国情報 | |
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首都 | プレトリア |
人口 | 5,011万人 |
面積 | 1,220,000km2 |
公用語 | アフリカーンス語、英語、ズールー語、ソト語など、11言語 |
主要産業 | 農業(とうもろこし、小麦など)、鉱業 |
5歳未満児死亡率 | 62/1,000人 |
改善された水資源を利用する人の比率 | 91% |
平均寿命 | 52歳 |
1人あたりのGNI(国民総所得) | 5,770米ドル |
1日1.25米ドルで暮らす人の比率 | 26% |
識字率 | 89% |
児童労働に携わる子どもの率 | 不明 |
Data as of 2009, UNICEF
南アフリカには、教育省の指導のもとに結成された女子教育活動/男子教育活動(GEM/BEM)と呼ばれるクラブが2,000以上も存在します。将来、リーダーシップを担う若者たちが、学校活動を拠点に、地域の諸問題の解決に取り組んでいるのです。今回のワークショップを構成したのは、農村から都心まで国内のさまざまな地域から集まった、クラブメンバーの18人。“コペンハーゲン気候変動サミット”や、サミットに先立ち開催された“2009年 ユニセフ子ども気候変動フォーラム”など、折しも気候変動がおよばす影響について世界中の関心が集まるなか、気候変動をテーマにワークショップが行われました。
彼らはグループに分かれ、デジタルカメラを手にそれぞれの場所へ向かいます。都市化によるスモッグやゴミ、燃料に選択の余地がないために次々に切り倒される樹木など、自分たちの住む国が抱える案件を調査・記録。そのうえで、それらを解決に導くにはどうしたらよいかを考える。リサイクルや省エネ、風力発電など、持続可能な開発の機会を探りました。
「私たち一人—人が気候変動の影響を受けています。だからこそ、自分の国に変化をもたらしたい」とアイザック。「議論や意見交換するための会合を組織し、若者が気候変動について何ができるかを話し合います」とブリジット。「土壌を汚染する放置されたゴミを収集し、芸術作品を作成して収益に役立てます。私が変革エージェントになって、地域社会をこの活動に巻き込みたいと思います」とはプライドの言葉です。彼らはワークショップの経験を生かし、社会を変えるために今後自分がどんな行動を起こしていくべきか、具体的に考え発表しました。
(ワークショップ実施:2009年)
All images ©UNICEF/G.Pirozzi
All images ©UNICEF/G.Pirozzi