Cutting Edge
特集:感動の「場」はどう拡張するのか——スポーツエンタテインメントの現在地
テック×スポーツでエンタテインメントは新局面へ——。
ソニーは、感動を追求していく中で、感動の「場」を現実空間から仮想空間に広げるチャレンジにも取り組んでいます。
その一つが、スポーツデータを通じたリアルとバーチャルをつなぐ新しいエンタテインメントの実現です。これに向けて、ソニーグループではHawk-Eye Innovations (ホークアイ)、Pulselive(パルスライブ)、Beyond Sports(ビヨンドスポーツ)の3社※が中心的な役割を果たしています。
ホークアイは、複数アングルの映像を同期再生するビデオリプレイ技術、選手やボールの動きをとらえるトラッキング技術、トラッキングした選手やボールの動きをデータ化・可視化する技術に強みを持ち、これらの技術を活用した審判判定支援や中継放送の効果支援、プレーデータの収集と提供などのサービスは、約25種類の競技、90以上の国と地域で活用されています。
パルスライブは、著名クラブや競技団体などの公式ウェブサイトやover-the-top (OTT)プラットフォーム、モバイルアプリなどを支える技術を提供しています。
一方、2022年にソニーグループの一員となったビヨンドスポーツは、プレーデータを可視化する際のリアルタイムでのデータの処理と補正や、3Dアニメーションなどのバーチャルコンテンツ化に関する高い技術を有しています。
3社が持つこれらの技術をはじめ、ソニーは、グループ内の多様な技術を有機的につなぎ、新たなスポーツエンタテインメントの世界を切り拓いていきます。
また、ソニーは、マンチェスター・シティ・フットボール・クラブ(イングランド・プレミアリーグ)と連携し、メタバースを活用した今までにないファンエンゲージメントサービスの取り組みを進めています。
転換期を迎えているスポーツエンタテインメント領域。その現在地と未来について、各社のキーパーソンが語ります。
※ ホークアイとパルスライブ、およびビヨンドスポーツはソニー株式会社のスポーツエンタテインメント事業部を構成しており、ライブとバーチャルをつないだ新たなスポーツエンタテインメントの実現を目指しています。この3社は共通の経営チームにより、次に挙げる4つの指針に基づいて運営されています。①Disrupt and Diversify(破壊と多様化):継続的なイノベーションと新たな成長分野への推進力、②Strategic Partner(戦略的パートナー):世界水準の顧客管理を実現する一元化された営業戦略、③Sports Guarantee(品質保証):顧客のニーズに応える世界最高水準の技術、④Employee First(従業員ファースト):従業員との関わりを大切にし、成長の機会を提供し、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンを重視した企業文化を醸成する。