Pure Geometry
プロダクトの枠を超え、
空間全体の調和へ広げる
テレビ、サウンドバー、ブルーレイディスク™プレーヤー、それぞれの枠にとらわれることなく
画と音が一体となった圧倒的な体験をリビング空間に生み出すために。
ホームシアタープロダクトの新しいあり方が
ここに誕生します。
ジオメトリーでつながる世界観
テレビはもちろん、家具やリビング空間全体とも調和する新しいホームシアタープロタクトの形を目指して、サウンドバーやブルーレイディスクプレーヤーのデザインもまた「Pure Geometry」のコンセプトへと帰結。本質価値を研ぎ澄まし、それぞれの機能をミニマルな幾何学形体で表現することで、役割の異なるプロダクト同士でも違和感なく共存し、空間と調和するデザインを追求しました。
臨場感ある音の再現や美しい映像の再生など、プロダクトの役割に応じて必要となる一つ一つの機能を最適な幾何学形体へ落とし込み、異なるテクスチャーで表現。サウンドバーではスピーカー部やユニット(アンプ)部など高音質を生み出す機能を、ブルーレイディスクプレーヤーではディスクトレイや操作部といった映像を読み込み操作するための機能を、シンプルな幾何学形体に。さらにマットや光沢など質感を変え、機能の役割や価値を明確にしました。また、音響設計的に優れた角R(角の丸み)の造形や、筐体の革シボ加工など、共通のディテール表現を施し、プロダクト同士の親和性がより高まるように仕上げています。
高音質を感じさせる、
伸びやかで剛性感のある佇まい
ハイレゾ音源に対応したフラッグシップモデルとしての音質の高さを表現したHT-ST9。圧倒的な臨場感と音の広がりを体現しているのが、水平に伸びた六角形のキャビネットです。両サイドをカットした造形によって筐体の剛性感を表現しつつ、よりすっきりと伸びやかな佇まいに。六角形は、四角形にくらべて平行面が少ないため音響的にも優れています。またアルミの押し出し材を使用することで、最高音質にふさわしい剛性感と高級感のある外観に仕上げました。
側面には、革シボ加工を採用。ブラビア®と共通の表現を取り入れ親和性を高めるとともに、触れたときの触感としてもスピーカーの価値を感じられるようにしました。内部にWi-Fiを搭載しているため、革シボのテクスチャーを採用することで電波を発しやすくするという技術的な役割も果たしています。
HT-CT380
2ウェイという機能から生まれた形
側面が平行四辺形という特徴的な形状により、テーブルトップと壁掛けの2つのスタイルで高品位な音の体験を提供できるHT-CT780 / HT-CT380。テレビの前に置かれることの多いサウンドバーは、大口径のスピーカーを採用すると筐体の高さが増して画面を遮ってしまう可能性がありました。この課題を解決するために考案したのが、平行四辺形という形状です。大口径のスピーカーを採用しながらも、スピーカーを上に傾けることで高さを抑え、画面を遮ることのないようにしました。
また、この形状により壁掛け時にはスピーカーが正面を向いた状態で設置でき、壁からの厚みを抑えられるようになりました。テレビの視聴スタイルに合わせて最適な音響体験を提供するとともに、リビング空間に溶け込みやすいデザインです。
美しい直方体の組み合わせ
テレビやサウンドバーなどの機器と並んで設置されることの多いブルーレイディスクプレーヤー。直方体という最もシンプルな形状でデザインすることで、周辺に置かれる他のプロダクトとの親和性を高めたのがBDP-S6500です。ブルーレイディスクプレーヤーを構成している機能をそれぞれミニマルな直方体に分けて表現。ディスクトレイ部はヘアライン加工、操作部は光沢、ベースの筐体部分はマットのテクスチャーを採用し、異なる質感のシンプルな直方体を組み合わせた美しい佇まいを創り出しました。いくつもの直方体からなる外観はまさに、シンプルな幾何学形体によってつながっていく「Pure Geometry」の世界観そのものなのです。
プロダクトの枠を超え、リビング空間全体との調和を目指した
ソニーのブラビアとホームシアタープロタクト。
画と音が空間と一体となって生まれる圧倒的な視聴体験が、
ユーザーに新たな感動をもたらします。
デザインの追求
「Pure Geometry」は単なる見た目だけを意識したものではなく、あくまで機能に紐づいたデザインコンセプトです。たとえばサウンドバーにしても、音響的に最適な形状を素直に表現するとジオメトリーに近づいていきます。体験を高めるために、機能がその性能を最大限に発揮できるデザインを追求すること。それをテレビとホームシアタープロタクトで貫くことで、リビング空間にプロダクトの枠を超えた一つの世界観を創り出しているのです。
デザインマネージャー 及川