イベントレポート
ミラノ工科大学
デザイン
ワークショップ
ウィーク
2024
昨年に引き続き、2024年2月、クリエイティブセンター センター長の石井大輔がミラノ工科大学 デザイン学部の客員教授として、数名のデザイナーと共に「ワークショップウィーク2024」の中で、ソニーのワークショップを開催しました。「未来に向けた家具の進化と拡張」をテーマにしたワークショップは、1週間の日程で行われ、統合プロダクトデザイン、デジタル&インタラクションデザインの学科から多彩なスキルを持つ様々な国籍の学生が参加しました。
ミラノ工科大学
デザイン ワークショップウィーク2024
- 日 付
- 2024年2月12~16日
- テーマ
- 未来に向けた家具の進化と拡張
- 成果物
- 2025年のホーム/オフィス/公共スペース用家具
プロダクト、UI/UX、カスタマージャーニー、ブランディング - 参加者
- ミラノ工科大学の学生
総合プロダクトデザイン科
デジタル&インタラクションデザイン科
ワークショップのアウトプット
- 最優秀賞:グループ4 「Oasis Hub」
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- プロダクトデザイン賞:グループ1「hydria」
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- 空間デザイン賞: グループ2「OKAERI」
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- ビジュアルデザイン賞:グループ3「mem - More Enhanced Memories」
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- 戦略デザイン賞:グループ5「LANDESCAPE」
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- UIUXデザイン賞:グループ6「OPAL」
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Design Talk
Workshop Week
開催
「ワークショップウィーク2024」ではソニーを含む複数の企業がワークショップを実施しており、各ワークショップの講師たちによる「デザイントーク」が期間中に開催されました。変わり続ける社会におけるデザインの現在と未来の役割、与えうるインパクトについて、ミラノ工科大学の教授と講師らがそれぞれの考えを紹介し、学生からの質問に答える形で開催されました。
講演者として石井のほか、ミラノ工科大学デザイン学部のフランチェスコ ズルロ氏、ヴェナンツィオ アルクィーラ氏、そしてワークショップ講師のズイ フォン ヴ氏、マリー テレーズ キャシディ氏、ジョン サカラ氏、ピーター デズメット氏が参加しました。
ヴェナンツィオ
アルクィーラ教授統合プロダクトデザイン科
修士課程プログラム・ボード・コーディネーター
ミラノ工科大学 デザイン学部
ミラノ工科大学デザイン学部は毎年ワークショップウィークを開催しています。ワールドワイドに活躍されているデザイナーや企業の方々に参画いただき、それぞれのテーマで行われるワークショップは本校の学生にとって、社会に出た際のデザインの現場を垣間みる貴重な機会だと信じて継続してまいりました。
その中で、ソニーのワークショップのテーマは質が高く、石井先生の力量と熱情が生徒に伝わるものでした。石井先生と共に参加いただいたデザイナーからも多岐に渡る専門性からのアドバイスをいただいたり、国際的に活躍しているソニーのデザイナーのオープンな雰囲気を感じとれたり、生徒にとっては有意義なワークショップだったと確信しております。
難易度の高いテーマと限られた時間にも関わらず、学生たちが創り出したコンセプトの質や満足度はとても高く、本ワークショップの意義を裏付けています。同時に企業にとっても将来のユーザーとなる新しい世代に対する洞察を得られるものなっていると思っております。 ワークショップのアウトプットを見るだけでなく、これらの若い世代とともに、またこれらの世代のためにデザインすることは、新しい習慣や世代間の違いを理解するうえで必要不可欠です。
また、企業にとって若い才能を発掘できる機会でもあります。
本年もソニーとコラボレーションできたことを光栄に思いますし、"人に寄り添うテクノロジー"の新たなシナリオを今後も一緒に模索していきたいです。
写真/資料:ミラノ工科大学提供