カジュアルに楽しみたい人から、真剣にテニスをしたい人まで!ソニーのテニス部の魅力について、2人の部員にお話を伺いました。
社会人になってからのクラブ活動は、どのようなものか興味が湧きませんか。ソニーグループでは、現在約30のクラブが活動しています※。その中でも、約130人と最大規模の部員数を誇るのが「テニス部」です。なぜソニーでテニス部に入ったのか。テニス部ではどのような活動をしているのか。2023年度の部代表として運営に携わりながらテニス部の活性化に励む春名さんと、部員でありながら実業団にも所属し、さまざまな大会に出場し活躍する梶さんのお二人に、ソニーのテニス部の魅力についてお聞きしました。
※各クラブの活動は業務外で、部員による自主運営です。
記事に掲載している情報は取材当時のものです。
- 春名 薫
- 梶 泰悟
- 渡部 優基
新たなコミュニティを作る場として。
── ソニーでテニス部に入ろうと思ったきっかけは何ですか。
梶:もともと知り合いだった先輩が所属していて、テニス部の存在は知っていました。テニスは年齢問わず楽しめるスポーツで、これまでも競技を通じてたくさんの出会いを経験してきたので、社会人になってもテニスというコミュニケーションツールを生かしたいと思い、迷わず入部を決めました。
春名:私は1年目の秋に同期が誘ってくれたことがきっかけで入部しました。入社時から、同期や年齢の近い先輩がいるコミュニティに参加したいと思っていて、大学でもテニスをしていたこともあり、テニス部を紹介された後すぐに入部を決めました。
── テニス部が業務外のコミュニケーションの場になっているのですね。会社のクラブ活動への勧誘の場はあるのでしょうか。
春名:2023年度は、春頃に会社で新入社員同士の交流イベントが開催されたのですが、希望したクラブはそのイベントで勧誘のために部活紹介のプレゼンをすることができました。私が入社した当時は、入社式後にビラ配りをしていたので、毎年何らかの形でクラブ活動の存在を知ってもらう機会はあると思います。
── 大学のサークルの新歓に似ていますね。
梶:近いイメージです。どのクラブ活動でも新しいメンバーに入ってほしいので、積極的に勧誘活動を行っています。
春名:テニス部では練習後に懇親会をしたり、新メンバー向けのイベントを開催したり、ネットワークを作るための工夫をたくさん行っています。
テニスへの向き合い方はメンバーそれぞれ。それでも、お互い尊敬して高め合えるのがテニス部の魅力。
── お二人はテニス部でどのような活動をされているのですか。
梶:春と秋に実業団大会があり、それに向けて練習を重ね、大会に出場しています。実業団に所属するメンバーはA/B/Cの3チームに分かれており、私はAチームのキャプテンを務めています。現在は、東京都実業団1部リーグに所属しており、関東大会、全国大会の出場を目指し日々活動しています。普段の練習はチームごとに行っていますが、決められた練習日はなく、各自の都合に合わせて自由に活動できる点はいいところだと思います。試合後には、メンバーと一緒に食事をしたり、ホームコートのある木更津で買い物をしたりして、チームの結束力も高めています。
春名:私はイベントを通じてテニスの練習やメンバーとの交流を楽しみつつ、テニス部の代表として部全体の運営統括を担っています。テニス部では年間を通して大きく分けて5つのイベントがあります。親子で参加できるイベント、新入社員向けのイベント、練習会イベント、他企業のテニス部と練習試合を行うイベント、合宿イベントなど目的に応じて、週1回ほどのペースで開催しています。
それぞれのイベントには、各イベントを取り仕切る運営チームを割り当てています。運営チームのリーダーは実業団を兼務する人も多く、運営スタッフは実業団に所属する人から、気軽にテニスを楽しむ人まで幅広いメンバーが所属しています。
スタッフの皆さんのおかげで、イベント開催時には毎回40~50人ほどの参加者が集まりテニスを楽しんでいただいています。
── 大会に向けてしっかりテニスをする方もいれば、気軽にテニスを楽しむ方もいるのですね。実業団に所属する方もイベントにはよく参加されているのですか。
春名:運営スタッフとしてイベントに携わるメンバーはもちろん、テニスレッスンのコーチとしてイベントに参加してもらうこともあるので、テニス部の運営を非常にサポートしてくれています。
梶:テニスへの向き合い方は違っても、メンバー間に距離感があるわけではなく、イベントなどを通して交流を深めています。お互いに尊敬し合い、高め合える関係性であることがテニス部の一番よいところだと思っています。
春名:個性豊かなメンバー同士が連携し合って良い場を作れるというのは、多様な事業と社員がいるソニーグループならではのことですし、テニス部の強みの一つですね。
人脈を広げ、生活を充実させてくれるテニス部。家族も一緒に楽しめる点も大きな魅力。
── 他の部署やグループ会社の方とのつながりを持てるような機会はありますか。
春名:年に1回、ソニーグループの各事業会社を代表するメンバーが集まり、対抗戦を行う「All Sony」というイベントがあります。業界や会社、職種も違うさまざまなバックグラウンドを持つ方が一堂に会するので非常に規模が大きく、ソニーグループのダイナミックさを感じるイベントですね。2023年は200人以上の参加者が集まりました。
梶:大きく交流の幅を広げられるというところが、テニス部の醍醐味であり、最大の強みです。ソニーグループ内のさまざまな事業領域のメンバーが集まる「All Sony」は、やはり一番魅力的なイベントだと思います。
── とても素敵なイベントですね。そのようなイベントを通じたつながりが、業務に生きることもあるのですか。
春名:もちろんあります。私は広報に所属しており、業務上さまざまな社員の方とお話させていただくことが多いです。テニス部を通して生まれたつながりがあると、その後の関係づくりがとてもスムーズに進みます。
梶:私は採用を担当していますが、新しい価値を発揮するために、テニス部に所属するエンジニアやマーケティングのメンバーに相談して、異なる視点からのアドバイスをもらうことがあります。実際の業務で生かせる関係性を、テニス部の活動を通して構築することができ、自身にとって大きな強みとなっています。
── 大規模なテニス部ならではの強みですね。テニス部での活動はご自身の生活にどのような影響を与えていますか。
梶:テニス部に入ったことでプライベートも充実していると感じます。先ほど少し触れましたが、テニス部では、メンバー本人とその家族が一緒に参加できるイベントも実施しているので、家族と一緒にテニスを楽しむ時間が持てることも大きな魅力です。親子で一緒にテニスを楽しんでいるメンバーの姿や表情を見て、私も自分の子どもが大きくなったら一緒にテニスを楽しみたいと思いました。
春名:運営側に回ると、週末のイベントに向けた準備を平日の業務時間外に行うこともあります。そのような大変さもありますが、組織づくりやチームのモチベーション管理など、運営で学ぶことは非常に多いです。また、運営を通じてメンバー同士の信頼関係が深まり、チームとしての成長も実感できます。助け合える仲間ができたことは私の財産ですし、メンバーとプライベートで遊びに行くこともあるので、テニス部のおかげで充実した日々を過ごせています。
今ある最高の環境と文化を受け継いでいく。
── 私もテニス部に入部したくなってきました。今後、テニス部をどのように運営していきたいですか。
梶:ソニーグループのクラブ活動の中でも最大規模で、気軽に参加できて、雰囲気もとても良いので、テニスを楽しむには最高の環境だと思っています。スケジュール調整や備品管理などの運営体制も整っており、現役社員だけでなくOBOGのメンバーとも気軽につながれるネットワークもあるので、今後もこのような素晴らしい環境を維持していきたいです。
春名:運営の仕事は全てボランティアですが、自分が意志を持って大きな組織を動かすという貴重な経験を積むことができていると感じます。練習やイベントを通じて多様なメンバーと楽しく交流できるだけではなく、若いうちから組織運営を担うことができる成長の場としても次の世代に残していきたいと思います。
── お二人は今後、どのようにテニス部に関わっていきたいですか。
梶:テニスは何歳でも楽しめるスポーツだと思っているので、体力の限界まで活動を続けたいです。
春名:私にとってテニス部はとても居心地の良い場所なので、引き続き私自身楽しむことに加えて、今までの経験を生かして次世代メンバーの運営サポートなどにも携わっていければうれしいです。
<編集部のDiscover>
テニス歴も、テニス部での活動内容も異なるお二人から語られたことは、どれもテニス部の魅力に関するお話でした。社会人になってからの新しいコミュニティへの関わり方に不安を持っていた私も、お二人のお話を聞くうちに、社会に出るのがどんどん楽しみになっていきました。テニス部の文化や環境を受け継いでいきたいというお二人の思いの通りに、誰でも気軽にテニスやイベントを楽しめる魅力的なテニス部が、この先もずっと続いてほしいと強く思いました。