Life Simulator
- 解説
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ライフシミュレーター(Life Simulator)は、過去と現在の複合的なデータからその人のあらゆる可能性を算出し、起こりうる本来の姿を提示してくれるサービス。
薄暗い空間の壁にプロジェクターで投影された映像が映し出され、無数の小さな光が壁に散りばめられている。
白いワンピースを着た女性が映像に近寄り前に立つと、パソコンの起動音のような音とともに、ライフシミュレーターが反応。壁に散りばめられていた小さな光の集合体が集まって泡の塊のような形となり、女性に語りかける。
- ライフシミュレーターの声
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「こんにちは。ライフシミュレーターにようこそ。」
「あなたの未来の可能性を2050年現在からシミュレートします。」
「では早速、はじめましょう。」
- 解説
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ライフシミュレーターが話している間、女性が両手を動かしたり体をひねったりする動きに連動して、光の塊も人の形のように変化する。
光の塊から、小さな光が1点だけ光る表示に切り替わる。
- ライフシミュレーターの声
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「中心から枝のように伸びるのは未来へ広がる人生の分岐です。」
- 解説
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小さな光の点から光の線が枝分かれし、回転しながら立体的に広がっていくと、球体のような形になる。
- ライフシミュレーターの声
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「より詳細な予測のため、あなたが人生で大切にしたいテーマを選んでください。」
- 解説
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球体の12時方向に「創造」、3時方向に「愛」、6時方向に「貢献」、9時方向に「自然」の文字が表示される。
女性が動くと、ピッという音とともに、「創造」がクローズアップされ丸で囲まれる。また女性が動くとピッという音とともに、「自然」がクローズアップされ丸で囲まれる。次に「貢献」が丸で囲まれ、最後に「愛」がゆっくりと丸で囲まれ、ピッという音が鳴る。
- ライフシミュレーターの声
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「『愛』ですね。」
「例えば、世界中の人々と共同で親となり世界中に家族をもつ人生はいかがでしょうか?」
- 解説
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丸で囲まれた「愛」の文字が消え、「愛」の枝分かれしている光の線だけがまばゆく光り、クローズアップしていく。
枝分かれしている光の線のところどころに「ロボット保育の資格取得」や「世界で共同で親となる」などと表示され、そのそばにイメージ映像を映した球体が浮かんでいる。光の線の枝分かれを、まぶしい光がなぞって先へ進む。
枝分かれしている光の線が2050年から始まる年表のように変化し、ツリーハウスに登っている子どもたちや、海面から上がって顔を出す子どものイメージ映像を映した球体が、枝に実る果実のように次々と浮かび上がる。
- ライフシミュレーターの声
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「あなたが持って生まれた慈悲深さや安定したメンタルバランスは、多くの子どもたちと触れ合う人生にピッタリです。」
「また、世界をまたがるコミュニティを通じて、ツリーハウスホスピタルや、水上保育園を共同運営することも将来的にありそうです。」
「たくさんの人の笑顔に囲まれる人生になることでしょう。」
- 解説
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2070年前後で止まっていた光の線はさらに枝分かれを続け、2080年以降も新たに枝分かれをしながら先へ進む。
年表に変化した部分が徐々にズームアウトしていき、再び光の球体のような形になる。
- ライフシミュレーターの声
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「いかがでしたか?」
「どんな時でも、あなたの人生を最大化できるチャンスがあります。」
「そして、決断するのは常に自分自身です。」
「よりあなたらしい人生を送ってください。」
- 解説
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光の球体が女性と対面し、回転しながら語り続け、話し終わったあとに静かに消える。