SONY

たくさん失敗して、たくさん学ぶ。 2年目の若手社員に聞く、ソニーの成長環境。

Culture

ソニー社員と聞いて、どのような人を思い浮かべますか?私がDiscover Sony編集部でインターンシップをする中で抱いたイメージは、「温かくて仕事ができる人たち」でした。ただソニー社員の皆さんも、最初から仕事ができたわけではないのでは?そのような素朴な疑問を皮切りに、どのような若手時代を過ごしているのだろう?たくさん失敗した?ソニーでは失敗すると怒られる?など若手社員の成長環境に関する疑問が膨らみました。そこで今回は、少し聞きにくいけれども成長に繋がるであろう「失敗」をテーマに、入社2年目の若手社員の方々にお話を伺ってみました。

大野 航生
川島 聡
和田 菜々子
久藤 颯人

失敗して当然。

久藤(学生記者):お聞きしにくいのですが、これまでの失敗経験に関して伺ってもよろしいですか?

大野:よく失敗しています。私はアナログ評価といって、センサーが上手く動作しているか、問題が起きた時はどう解決するか等を考える部署にいます。自分で評価方法を考え、2週間かかる評価を先輩社員にお願いしたのですが、終わってデータを見て初めて、私の設定が間違っていたことに気付きました。

久藤(学生記者):僕だったら失敗が発覚した瞬間、頭が真っ白になってしまいそうです。やはりその瞬間は焦りましたか?

大野:焦りましたね。時間はやはりシビアで、2週間分スケジュールがきつくなりました。

久藤(学生記者):失敗した時、先輩方とはどのような話をするのですか?怒られたりはしませんか?

大野:今後どう改善するかという話だけですね。他にもたくさん失敗や確認不足がありますが、怒られるようなことはなく、今後に向けた話をしっかりと行っています。

川島:私の印象に残っているのは、プレゼンでの失敗です。
入社して数か月で、一つの業務を自分で完結させてチームの代表としてチーム外に広く発表する研修があります。自分の発表の際に、厳しい質問が飛んできたのですが「新人なので自信がないです」と逃げに入ってしまいました。やはりこの姿勢は良くなくて、チームとして議論してきた結果の結論なのだから、その結論を発表する場では私が責任を持って質問にも対応するべきでした。

久藤(学生記者):入社して数ヶ月でチームの代表として責任を持って発表ですか。最初から前面に立って進められるものなのですか?

川島:正直分からない部分もすごく多いです。最初の1か月は、1日中先輩に相談しながら進めました。

和田:私も、業務で直接関わる先輩の他に、チューターに業務以外の相談をよくしていました。仕事以外の話も含めたくさん会話していただけるので、職場に対する安心感も早くから抱くことができたと思います。

久藤(学生記者):ソニーでは最初から自分で主体的に仕事を進めると聞いていたのですが、周りにもしっかりと頼ることが可能なのですね。最初から自分で進められるものなのか?と疑問に思っていたので、なんだか安心しました。

和田:私も、1年目だからたくさん失敗しても良いとは言われますね。私は人事領域なので、社内に向けた案内などをよく作成するのですが、やはり何回確認しても細かいミスをしてしまうこともあります。
ただ、失敗は成功のもとと言いますが、単にたくさん失敗した方が良いわけではないとは思っています。気持ちを入れ替えるだけでなく、自分なりのマニュアルを作ったり、テクニカルな部分を改善していったり、自分自身が成長して、信頼を獲得していきたいです。

川島:失敗は成功のもとと聞いて思ったのですが、ミスをしても良いから、新しい世界に飛び込んでいこうという風潮はあるかもしれないです。特に私の場合、数年先の半導体技術を研究している部署なので、誰も正解が分かっていないような場面も多いのです。だからこそ、まず挑戦して、失敗しても、そこから学んでいくことを重視していますね。

大野:確かに、やってみて思ったのと違う結果が出たとしても、論理的に理由を考察して改善すると、それはミスでなく、経験になると思いますね。

入社して改めて感じたソニーのカルチャー

久藤(学生記者):これまでお話を聞いていて、失敗に寛容というより、むしろ次の挑戦をしやすい雰囲気だと感じたのですが、実際どう感じますか?

和田:個人の特徴や個性を重視する、自由で良い雰囲気だと思います。就職活動をしていた当時から自由な雰囲気は感じていたのですが、ソニーに入って改めてそういったカルチャーを感じました。

大野:年齢的な壁も感じませんね。新人の意見だから採用されにくいという空気は本当になくて、誰の意見であったとしても筋が通っていれば信頼され、活躍のフィールドが広がっていく実感はあります。

川島:私もそういった自由な雰囲気はとても好きで、楽しく働いています。大野さんが言うように、若手でもよく考えて行動すると、どんどんチームの中で頼られていく点には、大きなやりがいを感じています。

ソニーで掲げるそれぞれの目標。

久藤(学生記者):すごく充実した社会人2年目を過ごされているのですね。僕も将来はそのような雰囲気の会社で働きたいです。皆さんは、これからどのようなキャリアを歩まれたいのですか?

川島:入社したときは社長になりたいと思っていました(笑)。今はエンジニアとして成長していきたいと思っています。いずれはソニー、日本、そして世界を代表するエンジニアになりたいです。

大野:一つの目標として現在掲げているのは、マネジメントに携わることです。そのためには仕事ができるだけではなく、コミュニケーションも含めた幅広い知識が必要だと思うので、勉強は常に行うようにしています。

和田:ソニーグループ全体に人脈を広げて、それぞれの強みの相乗効果をより生み出したいと考えています。信頼の輪をもっと広げていき、事業領域の広いソニーならではの活躍をしたいですね。

<編集部のDiscover>
ソニーの若手社員はどのような環境でどのように成長していくのだろうか?そのような疑問をきっかけに今回はお話を伺いました。すると、たくさん挑戦して、たくさん失敗して、そこから学び、再び挑戦を繰り返すことのできる、懐の深い環境だと伺い知ることができました。このような環境だからこそ、満足感を抱きながら自分なりのキャリアを築けるだけでなく、多くの人の心を動かすような製品を生み出していけるのかもしれませんね。


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