【とある日の1on1 Vol.3】「やりたいことをやってみよう!」自分の想いに正直に新しい専門分野に飛び込んだ社員の挑戦(後編)
ソニーに新卒入社する方の約半数(45%)が学生時代の専攻とは必ずしも一致しない領域に挑戦し入社されているという事実をご存知でしょうか?* これは、私たちがソニーを志望する人(学生・経験者問わず)に対して『あなたがソニーで成し遂げたいこと』や、『自分のなりたい姿・考え』など個人の意志を尊重している結果でもあります。
前編では、学部卒かつ自身の専攻とは異なる領域で入社し5年目を迎えた高橋さんと、その挑戦を支えた元チューター酒寄さんの【とある日の1on1】にお邪魔し、高橋さんが技術者を志した背景や就活の軸、入社後の研修についてご紹介しました。後編では、エンジニアとして活躍する現在に至るまでの様々なお話と今後のキャリアについてご紹介します。
*22年卒 ソニーグループ 4社合同採用 内定者アンケートより抜粋
- 酒寄 貴裕 (元チューター)
- ソニー株式会社 イメージングプロダクツ&ソリューションズ事業本部 システム・ソフトウェア技術センター ソフトウェア技術第1部門
- 高橋 弥華 (2017年入社 入社5年目)
- ソニー株式会社 イメージングプロダクツ&ソリューションズ事業本部 システム・ソフトウェア技術センター ソフトウェア技術第1部門
前編記事はこちら
→【とある日の1on1 Vol.3】「やりたいことをやってみよう!」自分の想いに正直に新しい専門分野に飛び込んだ社員の挑戦(前編)
様々な業務にも果敢に挑戦してきた中で得た学びと成長とは…?
酒寄:1年目からとにかく色々やってたけど、どんなことが印象に残ってる?
高橋:製造実習ですかね。その時に「出荷するまでが仕事なんだな」と実感しました。3週間、製造現場の人達と一緒に生産ラインに入ったことでこの工程があって私がつくっている製品がお客さんに届くんだなと身をもって学びましたね。
酒寄:ものづくりを肌で感じた経験になったんだね。
高橋:そうですね。あと、海外の方にコーディングを依頼するのに初めて英語で資料を作る時も焦った記憶が…(笑)学生時代はノリで英語を乗り切れたものの、正確に文字に起こす必要があって苦戦しましたね。酒寄さんに横にいていただいて話したことを聞いて盗んで学んで…みたいな感じでしたよね。
酒寄:いや、僕の英語も適当だけどさ(笑)海外出張に行かせてもらったのは勉強になったんじゃない?
高橋:(海外拠点の)インドにこれまでに3回行きましたけど、現地に行って一緒に働く人達を知ることができてよかったですね。
酒寄:1年目から色々経験できたのは良かったよね。
高橋:自分でも色々やりたいと発信もしてましたけど、上長や酒寄さんにも「なんでもやったらいいよ」と言っていただいてもらえてありがたかったですね。
酒寄:でも、高橋さんのすごいのはやると決めたことは本当に最後までやり遂げるところだよね。例えば、最初のアサイン業務は難易度の高い機能設計だったじゃない?玄人がやっても音を上げるような機能なのに、それをやり遂げたってすごいよ。
高橋:あれは…(苦笑)皆さんがいつも助けてくださったんで、音を上げようと思わなかったんですよね(笑)助けてもらえる安心感と、その安心感があるからやり切れるという自信になれたかもしれないです。
学生時代の学び×社会人経験 = 更なる成長
高橋:思い返すと、数学の「ロジカルに、漏れなく」という考え方は結構役に立っていると思っていて。社会人としても、エンジニアとしてもこの2つは誰でも求められることなので、それを学生時代に身につけられたのはよかったなって思います!
酒寄:そういったソフトスキルも大事だよね。そこに高橋さんの度胸と、全てやり遂げる強い意志が加わって成長を加速させたと思うよ。
高橋:すごく褒めてくださいますね(笑)。
酒寄:そう?例えば、ミーティングを一人でリードして、議事録のアウトプットを見た時に社会人として、エンジニアとして独り立ちしたなって思ったよ。
高橋:ソニーは新人でも誰でも自由というか裁量が与えられているじゃないですか?それで「自ら考えて動く」というような実践力を早い段階から習得できたのかなとも思います。多分、この自由な環境じゃなかったら、私、社会人やれてないと思います(笑)
がむしゃらに走り抜けるフェーズから女性としてのキャリアと自分がありたい姿を考えるフェーズに…
酒寄:なんやかんやで5年目だけど、そろそろ次のステップとか考えてるの?
高橋:そこが今悩んでいるところなんですよね。女性としてキャリアを歩んでいくにあたってターニングポイントって色々あるじゃないですか…
酒寄:そうね。
高橋:学生時代は就職することがゴールだと思っていた部分もあったんですけど、社会人5年目になって自分はどうなっていきたいのか悩んでいるところです…選択肢はいくつもあるので。例えば、マネジメントなのかエキスパートの道に進むのか。他にも、5年間今の業務をやってきたからこそ全く新しいチャレンジをしてみるのも面白そうですし。今後のキャリアをつくっていく上で何をどう組み合わせるべきか考え始めると色んな選択肢があるからこそ悩ましくて。でも、1つ分かってるのは、クリエイティブでありたいという想いは軸にしていきたいんです。カメラなのか他のプロダクトなのかはまだ明確ではないですけど、これからも新しいものをつくり続けていきたいです。
進路を検討されている学生さんへお二人からのメッセージ
高橋:まずは自分が好きなことや、やりたいと思えることを見つけることが大事だと思います。あとは、就活において嘘をつかないということが大事だと思います。自分の気持ちや考えに正直であることと、面接の場でも嘘をつかず正直に…。なので、就活頑張る人たちには「正直に頑張れ!」と、伝えたいです!
酒寄:さっき高橋さんも言ってましたけど、やりたいことを決めることはもちろん大事なんですけど、「もし悩んだら片っ端からやりたいことはやってみよう!勢いも大事だし、飛び込んでみたら新しい世界が広がるよ!」と伝えたいです。
<編集部のDiscover ~インタビューを終えて~ >
ソニーグループは、グローバルで約11万人の社員が在籍する大きな組織ですが、多様な個性・意志・思考の一つ一つを尊重する風土があり、挑戦を全力で応援してくれる人達がいます。常にクリエイティブであり続け、もっと新しいことや面白いことを生み出そうと大人になってもワクワクを忘れない人たちが沢山います。今回、お話を聞いた高橋さんと酒寄さんも、「自分がやりたいこと」に対してまっすぐに挑戦し、実現したいという想いを抱いてソニーに入社し、その想いを受け止め、支えてくれる人たちと出会い、日々挑戦と成長を続けています。
就活中の悩みの一つに『自分の専攻=職業』という概念と、自分のやりたいことや興味関心と、どちらを優先すべきか悩んでいる…という声を聞きますが、酒寄さんの「もし悩んだら片っ端からやりたいことはやってみよう!飛び込んでみたら新しい世界が広がるよ!」という言葉の通り、勇気を出して一歩踏み出してみたらきっと世界は広がると思います。ソニーグループは皆さんの挑戦する意志を応援しているので、キャリアの選択肢の一つとして思い浮かべていただけたら嬉しいです。