学生の皆さんは何を学び、何を感じた? ITエンジニア 合同インターンシップ・プログラム レポート#3
ソニーとその技術について紹介し、発想法や事業化のノウハウなどをレクチャーしながらチーム対抗アイデアソンを行った今回のインターンシップ・プログラム。参加者の皆さんへ、どのくらい学びを提供することができたでしょうか?また、参加者の皆さんにソニーで働くことの魅力をどのくらい感じてもらえたでしょうか?皆さんにお願いしたアンケートの結果と、優勝チームへのインタビューから抜粋して紹介します!
インターンシップ・プログラム実施概要やテクノロジーについて詳しくはこちら
→ ITエンジニア 合同インターンシップ・プログラム レポート#1
アイデアソンによって生まれたさまざまな企画と講評はこちら
→ ITエンジニア 合同インターンシップ・プログラム レポート#2
アンケート結果
まずは、インターンシップ・プログラム終了後に全員にお願いしたアンケートの結果からご覧ください
インターンシップ・プログラムの満足度は?
「満足」と「やや満足」で90%を越えたものの、「やや満足」が「満足」を上回っていることから、改善の余地が十分にあると考えています。さらに満足してもらえるよう、すべての回答を貴重な意見として受け止め、今後の企画と運営に役立てていきます。
ソニーでのITエンジニアの仕事に魅力を感じましたか?
今回のインターンシップ・プログラムでは、テクノロジーを活用して新しいサービスを考えるという、ソニーらしい働き方を体験してもらいました。それによって多くの方に、ソニーでITエンジニアとして働くことに魅力を感じてもらえたようです。優勝チームへのインタビューでも同じ質問をして、どのように魅力的だと感じたのかを話してもらっています。
ソニーの「ビジネスやものづくりの幅広さ」を実感できましたか?
参加する前はソニーに対して、エレクトロニクス製品のメーカー、ゲームのメーカー、音楽の会社といった狭いイメージをもっていた方が多かったようです。初日にソニーの事業領域の広さを知ってもらったことと、アイデアソンを通じて単に製品の開発や技術の研究をしているだけではないと実感してもらったことが、この回答結果につながったと考えています。
プログラムを通して学んだこと/気づいたことは?
『大学では学べないような、企業視点の課題解決サービス提案という取り組みは、自分の成長を促し、今後の研究にも役立つと感じました』
『技術とニーズを結びつけるということが非常に難しかったが、技術者として新規事業を作るというのはこういうことなのかなと思った』
『チームで協力してアウトプットを作ることの大切さや最新のテクノロジーに触れる魅力を学びました』
『どのような課題があってその案が実現されていないのかを考え、課題をクリアすることが新しい事業を始めるために重要だと学びました』
4名の回答からポイントとなる箇所を抜粋して紹介していますが、他の方々からも似たような回答が寄せられています。学んでほしかったことを、しっかりと学んでもらえたようです。インタビューでは、より具体的に答えてもらいました。
製品やサービスの企画において、ソニーはどんなことを大切にしていると感じましたか?
『高い技術力はもちろんのことワクワクするような未来を作るという点を大切にしていると感じた』
『主に2つあると感じました。1つはチャレンジ精神。2つ目はユーザーを感動で満たせるかどうか』
『技術を用いてソニーにしかできない新しいものを生み出そう、という考え方を大切にしている』
『自由な発想から出てくる無限の可能性を大切にしていると感じました』
なんと、22名もの方々が「ワクワク」という言葉を使って回答してくれました。それ以外の回答にも「感動」「クリエイティビティ」「顧客視点」といった言葉が多く見られ、ソニーが大切にしていることを、正しく感じ取ってもらえたようです。
優勝チームインタビュー
優勝した3チームのメンバーにオンラインで集まってもらい、インタビューを実施。インターンシップ・プログラムやソニーに関する質問に答えてもらいました。
Q:どんなことを学べたか具体的に教えてください。
A:STさん
さまざまな角度からアイデアを出して多方面から見ていくこと、そしてアイデアを集約してビジネスとして確立させていくことを学びました。社員の方が、人を幸せにする製品を考えることの大切さを教えてくれたのですが、それがとても印象に残っています。
A:KYさん
お客様のニーズを具体的に考察・分析するための方法やツールを教えてもらえたことが収穫でした。また、ソニーは技術とコンテンツの連携があり、それによって新たなアイデアが生み出される環境になっていると知りました。技術とクリエイティビティの融合が大切なのですね。
A:KOさん
新規事業のアイデアを出す体験は初めてでした。自分はアイデアというとただ発散するばかりだったのですが、ロジカルに考える方法が学べて良かったです。毎回インプットとアウトプットがあったので、自分の中で消化する機会が多く、ためになりました。
A:UZさん
コンセプトメイキングの難しさとやりがいを学べました。また、「したい」と「できる」をどのようにつなげるのか。大学では学べない実践的なビジネスについて学べたことも、とても良かったです。技術者もそうでない人もビジネス視点を持つことが大切であると実感しました。
A:HDさん
大学でも製品開発を行っているのですが、学生ではなかなか考えられないBtoBの領域まで考えられたのがいい経験になりました。社員の方が言っていた「その商品は誰が幸せになるのか?」という言葉が印象に残っていて、その考えを貫き続けることが大切だと学びました。
Q:他社との違いを感じましたか?
A:AKさん
ベンチャー系企業でのインターンではリソースに限界を感じましたが、ソニーはリソースが多く、アイデアを実現しやすいと感じました。また、他社のインターンでは普段の業務のミニスケールを行っている印象ですが、ソニーでは僕たち学生の意見を尊重して、このアイデアソンの場で新しいことを生み出そうと、真剣に考えてくれているようでした。
A:AYさん
他社のインターンでの新製品提案と比べて、ソニーは“ワクワク感があるか”などの審査基準がしっかりしていて、やりやすかったです。ラフで、気軽に質問ができる雰囲気も良かった。ソニーには精度の高い機器や技術がたくさんあるので、いいと思ったアイデアを実現でき、楽しそうだと思いました。
A:YGさん
今まで参加したインターンシップと違い、自由度が高いのが印象的。これもソニーの社風からくるものだと感じました。また、ソニーはさまざまな技術があるからこそ、それらを融合した新しい考えが生まれるのだと知りました。
Q:ソニーはどんな会社だと思いましたか?
A:JGさん
ソニーは高い技術力があるからアイデアを実現できる、ということが魅力的です。また、企業の理念の中に「感動」といったキーワードがあることが、社会を良くすることに繋がっていると思いました。ソニー製品を見てワクワクすることが多々あったので、理念を実現しているのだなと改めて感じました。
A:SGさん
自分にとってソニーは、音楽とカメラのイメージしかありませんでした。しかし、インターンシップに参加して、ソニーはさまざまな技術をもっていて、それを使って人を本気でワクワクさせようとしている会社だと分かりました。
A:THさん
もともとソニーには、クリエイティブなものを生み出す企業というイメージをもっていました。今回、ソニーのPurposeを教えてもらい、それを全員が共有していることに驚き、だからこそ新しいものを生み出し続けられるのだと納得しました。
Q:ソニーでのITエンジニアの仕事に魅力を感じましたか?
A:FKさん
ソニーは事業領域が幅広いからこそ、事業を組み合わせて新たな商品が生まれるのだと感じました。AIの研究をしているのですが、ソニーなら自分が思ってもいない分野で使われるような未来が考えられます。自分の研究が社会につながるところが見られるのは、とても魅力です。
A:MKさん
自分は技術が好きなので、工場や研究開発部門で働きたいと思っていました。しかし今回、企画の部分を体験してみて、アイデアから技術までの流れを見られるソニーの仕事ってすごくいいなと思いました。
A:OTさん
私は以前から、ITエンジニアとして自分が作ったもので人を幸せにしたいと考えていました。インターンシップに参加してからは、そこにクリエイティビティを組み合わせることで、さらに感動も生み出していきたいと思うようになりました。
A:KDさん
ソニーの人はどなたも、アイデアや意見をどんどん出し、どんどん面白くしていこうという姿勢を持っていることが印象的でした。また、ワクワク感や感動を大事にしていることも、単純に楽しそうでした。ソニーなら、自分の専攻領域をさまざまな領域で活かしていけそうです。
A:IKさん
ワクワクする未来を手繰り寄せるという自分の目標をかなえてくれるのが、ソニーだと思います。私はAIの研究をしていますが、ソニーで深層心理のアルゴリズムの研究や構築に挑戦したいと思いました。
アンケートとインタビューから分かったこと
多くの方にとって、今回のインターンシップ・プログラムはいい経験となったようです。そしてほとんどの参加者に、ソニーらしいものづくりの考え方やビジネスの幅広さについての理解を深めてもらうことができました。さらに、ソニーでITエンジニアとして働くことに魅力や醍醐味を感じたという方も多数!また、アンケートでは運営に関する改善点や残念だった点など、今後の企画と運営に役立つ意見もたくさんいただき、ソニーにとっても大きな学びとなりました。
参加された皆さんが今回の学びを生かし、技術の力でアイデアを具現化して、新しい感動や価値を生みだしてくれることを期待しています!