国際女性デーは、世界中の女性の功績と貢献を称えるとともに、公平でインクルーシブな社会を築くために、この先取り組むべきことにコミットする機会です。
今年の国際女性デーのテーマは"Embrace Equity※"です。ジェンダー平等な社会を構築するためには、無意識の偏見や思い込みといったバイアス(アンコンシャスバイアス)を取り除く必要があります。
ソニーグループではさまざまなバックグラウンドを持つ社員が集い、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」というPurpose(存在意義)の下、事業を推進しています。「多様性」は私たちのValues (価値観)の一つであり、新たな価値創造のドライバー、でもあります。社員一人ひとりの異なる意見・視点、そして多様な事業は、ソニーが持続的に成長していくために不可欠です。
現在ソニーでは、グループで働くすべての社員が持つ経験を生かしながら、イノベーションを推進する組織づくりに取り組んでいます。例えば米国では、広くアンコンシャスバイアスをなくすためのマネジメント研修や、現役の女性リーダー同士がコミュニティを形成して繋がり、学び合うためのフォーラムを開催しています。日本では、研修に加えて女性が人生のさまざまな段階でキャリアを継続できるよう、男性社員の育児参加を促すプログラムや制度を通じて積極的な支援を行っています。
さらに、女性の活躍や中長期的な視点で女性リーダーを支援する活動は社内の枠組みに留まりません。次世代のゲームクリエイターやエンジニアを応援するGirls Make Gamesとの連携や、映像分野におけるDiverse Directors Programを通じた活躍の場の提供、また、世の中の女性写真家を支えるAlpha Female+にも取り組んでいます。そして、女性エンジニアの育成と成長を支援することを目的に産学連携による活動も積極的に推進しています。
私たち一人ひとりが、"Embrace Equity"を意識し、行動することが公平でインクルーシブな社会の構築に繋がると考えています。今後も多様性を大切にし、ソニー内外でより包括的な世界を創造していくことに貢献していきたいと思います。