Red Dot
Award 2020
2020年
レッドドット・デザイン賞
受賞一覧
レッドドット・デザイン賞とは
レッドドット・デザイン賞は、ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター
(Design Zentrum Nordrhein Westfalen)が主催する国際的なデザイン賞です。
プロダクトデザイン、ブランド&コミュニケーションデザイン、デザインコンセプトの3つの部門に分かれており、
それぞれ年に一度世界的なデザインの専門家により審査されます。
毎年世界70か国以上の企業、組織、デザイナーから10,000件を超える応募がある、とても権威ある賞です。
受賞した案件は世界中のデザイナーが集う華やかな授賞式で表彰されると同時に、
ドイツ、シンガポール、中国にあるレッドドット・デザインミュージアム(Red Dot Design Museums)に展示されます。
特にドイツ・エッセンのレッドドット・デザインミュージアムは、ユネスコの世界遺産にも登録されているツォルフェライン炭鉱業遺跡群の
旧ボイラーハウスという歴史的な建築物の中にあり、世界最大規模のコンテンポラリーデザイン展示となっています。
来場者が展示物に触れたり試したりできるのも大きな特徴です。
Design Concept
レッドドット:デザインコンセプト部門は、未発売で開発段階にあるコンセプト、アイデア、ビジョンを中心とした
デザインイノベーションやデザインコンセプトを対象としており、革新性、審美性、実現の可能性、機能性、などの基準で審査されます。
VISION-S Prototype
Red Dot: Best of the Best 受賞
Product Design
レッドドット:プロダクトデザイン部門は、2018年以降、2020年6月1日までに販売が開始される製品のデザインを対象としており、
革新性、機能性、品質、人間工学、持続可能性、象徴性など9つの基準で審査されます。
2020年からは新たに"Smart Products"と"Innovative Products"というメタカテゴリーが設けられ、
カテゴリーを横断してインタラクション性やネットワーク機能の高いもの、革新性の高いものが選出されることになりました。
ブラビア® Z8Hシリーズ
Red Dot: Best of the Best 受賞
高画質プロセッサーがもたらす8Kの映像美に加え、ベゼル自体を振動させて音を鳴らし、平面スピーカーの役割をさせるというソニー独自の新しいサウンドシステムにより、薄型デザインながらも画面から音が鳴っているかのようなリアルなサウンド体験を実現する8K液晶テレビ。映像への没入体験を深化させるため、視聴を邪魔する要素を画面から徹底的になくしました。ベゼルの色と表面処理を内側と外側で2分割し、内側を画面に近い色味に調整することで、画面の周囲には外側の細いラインだけが見えるように工夫。スタンドも大幅に小型化するとともに、画面両端の角に配置し、画面への映り込みをなくして視聴の邪魔にならないように配慮。さらに、画面を囲むラインをそのままスタンドまでつなげることで、テレビを見るときに、ユーザーの視線を画面へと誘うような効果も持たせました。
VENICE with
VENICE extension system
Innovative Productに選出されました
WF-1000XM3
WH-H910N
toio™(トイオ)
(発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
DUALSHOCK® 4
Back Button Attachment
Brands & Communication Design
レッドドット:ブランド&コミュニケーションデザイン部門は、ブランドとコミュニケーションデザインの2つのセクションに分かれており、
コミュニケーションデザインのセクションには広告やパッケージデザインをはじめ、
空間デザイン、インターフェースデザインなど17のカテゴリーがあります。
今年は国際的な専門家24名により、独自性、創造性、革新性、理解のしやすさなどの基準で審査されました。
ソニーは、モビリティにおける安全・安心から快適さやエンタテインメントなども追求する取り組みをVISION-Sとして、次世代のクルマを提案します。2020年のCESで展示した試作車VISION-S Prototypeは、ソニーのイメージング・センシング技術をはじめ、AIや通信、そしてクラウド技術も活用した車載ソフトウェアの制御により、機能が継続的にアップデートされ進化し続けます。車内外の人や物体を検知・認識し、高度な運転支援を実現するために、ソニーの車載向けCMOSイメージセンサーやToFセンサーなど数種類のセンサーを合計33個配置しています。また、没入感のある立体的な音場を実現する音楽体験「360 Reality Audio(サンロクマル・リアリティオーディオ)」を、各シートに内蔵されたスピーカーで提供します。フロントシート前方にはパノラミックスクリーンを搭載し、直観的操作で様々なエンタテインメントコンテンツを楽しめます。センシングテクノロジーとエンタテインメントに360度包まれる体験の象徴としてOVALをコンセプトにデザインされたVISION-S Prototypeは、複数のレイヤーによって人を包み込みます。広がる居住空間は、乗員を直接包む第一のベール。その外側には、高性能なセンサーのベールが展開され、車外環境を360度チェックします。さらに、その先にあるのは社会全体のベール。社会と車が常につながり、情報やエンタテインメントが降り注ぐ。ソニーの考える「人を包む」とは、こうした乗員を中心とする幾重にも重なるOVAL構造に表現されています。