新しいDiscover Sony はじまりました。
この春、Discover Sonyは新たに2名のインターン生を迎えました。専攻やこれまでの経験も異なる、さらに多様な「個」が集うチームとなり、読者の皆さんに、あらゆる角度からソニーをお伝えできるとワクワクしています。昨年に引き続き、今年も活動を継続するメンバーを含めた計4名で切り開く第2章。新たな学生ライターの紹介とともに、1期生メンバーとメンターが参加し、品川のソニーシティにあるPORTにて行われたオリエンテーション(2023年3月実施)の様子をレポートします。
- 安部 優里香
いろいろな「好き」が結集した新生Discover Sony
まずは1期生のメンバーも含む全員で自己紹介。勤務日程が重なる日には、オンラインで行われる朝会※1や企画会議※2の場で会話をすることもありますが、私自身も1期生メンバー全員と直接顔を合わせることができたのは、実はこの日が初めて。新メンバーがDiscover Sonyへの参加を決めた経緯や、既存のメンバーによる1年間の振り返り…途切れることなく、次から次へとさまざまな話題で盛り上がり、あっという間に打ち解けました。特に注目を集めたのが新メンバーの自己紹介。金さんの穏やかな雰囲気の奥にある行動力、そして、楽器や演劇への知識が豊富な藤井さんの音へのこだわり。多様な経験や「好き」を追求する強い思いを持ち、きっとこれからの編集部に新しい風を吹き込んでくれる、頼もしい2名のプロフィールは必見です。
※1: 朝会とは?
勤務開始時に、一日のタスク整理、企画や制作の進捗共有を目的に、Discover Sony編集部内で15分程度行う会議。メンターや、同じ時間帯に勤務している他のインターン生との雑談の場としても活用される。
※2: 企画会議とは?
インターン生がDiscover Sony編集部の社員に対して自身の企画をプレゼンする会議。2週間に1度のペースで開かれ、企画の考案後、メンターとのやり取りを経てブラッシュアップしたものを提案する。通過した企画については、記事化に向けて必要な情報や取材対象者の選定など、今後の方針が議論される。
インターン生に求められることとは
続いては、記事制作に向けたオリエンテーション。まず初めに、プロジェクトを進める上での心構えについてメンターからお話がありました。一人一人の個性や好奇心、自主性が最大限に尊重されるDiscover Sonyには、決められたルールやマニュアルはなく、制作の工程やスケジュール管理も個人に委ねられています。待ちの姿勢ではなく、自ら求め、要望し、行動する。このようなスタンスを意識することが重要であり、経験を重ねるにつれて自分のスタイルが確立されるようになるとのことです。
ふとした瞬間に感じた「共通の目標に向かう同志」の心強さ
その後は、メンターが記事公開までのプロセスを一つ一つ解説したり、既存のメンバーが自身の経験や失敗談を交えながら具体的なアドバイスをしたり、それらに対して新メンバーが質問を投げかけたり…。終始和やかな雰囲気で行われたレクチャーでしたが、データや過去の経験に裏打ちされた新たな提案や、鋭い質問がたびたび登場し、卒業を間近に控えた私自身もまだまだ学ぶことが多くありました。机と机を並べて、直接アイデアを交わし合ったからこそ、「働く場としてのソニーをイメージしてもらう」「定期的な発信によって、読者との関係構築を目指す」という目標を再確認するとともに、同じ方向へと歩み始める仲間の存在をあらためて、そして強く感じることができました。
新メンバーへと受け継がれる卒業生の経験と学び、そして思い
ここからは1期生のメンバーにバトンタッチ。この1年間、さまざまなソニーの人やものに着目した企画を考案し、取材や執筆を行ってきた私たちは、企画とは、物事をいろいろな角度から見ること、そして、ちょっとだけおもしろくするための「問い」を立てることだと考えています。この「問い」を生むためには、日ごろから幅広い視点で物事を観察すること、そして自分なりの言葉でアウトプットすることが欠かせません。情報収集を行う上で意識していることを紹介したり、それぞれの言葉で「良い記事」を定義づけたり…。また、「思い出の一本」と題し、各メンバーが特に印象深い記事を取り上げ、企画に込めた思いや取材時のエピソード、制作において大切にしていたことなど、これまでの経験から得た学びを、今後のDiscover Sonyを担う新メンバーに引き継ぎました。
Discover Sonyは、第2章のスタートを切ったばかりです。卒業生が残したものと、フレッシュな視点とが交じり合った、新たな「大学生から見たソニー」を引き続きお楽しみください。
編集部のDiscover
新メンバーとの交流やレクチャーを通じて、このインターンに参加した頃を思い出しました。初めてだらけの出来事に戸惑いながらも、社員、そしてインターン生の仲間、優しさの中にも芯の強さを持ったソニーの「人」に支えられ、晴れやかな気持ちで卒業の日を迎えることができました。読者のみなさん、お付き合いいただきありがとうございました。これからも、Discover Sonyを見守っていてください。