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【求人クローズアップ】光学設計エンジニア 「さまざまな技術とノウハウで、あらゆる制約を取り払い最高のレンズづくりを実現できる」

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「求人クローズアップ」では、現在ソニーグループで積極採用中の求人情報を取り上げ、仕事のおもしろさや職場環境など、求人票だけでは伝えられない魅力をDiscover Sony編集部が深掘りしてお伝えしていきます。
今回ご紹介する求人情報は、「光学設計エンジニア」です。本求人部門に所属する清利さんにお話しを伺いました。
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清利 麻耶
ソニー株式会社 イメージングプロダクツ&ソリューションズ事業本部 商品技術センター・コア技術第1部門 統括課長
2011年にソニー株式会社に中途入社後、一貫してカメラレンズ開発に携わっている。デジタルスチルカメラおよびEマウントレンズの開発を経験し、現在はマネジメント業務に従事している。

Eマウントレンズのラインナップ拡充を目指し、エンジニアを増員募集

—求人募集の背景について教えてください。

ソニーは、2013年にフルサイズミラーレス一眼カメラ『α7』を他社に先駆けて商品化し、私たちはミラーレス業界をリードして成長を続けてきました。Eマウントレンズのラインナップも拡大し、2019年には世界主要各国で金額シェアNo.1を獲得するなどお客様からも高い評価をいただいています。今後さらなるEマウントレンズのラインナップ拡充・強化をめざし、新しいメンバーを迎えたいと考えています。

—素朴な疑問といいますか、素人質問で恐縮なのですが…「スマホで写真を撮る」が一般的になってきている今、交換レンズの需要はあるのでしょうか?

たしかにスマートフォンのカメラで撮影される方もいらっしゃいますが、フルサイズミラーレス一眼カメラについては、プロフェッショナル・アマチュア問わずフォトグラファーの方からのニーズは依然として高い状態にあります。
これはソニーの強みの一つでもありますが、レンズだけでなくレンズエレメントやアクチュエーター、イメージセンサーなどコア技術の融合としてレンズは日々進化を続けています。

—なるほど。応募状況はいかがでしょうか?

それが、なかなか厳しくて。もともとそんなに広い業界ではないので、応募者の数も限られるとは思っているのですが。現在は交換レンズに絞らず、「撮像光学系の設計業務経験者」として少し対象を広げて募集しているところです。

—「撮像光学系の」となると、どのような方が対象に入ってきますか?

たとえば小型のデジタルカメラレンズ設計や、携帯電話やスマートフォンのカメラモジュール設計に携わってきた方などです。少しでも経験が当てはまりそうだ!という方はぜひ応募をご検討いただけると幸いです。

ソニーの幅広い技術領域が、設計の制約を取り払ってくれる

—部内には転職して来られた方もいらっしゃるんですか?

結構たくさんおられると思います。おそらく全体の1/3くらいは中途入社(転職者)なんじゃないかと。

—みなさん、どのようなところを魅力に感じてソニーを選ばれたのでしょうか?

一概には言えませんが、自由闊達な社風に惹かれて…という話はよく言われるところかもしれません。具体的なシーンを挙げると、たとえば会議の場で新卒入社数年目の方が持論を展開していたり、上司の発言に対しても違うことは「違う」と言えたり。役職や入社歴関係なくフラットに、自由に意見を言い合える風土は根付いています。

—ソニーのカルチャーですね。でもなぜそういったカルチャーが根付いているのでしょうか?

きっと「お客様に響くよいものをつくりたい」が、全員にとって最大の目標だからだと思います。よいものをつくるために、役職や入社歴は関係ないですから。

—「よいものをつくる」ために、ソニーならではの仕事の進め方やアピールできることは他にも何かありますか?

中途入社された方が「ソニーなら制約を取り払える」ということを以前仰っていました。たとえば、イメージセンサーによって設計の制約が生まれるケースがあります。しかし、ソニーはイメージセンサーに強みを持っており、幅広い技術とノウハウがあります。つまり、ソニーであればイメージセンサーの部隊と協力することで制約を取り払い、よりよいプロダクトを追求できる可能性もあるわけです。実は私もこの部分に魅力を感じて、転職してソニーに入社した一人なんです。

意見を出し合い、技術を集めて磨き上げる

—たしかに、よりよいものづくりを目指すエンジニアにとって、制約条件を変えられるのか変えられないのか、という違いは大きいですね。

技術領域の広さに加えて、関連部署との距離の近さもソニーの特徴の一つです。鏡筒メカ・光学・レンズエレメント・アクチュエーター・制御といった関連部署が一つの組織にまとまっています。光学設計だけに閉じずに関連部署と会話しながら知恵を出し合い、仕事を進めていきます。商品企画の段階からエンジニアもディスカッションに加わったり、技術目線から商品提案を行ったりすることも珍しくありません。

—勝手な私のイメージで恐縮ですが…エンジニアというと、一人で集中して黙々と仕事を進めるイメージがありましたが、コミュニケーションが重要な仕事なんですね。

はい、これもソニーの光学設計エンジニアの特徴かもしれません。部署の垣根を越え、前職での経験などさまざまなバックグラウンドを持った個人が自由闊達に議論しあい、最高のプロダクトをめざして一丸となって取り組んでいます。

—この仕事の一番のやりがいはどのあたりにあると感じられますか?

世界中のお客様からダイレクトにフィードバックをいただけることではないでしょうか。世界から求められる最終製品を扱っているからこその魅力だと思います。

—清利さんもやはりそのようなご経験をお持ちなんですか?

少し前の話にはなりますが、2018年に開発を担当した製品『RX100VI』の発表の場にエンジニアとして参加しました。その際、海外のメディアから製品についての質問を受け、自分が手掛けた製品が海外のお客様からも期待していただいていることをあらためて実感しました。そのときの興奮は今でも鮮明に覚えています。

ソニーというフィールドを生かしてもらいたい

—今回入社される方にはどのようことを期待されますか?

これまでの経験を生かしたアイデアや意見を積極的に発信してほしいと考えています。さまざまなバックグラウンドを持った専門家が集まり、年次や役職など関係なくフラットな意見交換ができることがソニーの強みですので。

—特にどのよう方がご活躍されそうでしょうか?

探求心や好奇心の旺盛な方だと思います。技術の発展スピードの速い業界ですから、他社製品や最新の技術動向、特許情報の収集など幅広くアンテナを張っているような方、新しい知識の獲得に前向きな方が、よりご活躍いただけるかと思います。

—面接ではどのようなことをお聞きしてみたいですか?

これまでのご経験についてはもちろん、この先、ソニーでどんなことを実現してみたいかも聞いてみたいです。繰り返しになりますが、ソニーの商品開発においては鏡筒メカ・光学・レンズエレメント・アクチュエーター・制御といった関連部署が一つの組織にまとまることで、それぞれに蓄積されたノウハウや高い専門性を掛け算することによって高い価値を生み出しています。こうしたソニーならではの環境、ソニーというフィールドを存分に使って、最高のものづくりを目指していただきたいと考えています。


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