ソニーグループ株式会社は2024年4月20日、21日に開催された東京レインボープライド2024 に協賛、ブース出展しました。また、ソニーグループ各社の社員など約150人がパレードに参加しました。イベントへの参加を通じて、グループ各社の社員がSOGI(性的指向・性自認)の多様性を実感するとともに、会社や事業の垣根を越えてチームワークを発揮する機会ともなった様子をお届けします。
東京レインボープライドは、LGBTQ+をはじめとするセクシュアル・マイノリティの存在を社会に広め、
「"性"と"生"の多様性」を祝福するイベントです。今年は、両日合わせて過去最高ののべ27万人※が来場しました。
ソニーグループは、「多様性」をValues(価値観)の一つとして掲げ、性別、性自認、性的指向も個が持つ多様性の要素として尊重しています。誰もが個性を発揮し活躍できる場であること、さらにはインクルーシブな社会の実現に貢献することを目指した取り組みの一環として、ソニーグループは2017年より東京レインボープライドに協賛しています。協賛8年目となる今年は、出展するブースにグループ内の技術や製品を活用し、ブース運営はグループ社員のボランティアが担うなど、グループ一体となってイベントに参加しました。
ブースデザインはソニーグループ株式会社のクリエイティブセンターが考案し、素材選びにも参画しました。
ブース正面には11色のプログレッシブプライドフラッグの理念を織り込んだPrideロゴを掲げ、そのまわりには、日光の角度や見る位置により、色が変化するパネルを設置したことで、ソニーの多様性とLGBTQ+コミュニティへの尊重を表現するブースとなりました。
ブース入口では、ソニーグループの多様な事業やダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)に関する取り組みを展示するとともに、エンタテインメントロボット"aibo"が来場者をお迎えしました。ブース内には、来場者を撮影し、その写真をレインボーカラーに加工、Prideロゴやソニーグループと関係があるキャラクターのデザインフレームに収めたフォトデータをプレゼントするスタジオ、そして、来場者が手描きしたメッセージやイラストをモニターに寄せ書きのように表示し、感想を共有する「デジタルヨセガキ」コーナーを設置し、多くの来場者に楽しんでいただきました。
またブース前では、光の角度によりさまざまな色に変化して見える特製のホログラムステッカーを配布するとともに、株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のマスコットキャラクターであるトロ、 PostPet™のキャラクターであるモモがそれぞれ今回のイベント専用のTシャツを着てグリーティングを行い、大勢の方々と記念撮影を行うなど、来場者を歓迎しました。
グループ各社の社員の連携により作り上げたカラフルなブースは、ソニーにとっての多様性と、社員や来場者一人ひとりのSOGIを尊重する姿勢を表すものとなりました。
参加した社員からも「これまでLGBTQ+の課題に自身で取り組むことには消極的だったが、今回ボランティアとして関わったことで、自分がアライ※だという気持ちが出てきた」など、良い経験になったとの感想が多く寄せられました。
21日に行われたプライドパレードには、ソニーグループ各社の役員や社員および社員のパートナー、家族など約150名がPrideロゴやレインボーカラーのSIEのTシャツを着て、それぞれ内輪や提灯、扇子を掲げて渋谷・原宿を行進しました。1時間ほどのパレード中は、沿道に駆け付けた大勢の方々から、「HAPPY PRIDE!」や社名の呼びかけなど、さまざまな温かい声援をいただきました。パレード参加者も笑顔で手を振り返しそれに応えるようなやりとりが行われ、LGBTQ+に関する世の中の前向きな変化を実感できるパレードとなりました。 パレードに参加した社員からも「一緒に歩いている社員だけでなく、沿道からの応援もあって一体感を感じられた。とても貴重な経験になった」など、今後の継続参加を希望する声が数多く上がりました。
日本におけるLGBTQ+を取り巻く環境はまだ良好とは言えず、その課題解決には社会全体で取り組む必要があります。ソニーグループでは、社内の取り組みを進めるとともに、東京レインボープライドをはじめとした社外のイベントやキャンペーンなどに積極的に参加することで社会にも働きかけ、多様なSOGIの社員が誇りを持って働ける職場と社会の実現を目指していきます。
パレードが行われた4月21日、多くの企業や団体がブースを出し、たくさんの来場者が詰めかけており、大変なにぎわいでした。ソニーのブースも列ができるほど大人気で、デジタルヨセガキにもソニーへの温かいメッセージが多く寄せられ、ソニーとLGBTQ+コミュニティとのつながりやソニーの多様性に対する期待を大いに感じました。
また、パレードに参加する社員同士が垣根を越えて初対面でも活発に交流する姿は、国内外のソニーグループの皆さんと話し合って改定し、2月に発表したダイバーシティステートメントをまさに体現していると実感しました。
皆さんが自然な形で楽しみながら多様性を経験し推し進める場に身を置くのはとても意義のあることだと思います。今後もこのような場に多くの皆さんがご参加されお会いできるのを楽しみにしています。