世界初の家庭用オールトランジスタビデオテープレコーダー。
放送局用ビデオが2千万円、業務用が250万円していた時代に、家庭で使える大きさと価格にこだわった画期的商品。テープ幅1/2インチ、連続1時間以上の録画・再生が可能。
1963年に完成した業務用VTR「PV-100」で築いた技術を基に、家庭で使える大きさと価格を実現するために開発を進め、1965年に家庭用として20万円を切るVTRが完成した。このコストダウンを短期間に成し遂げた技術的な決め手は、回転ヘッド方式の採用だった。サーボもモーターも1つにして徹底的に機械を簡素化し低価格を実現した。この徹底したコンスーマー商品へのこだわりが後のベータマックスVTRに繋がっていくことになる。