国際女性デー ソニーグループ株式会社 会長 CEO 吉田憲一郎からのメッセージ
3月8日は、世界中の女性の功績や貢献を称えるとともに、公平でインクルーシブな社会を築くために取り組むべきことを考え、行動に移していく「国際女性デー」です。
今年の国際女性デーのテーマは"Inspire Inclusion※"です。一人ひとりが女性の参加を尊重し、価値を認識することがより良い世界を築くことにつながるという意味が込められています。「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」というソニーのPurpose (存在意義) を推進していく上でも多様な意見、視点は欠かせません。
- ※"Inspire Inclusion":インクルージョンを促していくこと
社内においては、インクルージョンへの理解を深めるため、研修やフォーラムの開催に加え、女性マネジメントや社員同士がつながり学び合う場を提供しています。また、社員が主体的に取り組むEBRG(Employee Business Resource Group)活動も活発に行われています。グループ各社では、多くの事業で社員が一体となり、職場環境のさらなる向上のための意識改革や課題解決に取り組んでいます。役職や経歴を問わず女性社員に必要な支援やメンターシップを提供している、女性社員で構成されたグループやネットワークもあります。
社外に向けては、この度、テクノロジーでよりよい社会と地球に貢献することを志す女性研究者を表彰し支援するアワード『Sony Women in Technology Award with Nature』を新たに立ち上げました。女性研究者の意欲的なチャレンジを支援すると同時に、次世代で活躍する女性たちのテクノロジーへの関心を育むきっかけとなるアワードにしていきたいと考えています。
他にも「感動」の源泉であるクリエイターを支える活動として、次世代ゲームクリエイターを育てるGirls Make Games、映像・アニメーション領域におけるWomen in FilmやWomen in Animationの活動支援、また女性写真家や映像作家を支えるSony Electronics' Alpha Female+にも取り組んでいます。そして、Women In Musicの教育の場の提供やネットワーキングなどを通じ、音楽に関わる女性もサポートしています。
"Inspire Inclusion"の意義を私たち一人ひとりが理解し行動することが、公平でインクルーシブな組織、さらには社会の構築につながります。ソニーグループの強みである事業および「個」の多様性を生かし、ソニー内外でよりインクルーシブな世界を創造することを目指していきたいと思います。
ソニーグループ株式会社 代表執行役 会長 CEO
吉田 憲一郎