから舞台の上、どこでも大丈夫。自分がここが1番聴きたいな、1番良かったなって思うところに移動してください!
会場内ね、走らないようにゆっくり移動してくださいね。
《客席から舞台に舞台から客席に移動する子どもたち》
- 【司会】
- ゆっくりで大丈夫だよ。段差があるので、階段もあるので気をつけて上がってね。舞台の上に上がってくれたみんなは楽器には触らないように気をつけてくださいね。
どこがいいかな?どこがいいかな?聴きたいところでいいよ。
後ろにも結構みんな移動してくれました。
《司会の画面に切り替わる。》
- 【司会】
- じゃあみんな大丈夫かな?
はい、オッケー!後ろのみんなもオッケー?
それでは最後はスペシャルな場所から曲を演奏していただきます。
中川さん曲紹介をお願いします。
- 【中川】
- はい。今から演奏するのは、モンティという方が作曲した
《中川さんの画面に切り替わる。》
- 【中川】
- 「チャルダッシュ」という曲を演奏します。
とてもゆっくりなたっぷりした歌の部分と、あとはとても速いとこが交互に来るので聴いていてもおもしろいし、あとは見てもおもしろいです。
楽しみにしてください「チャルダッシュ」です。
《礒さんがヴァイオリン、中川さんがピアノを演奏しているまわりで子どもたちが聞いている。》
〜チャルダッシュ演奏〜
画面上の文字:
モンティ作曲
「チャルダッシュ」
- 【司会】
- ありがとうございました!
〜拍手〜
- 【司会】
- みんなどうだったかな?好きな場所での演奏とっても良かったよね!
それでは全員最初のお席、保護者の人のお隣の席に戻ってください。後ろのみなさんも戻ってください。
《演奏を聴いていた場所から客席へ戻る子どもたち》
- 【司会】
- 階段から降りる時は足元気をつけてね。ゆっくりで大丈夫だからね、降りてください。
ぜひみんなあとで保護者の方に3箇所で聴き比べてこんなふうに聴こえたよっていうのを教えてあげてくださいね。
ぜひお友だちとかにも教えてあげるときっと喜んでくれるんじゃないかな?
みんな大丈夫だよ。足元気をつけてゆっくりで大丈夫だからね。
はい、お席にみんな戻れたかな?大丈夫そうかな?
今日はピアノのことヴァイオリンのこと、
《司会と中川さん、礒さんの3人が映る画面に切り替わる。》
- 【司会】
- そして聴く場所によって音の響きがちがうんじゃないかな?というたくさんのひみつを知ることができました。楽しかったよね?
実は残り時間があとちょっとになってきてしまいました。
では、ここでみなさんからたくさん質問をいただいていたので
画面上の文字:
質問コーナー
- 【司会】
- 時間の許す限り少しだけですが、お答えいただきたいと思います。
まず最初の質問はこちらです。
画面上の文字:
ピアノの種類とちがいについて
教えてください
- 【司会】
- 「ピアノの種類とちがいについて教えてください。」
では中川さんお願いします。
- 【中川】
- はい。ピアノはまずこのような横型になっているのに対して縦型になっている、もしかしたらみなさんのお宅にもあるかもしれません。アップライトピアノというのとグランドピアノ、大きく2つの種類があります。
本当はもっともっとあるんですが大きく分けて2つあります。
グランドピアノと言ってもこれくらい長い274センチのコンサートで使うフルコンサートグランドピアノというのと、もっと小さい家庭用の他のピアノがあるのでいろんなサイズもあります。
- 【司会】
- ありがとうございます。ピアノ1つとってもいろんなものがあるんですね。
- 【中川】
- はい。
- 【司会】
- それでは次の質問です。
画面上の文字:
弦はなぜこの本数なのですか?
この本数で多くの音を出せるのは
なぜですか?
手は痛くならないのですか?
- 【司会】
- 「弦はなぜこの本数なのですか?この本数で多くの音を出せるのはなぜですか?手は痛くならないのですか?」
ということで、これはヴァイオリンについてなので礒さんお願いします。
- 【礒】
- 結構難しい質問ですね。
弦はなぜ4本なのかっていうのは、多分なんですけど4本が1番音の低いとこから高い音まで出せる幅と、こう軽々といろんな曲が弾けるっていう兼ね合いが良かったんじゃないかなと思います。
ヴァイオリンの親戚でビオラダガンバっていう楽器があるんですけど、それは弦が6本とか7本あります。でもそんなにこう速い動きとかはちょっと苦手というか、もちろんできるんだけどヴァイオリンの方がそういうのが得意なので、あまり弦がたくさんあるとここが太くなっちゃって、特に私なんて手がそんなに大きくないのでちょっと弾きづらくなっちゃうんだけど、4本ぐらいのこのスペースがちょうど弾きやすいというところかなというふうに思いました。
あと…この本数で多くの音を出せるのはなぜですか?
2つとか3つとかっていうことですかね?ええ~なんでだろうね?
それはいっぱい練習をしたからなんですけど。でもそうですね。
《礒さん1人が映る画面に切り替わる。》
- 【礒】
- 昔ね、こっちの弓は本当にこういう射る弓と同じような形をしていました。
今ちょっと見えるかしら?木がこういうふうに反っているんだけど、昔の弓は本当にこういうふうに反っていて、その和音がとっても楽に弾けるようになっていました。
〜ヴァイオリンの音〜
- 【礒】
- というのも楽に弾けるようになっていたんだけどその分、なんて言うのかな…こう音量がちっちゃかった。それでだんだん音量をどんどん出したいなって改良されて今の弓の形になったので、和音を弾くのは昔の1600年代ぐらいの弓の方がやりやすいんですけど、でも、この形でも和音がうまく弾けるように一生懸命練習していろんな和音を弾いています。
手は痛くならないんですか?
そうですね、弦はとっても細いんですけど私の手はちょっとここが硬くなっています。あと指紋もちょっと消えかかっていたりしています。
《話しながら硬くなっている自分の指先を見せる礒さん》
- 【礒】
- そうですね、例えばあんまりないけど2ヶ月ぐらいヴァイオリンを全然弾かないでお休みしちゃって久しぶりに弾いたら多分すごく痛いと思います。
なのでずっと常に弾いているので何時間弾いても今は痛くありません。
- 【司会】
- 礒さんありがとうございました。
ということで
《司会、中川さん、礒さんの3人が映る画面に切り替わる。》
- 【司会】
- 以上、みんなからの質問に答えていただくコーナーでした!
この他にもたくさん質問いただきました、ありがとうございました!
さて、とっても楽しい音楽のワークショップそろそろお別れのお時間が近づいてきました。
最後に礒さん中川さんからみなさんにメッセージをいただきたいと思います。
まず礒さんお願いします。
画面上の文字:
みなさんへのメッセージ
- 【礒】
- はい。今日はいらしてくださってありがとうございました。
ヴァイオリンやピアノのひみつ楽しかったでしょうか?
《礒さん1人の画面に切り替わる。》
- 【礒】
- いかがでしたか?
ヴァイオリンやピアノ以外の楽器もいろんなひみつがあると思いますので、いろんな楽器のひみつにふれて、そして音楽にもふれて、これからの人生も実り多いものにしていただけたら大変うれしいです!
またコンサートにも遊びにいらしてください。ありがとうございました!
〜拍手〜
《中川さん、礒さん2人が映る画面に切り替わる。》
- 【司会】
- ありがとうございました。
では中川さんお願いします。
- 【中川】
- はいみなさん、ピアノのしくみ分かりましたか?ありがとうございます。
ピアノはなんと電気を使っていません。コンピューターも入っていません。人間が一生懸命考えて木と金属、ほとんどそれでこれだけ大きい複雑なすてきな音をつくる楽器です。
人間ってすごいね。そういうぬくもりのある楽器なんです。
それを分かって聴くともっともっとおもしろくなると思います。
ぜひ一生ピアノに興味を持ってくれたらうれしいです!今日はどうもありがとうございました!
〜拍手〜
- 【司会】
- お2人ともありがとうございました!
《司会と中川さん、礒さんの3人が映る画面に切り替わる。》
- 【司会】
- あの礒さん中川さん、最後の最後にもう1曲だけ演奏お願いできないでしょうか?
- 【礒】
- 喜んで。
- 【司会】
- いいですか!ありがとうございます!
では今日は最後にピアノのことヴァイオリンのことみんなでよく知ったと思うので、よく聴いていってください。
礒さん曲の紹介をお願いします。
- 【礒】
- はい。2人で最後に弾くのは「アメイジング・グレイス」という曲です。
《礒さん1人が映る画面に切り替わる。》
- 【礒】
- なんか聴いたことあるなっていう、特に親御さん方はいらっしゃるんじゃないかと思うんですけれども。この曲はこの編成のために中川さんが編曲をしてくださったので曲の説明は中川さんからお願いします。
- 【中川】
- はい。
「アメイジング・グレイス」というのは実は作曲者が分からない伝承歌です。
《中川さん、礒さん2人が映る画面に切り替わる。》
- 【中川】
- でもすてきな曲です。
これはアメリカで祈りの歌詞がついた曲にもなりました。今いろんなことがあります世の中で。でも祈って本当にいい方向に行けばいいなと思いながら演奏したいと思うと同時に、今日来てくれたみなさんの将来が素晴らしいものになるということも祈りながら演奏してみたいと思います。
「アメイジング・グレイス」です。
《礒さんがヴァイオリン、中川さんがピアノを演奏している画面》
画面上の文字:
「アメイジング・グレイス」
〜「アメイジング・グレイス」演奏〜
〜拍手〜
- 【司会】
- 素晴らしい演奏ありがとうございました!
〜拍手〜
- 【司会】
- ヴァイオリニスト礒 絵里子さん、ピアニスト中川 賢一さんでした。
ありがとうございました!
〜拍手〜
《中川さん、礒さんが手を振りながら舞台から退場する。》
- 【司会】
- 素晴らしい音色、素晴らしい演奏、心が温まりましたよね。
《司会1人が映る画面に切り替わる。》
- 【司会】
- さてみなさん今日のワークショップはどうでしたか?楽しんでもらえたかな?
楽しかった人!は~い!わぁ!全員の手が挙がりました!ありがとうございます。
さてみなさんと楽しく過ごしてまいりました「CurioStep(キュリオステップ) サマーチャレンジ2024 音と楽器のひみつを探るワークショップ」は以上で終了となります。
最後にアンケートのお願いです。
画面上の文字:
アンケートのお願い
二次元コードを読み取っていただき
アンケートのご回答の
ご協力をよろしくお願いします。
みなさまからいただいた貴重なご意見は、今後の活動の参考にさせていただきます。
- 【司会】
- 本日受付で二次元コードのカードをお配りしたと思います。今後の活動の参考にさせていただきたいと思いますのでぜひみなさんのご意見をお聞かせください。アンケートへのご協力お願いいたします。
そして今回のワークショップは公益財団法人ソニー音楽財団の協力のもと開催いたしました。
《画面にアンケート、そしてソニー音楽財団を紹介するスライドが表示される。》
- 【司会】
- ソニー音楽財団はクラシック音楽を通して未就学児を含む子どもたちへ良質な音楽をお届けしたり、若手アーティストの支援助成活動などを行っている団体です。普段は生のクラシックコンサートを開催していますが、今日はこのような音楽ワークショップをお届けしました。今後もさまざまな活動を行ってまいりますので、ぜひ公益財団法人ソニー音楽財団の活動にご注目いただきまたお会いできましたら幸いです。
それではみなさんと楽しく過ごしてまいりました「CurioStep(キュリオステップ) サマーチャレンジ2024 音と楽器のひみつを探るワークショップ」は
《司会1人が映る画面に切り替わる。》
- 【司会】
- 以上で終了となります。
本日はご参加いただき誠にありがとうございました。
またぜひお会いしましょう!さようなら!
〜拍手〜
画面上の文字:
子どもたちの好奇心を育む教育プログラム「キュリオステップ」
感じて、知って、やってみよう!
音と楽器のひみつを探るワークショップ
ありがとうございました。