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活動レポート ソニーがイクメン企業アワード2017 グランプリを受賞

ソニー株式会社は、厚生労働省が実施するイクメン企業アワードでグランプリを受賞しました。「イクメン企業アワード」は、厚生労働省が、育児を積極的に行う男性=「イクメン」を応援し、男性の育児休業取得を促進するイクメンプロジェクトの一環として実施されています。

選考評価のポイント

  • 男性の育児休業取得率が50%を超え、両立しながら働ける風土があること
  • 「ソニーらしい働き方を実現する」という自社ならではの目的を持って活動し、業務効率化施策を単なる業務時間軽減ではなく、イノベーションの一環として捉えていること
  • 「ランドセル贈呈式」が象徴する、伝統的に家族を大切にする文化を大事にすること

など多方面にわたる取組が評価されました。

受賞式

10月24日、男性の仕事と育児の両立を応援するイクメンプロジェクト~「イクメン企業アワード2017」「イクボスアワード2017」表彰式が開催され、人事センター長 望月賢一が登壇しました。

「イクメン企業アワード2017」受賞企業(五十音順)

グランプリ(2社)

ソニー 株式会社 (東京都港区)、ヒューリック 株式会社 (東京都中央区)

特別奨励賞(2社)

アクサ生命保険株式会社 (東京都港区)、株式会社あわしま堂(愛媛県八幡浜市)

男性の育児休業等の取得や積極的な育児を促進するソニーの具体的取組(制度)紹介

男性も子育てをしながら働くことが“普通のこと”として受け止められる職場環境を醸成

育児中の男性社員とその上司を対象とした「Working Fathers' Meeting」の実施や、イクメンロールモデルのWEBサイトでの紹介などを行っています。さらに、社長や人事担当役員からのダイバーシティの重要性・人材活用としての両立支援に関するスピーチ、育児休業を取得した男性社員が登壇するパネルディスカッション等のタウンホールミーティングを開催しています。

育児中の男性社員と上司とのワークショップ
グループワークの様子

「無意識のバイアス」に関する研修を導入

男性と女性の固定的役割分業は教育や育った環境の中で培われてきたケースが多くあります。自分のジェンダーバイアスに気づき、男性の育児参画等、世の中の変化に応じて、日々のマネジメントにおいて無意識のバイアスの軽減に努め、意思決定を行えるようなプログラムを実施しています。

一律20日の育児休暇(有給)と育児支援金の支給

育児休業との併用利用も可能な一律20日の休暇(有給)制度を設けています。また、育児休業中の経済的支援を目的として、「育児支援金」毎月5万円を支給しています。

「ランドセル贈呈式」

ソニーの創業者 井深大の発案で1959年から実施している取り組みで、社員の家族で小学校に入学する子どもを対象にランドセルを贈呈しています。贈呈式に来社した社員の子どもたちが親の働く職場を見たり、一緒に社員食堂で食事をとったりできる場を提供しています。

「Family Day」

例年5,000名を超える従業員と家族が参加する、ソニーの中でも最も大きなイベントの1つです。子どもたちの勤労観・職業観の育成の一助とするとともに、ワーク・ライフ・バランス推進の一環として、家族と職場の交流を通じて相互理解を深める機会となっています。

「在宅勤務」制度の適用対象を拡大し、テレワーク制度を導入(2016年度~)

組織の業務効率向上、アイデアが創発される組織風土の醸成、社員個人の生産性・アウトプット向上を目的としています。コミュニケーションツールの活用により、自宅から会議参加も可能で、場所を選ばずに業務を行える環境を整備しています。部署ごとにルールを設定するなどし、効率を落とさず、かつメンバーが使いやすい工夫をしている職場もあります。

全社横断の働き方改革プロジェクト「じかんプロジェクト」を実施

単に労働時間を減らすだけでなく、イノベーションを起こし続けるためのソニーらしい「働き方」を実現するため、全社一律の取組ではなく、各職場の実態に応じた取組を職場ごとに主体的に考え、最適なやり方を再構築する活動です。2016年度、各社のトップマネジメントがオーナーとなり、一部職場で試験導入する形でスタートしました。今年度は、ノー残業デーの実施やフレックスホリデー(年休10日分の計画取得)といった既存の制度を改めて奨励するとともに、昨年の試験導入で成果のあった働き方に関する取り組みをグループ内により広く展開しています。