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『INSPIRATION:AGITATION』展の会場写真
イベントレポート

『INSPIRATION:
AGITATION』展

2017年11月1日(水)から5日間、東京・六本木のアクシスギャラリーにて開催された「INSPIRATION:AGITATION」展に、ソニーのデザイナーが出展しました。
本展は、工業デザインの業界で研鑽を重ねたインハウスデザイナーがそれぞれの新作を制作・提示し、
今のデザイン周辺の状況に「問い」と「インスピレーション」を与えることを狙ったもの。
デザイナーが「今、考えていること」を「問い」として明文化した上で、回答としてのオブジェクトを展示しました。

高機能ボディスーツのコンセプトモデル"Full Stick Wrap-Body"の上半身の写真
高機能ボディスーツのコンセプトモデル"Full Stick Wrap-Body"の肩から背中にかけての写真
高機能ボディスーツのコンセプトモデル"Full Stick Wrap-Body"の背中全体の写真
高機能ボディスーツのコンセプトモデル"Full Stick Wrap-Body"を斜めから見た写真

人間の体に張り付くように着る、近未来の様々な技術が搭載された高機能ボディスーツのコンセプトモデル"Full Stick Wrap-Body"を展示

調和のための融合

料理を作る。花を生ける。落書きをする。楽しい会話をする。日常の至るところにクリエイティビティが潜んでいる。
ちょっと自分がクリエイターになったことに意識をよせると、大胆な考え方や、変化、色々なクリエイティブの楽しさが感じられる。
「決まった道を決まったように生きていく人生はつまらない」と誰かが言っていたような気がする、でも本当に「決まった道はあるのだろうか?」
世の中に目を向ければ、毎日毎日が変化に富み、誰にも未来はわからない。世の中はどんどん変化していく。

果たして「人間」と「テクノロジー」の関係は一体この先どうなるんだろう。
「テクノロジー」を創って"豊か"になってきたその人間がテクノロジーに追い越される日は来るのだろうか。
テクノロジーを支配するとか支配されるとかではなく、個人的には「調和」してほしいし、共存できるような気がする。
だって、一見交わらない「水」と「油」も、よく調和させれば「まろやかなドレッシング」になって、サラダをおいしくしてくれるのだから。
クリエイティビティで、世の中をまろやかにしていきたい。

細田 育英

クリエイティブディレクター

ウェアラブルデバイス、人工知能アプリ、映画に登場するアイテムのデザイン、新規ビジネス開発など、幅広い領域でプロジェクトを担当。

『INSPIRATION:AGITATION』展のキービジュアル

イベント概要

期間:2017年11月1日(水)〜11月5日(日)
場所:アクシスギャラリー(東京・港区)
参加デザイナー:岡本 浩平(富士通デザイン株式会社)/細田 育英(ソニー株式会社)/ヨンギュウ・ユー(CloudandCo)/筆谷 直揮(パナソニック株式会社)/松山 祥樹(三菱電機株式会社)/倉本 仁(JIN KURAMOTO STUDIO)

協賛:ソニー株式会社 クリエイティブセンター、富士通デザイン株式会社、
サントリーコミュニケーションズ株式会社
協力:アクシスギャラリー、株式会社 太陽社、株式会社 ミルデザイン、株式会社 京屋
後援:公益財団法人 日本デザイン振興会
主催:「INSPIRATION:AGITATION」実行委員会