多様な人々が共に生きるために
—Global Social Justice Fund設立から2年—
2020年6月にソニーグループは、米国における人種差別に対する抗議活動や変革を求める動きをきっかけとして、すべての人の人権や多様性、インクルージョンを尊重するために、1億USドルの「Global Social Justice Fund」を設立しました。
この基金を通して、市民の社会参加、刑事司法改革、多様性、教育に取り組む団体への支援を行っています。2年間で支援した団体数は400を超え、その活動拠点は7つの地域と60ヶ国にわたっています。
支援団体は、基金設立を主導したソニー・ミュージックグループに加え、ソニー・インタラクティブエンタテインメント、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカ、ソニー・エレクトロニクス・インクがそれぞれ選定し、ソニーの知見も提供しながら共に活動しています。
そうした活動の一例として、極度の貧困から犯罪に手を染めうる若年層に、職業訓練を提供する活動への資金提供が挙げられます。また、逮捕歴のある若者を更生へと導くために、ソニー所属のアーティストと一緒に楽曲を制作する機会も提供しました。楽曲の収益はすべて支援団体に還元し、新たな活動の資金としてもらうというポジティブなサイクルを生み出しています。
他にも、有色人種コミュニティが社会的、経済的問題に立ち向かう姿を描いた作品を上映する映画祭への協賛など、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンの推進活動も行っています。テクノロジーやゲーム分野へのキャリアパスを提供する奨学金制度の構築やインターンシップの実施も支援活動の一環です。
活動の詳細は、ソニー・ミュージックグループが発行したレポートに掲載されています。以下URLから、ぜひご覧ください。
「Global Social Justice Fund Impact Report」(言語:英語のみ)
私たちはこれからも、社会正義と人権保護に向けた支援活動に継続的に取り組んでいきます。