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ソニーAIのピーター・ストーン博士が
計算機協会(ACM)のフェローに選出

2021年3月22日

2021年1月、Sony AI AmericaのExecutive Directorピーター・ストーン博士が、「計算機協会(Association for Computing Machinery; ACM)のフェローに選出されました。ACMは世界最大規模のコンピュータサイエンス国際学会で、ACMフェローはACMメンバーの上位1%を代表する極めて優秀なコンピュータサイエンティストにのみ授与されるものです。

ストーン博士は、テキサス大学 オースティン校のコンピュータサイエンス学部 AI研究所内にあるLearning Agents Research Group (LARG) の所長 および、創設者 兼 ディレクターで、 機械学習、マルチエージェントシステム、ロボット工学分野のエキスパート。コンピュータサイエンス分野におけるDavid Bruton, Jr. Centennial Professorshipの一人でもあります。今回は、「ロボット工学、AIの自動計画や学習、電子商取引への応用を伴うマルチエージェントシステムへの貢献」が評価されてフェローに選出されました。

■ストーン博士コメント

ACMフェローに選出されたことを非常に光栄に思います。また、コンピュータサイエンス分野で尊敬する多くの方々の一員となり、身が引き締まる思いです。

このほか、2019年に「アメリカ科学振興協会(American Association for the Advancement of Science; AAAS)」のフェロー、2018年に電気・情報工学分野の学術研究団体「Institute of Electrical and Electronics Engineers; IEEE)」のフェローに選出され、2013年にテキサス大学のRegents’ Outstanding Teaching Awardを受賞。

さらに、2012年に「アメリカ人工知能学会(Association for the Advancement of Artificial Intelligence; AAAI)」のフェローにも選出され、2007年にComputers and Thoughts Award、2003年にNational Science Foundation CAREER Awardを受賞しています。また、ストーン博士は、世界中で開催されているロボカップのプレジデントで、テキサス大学 オースティン校の学生研究者で結成されたロボットサッカーチームUT Austin Villaを率いています。

ACMフェローは、コンピューティングや情報技術における卓越した業績、ACMや大規模なコンピューティングコミュニティへの卓越したサービスへの貢献などが評価され選出されます。2020 年にACMフェローに選出された研究者や、以前のACMフェローに関する情報は、ACMフェローサイトから入手できます。

また、今回の選出に関する情報は、テキサス大学 オースティン校のニュースレターからもご確認いただけます。

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