ソニーの新規事業創出プログラム(Seed Acceleration Program)では、現業の枠を超えた新たな事業アイデアの創出を促し、未来のお客さまに感動をお届けし続けるための活動として「フューチャーセッション(※1) ワークショップ」を開催しています。
2014年度は“2025年の感動あふれる未来を創る”というグランドテーマを掲げ、お客さまを「子ども」「女性」などに設定し、ダイバーシティ&インクルージョンの視点を盛り込みながら、それぞれのニーズを考えて新しい事業アイデアを創り出すことにチャレンジしています。普段接することのない社内外の人材が交わって未来像を語りながら自由奔放にアイデアを発想したり、プロトタイプを一緒に作る仲間を見つけるという観点からも多様性を大事にした取組みです。
第二期のワークショップのテーマは、 “2025年の感動あふれる女性の未来 –はたらく女性×Immersive(夢中になる)–”。ワークショップに集ったのは2回のセッションを通じて約150名。ソニーグループの各社からはプランナー、エンジニア、デザイナー、経理や総務のスペシャリストなどが、ソニーグループ以外からは様々な企業(メーカー、IT企業、ファッションブランド、インフラサービス関係など)、女性や働き方に関するNPOや社会起業家、自治体や官庁、大学で研究をしている方々などが参加。なお、当日は女性はもちろんのこと、はたらく女性の未来を一緒に考えていきたい男性も参加しました。
セッションを通して女性を取り囲む様々な現状の課題が浮き彫りになりましたが、その課題を乗り越えるためにも「自分を“個人”として認められること」「人とつながり役に立てていること」などが感動にとって大事な要素だということが見えてきました。本セッションでは課題や感動の要素を浮き彫りにするに留まらず、参加した一人一人がはたらく女性の未来の感動を創り出すために、これから自分が夢中になって取り組みたいアクションを宣言し、社内外の多様なメンバーが混じり合いながら近いテーマを持った仲間とチームになって一緒にアイデアを考え始めたことも未来への大きな一歩です。
女性の「はたらく」について先端的な活動や生活をしているメンバーから考えを共有
「政策・制度」「経済・仕事」「家庭・地域」「科学・技術」の4つの観点から未来のはたらく女性に影響を及ぼしそうな兆しを書き出し、みんなで投票して大事なものを抽出
集約された大事な変化の兆しがさらに加速して広がったときの世界を小グループでディスカッション
2025年までに自分が実現したいはたらく女性が夢中になれる世界を考え、一人一人が全員の前で宣言
セッション1から見つけ出された「未来に影響を与えそうな2つの変化の軸」と「4つの起こりうる世界観」を共有
「4つの起こりうる世界観」をそれぞれを代表する先端的なメンバーからの現在の活動の共有
興味のある世界について小グループでディスカッションし、はたらく女性の「夢中」と「感動」についての理解と気づきを深める
全員が2025年のはたらく女性が感動するためのプロジェクトを考案。その中でもぜひ実行したい人が仲間を募り、一緒にアイデアをブラッシュアップして発表
なお、セッション2は休日ということもあり、会場の御殿山テクノロジーセンターにはご家族や子ども達も一緒に来て頂けるasobi基地(※2)の出張ブースを設置し、大人も子ども一緒にワークショップの場で夢中になって自由奔放な発想を膨らます時間となりました。