SONY

今と未来の自分のキャリアに向き合い続けて決めた転職。ソニーを新たな挑戦の舞台として。

Culture

私たちは日々「選択」をしながら生きており、時には自分の人生を大きく左右する決断をすることもあります。今回は「転職」という選択をした二人の社員にインタビューしました。自分のやりたいことに真っすぐ向き合い、新たなチャレンジの場所としてソニーを選んだお二人に、ソニーに転職した理由や経緯、今後実現したい夢について聞いてみました。

奥谷 聡子
山田 悠加
鷲尾 美波

転職は、自分により適した仕事の探索活動。

── まず、現在のお仕事内容について簡単に教えてください。

奥谷:私は、ソニー・ホンダモビリティが提案する新しいEVの販売及び関連するカスタマーサービスの企画を担当しています。前職はメーカーで、商品企画や価格交渉の仕事をしていたので、仕事内容はがらりと変わりました。
山田:私は、AI倫理に関する仕事をしています。ソニーはAI技術を製品に適用して正しく運用するための「ソニーグループAI倫理ガイドライン」を策定していますが、私は主にハードウェア製品をガイドラインに則って作るためのサポートをしています。

── お二人とも比較的最近ソニーに入社されましたが、転職を決めた理由を教えてください。

奥谷:私は元々マーケティングや広報などの仕事をしたいと考えていました。ただ、前職ではなかなか機会がなく、自分で環境を変えないとチャンスは掴めないと思い、転職を決めました。
山田:私の前職は研究開発職だったので、自分の成果が最終的な製品にどのように反映されているのかが見えづらい部分がありました。そこで、ふと自分の性格にはもっと向いている仕事があるのではないかと思い始めました。当初は社内異動を考えましたが、社外にはより可能性があると思い、求人を探し始めました。

自分の将来に多様な選択肢を残せる会社に行きたい。

── 数ある企業の中でソニーに興味を持つきっかけとなった出来事はありましたか。

奥谷:数年前、米国・ラスベガスで行われたテクノロジーの見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」にて、ソニーがEVのコンセプトカーを披露したというニュースを見て、ソニーは面白いことをする会社だなと思っていました。ちょうど前職でのキャリアに悩んで求人を探していたときに、ソニーのモビリティ事業の募集があることを知り、転職活動を進めました。
山田:私は新卒の就職活動時にもソニーを候補として考えていましたが、興味がある職種で求められるスキルについて、当時の私には十分な自信がなかったので諦めたという過去がありました。しかし、前職で培ったAIの知識や経験が自分の強みとして生かせると考え、思いきって応募しました。

── ソニーはお二人の転職活動の軸に当てはまったということでしょうか。

奥谷:昔、海外に住んでいた経験から、「日本を元気にしたい」「日本の製品を海外に広めていきたい」という思いを持っていました。会社を選ぶ軸としては、①日本でものづくりに携わる会社であること、②これまでの経験を生かすことができること、③自分が将来携わりたいと思っているマーケティングや広報の分野の仕事ができる可能性があることの3つを重要視していました。ソニーはこの観点でとても魅力的に感じました。
山田:私は、いろいろな事業を幅広く展開している会社を検討していました。入社してからずっと同じ仕事だけを続けることはないと思っていたので、社内でのキャリア転換がしやすい会社がいいなと思ったからです。ソニーはゲーム、音楽、映画、エンタテインメント・テクノロジー&サービス、イメージング&センシング・ソリューション、金融など多様な事業を持っているので、とても魅力的に感じました。

ソニーは「個」を大事にしてくれる会社。だから自由でいられる。

── 悩みながらも自分たちの軸に当てはまる会社としてソニーを選んだお二人ですが、入社して実際どうですか。入社前に持っていたイメージとギャップはありましたか。

奥谷:社外から見ていたときは、ソニーは老舗の大企業というイメージがあり、なんとなく堅い印象もありました。しかし、入社して良い意味でユニークな社員にたくさん出会いました。趣味にこだわりを持っている人が周りにたくさんいて、柔軟な働き方も早い段階から積極的に取り入れ活用されています。魅力的な社員が多いなと思いました。
山田:もともとソニーに対しては自由で柔軟なイメージがありました。入って実感したのは、業務でも働き方でも個人に委ねられる裁量が大きく、一方で自分が下した判断の根拠も示しやすい、とても働きやすい環境であることです。

── お二人が実際に働いてみて感じた、ソニーの魅力は何ですか。

山田:ソニーは、「この会社や所属部署の中でどう活躍していくか」ではなく、「自分のキャリアをどう築いていきたいのか」という社員の自主性を尊重してくれる会社です。入社直後の上司とのミーティングで、「まずは、山田さんがキャリアをこれからどう築いていくか一緒に考えましょう」と言われたことを今でも鮮明に覚えています。自分がやりたいと思っていることを素直に話すことができたので、とても気が楽になりました。たとえこの先、興味の方向が変わったとしてもそれを隠す必要はなく、キャリアチェンジが一般的で、相談もしやすいのはとても安心感があります。
奥谷:先ほど山田さんもおっしゃっていましたが、ソニーには自分が思い描くキャリアを築ける土壌がしっかりあるので、そこがとても気に入っています。私も、その時々の自分の興味関心やライフステージの変化に合わせて、キャリアのチャレンジの方向を柔軟に変えていけたらと思っています。

山田:奥谷さんのお話を聞いてさらに付け足したくなってしまったのですが、ジョブグレード制度※もすごくいいなと思っています。年次によらず、役割に応じてジョブグレードが決まります。
奥谷:ジョブグレード制度の良さは私も感じていたポイントです。公平かつ柔軟に働ける理由の一つだと思いますね。
※2015年度から導入された評価制度。詳細はこちら

行動した先にきっと可能性が広がっている。

── お二人が叶えたいと思っている夢は何でしょうか。現時点での展望を教えてください。

奥谷:私が現在携わっているEV/モビリティの領域は、ソニーにとって新しいビジネスであり、多くの可能性を持っていると思います。私自身もこれまでに経験したことがない領域に挑戦し、日本やモビリティ業界を活気づけることに貢献できればと期待しています。
山田:昔の話になりますが、中高生のときに、クイズに強いAIが登場して話題になったことがありました。当時の私はそのニュースを見て、「すごい」というより「怖い」と感じました。そして、怖いものは勉強するしかないと思ったのが、大学で情報系の学部に進んだきっかけでした。AIについていろいろ知っていく中で、「AIに不安や恐怖を感じない世の中をつくりたい」という気持ちが芽生えて、今でも目標として持ち続けています。

── 転職活動をしている方やソニーに興味を持っている読者の皆さんにメッセージをお願いします。

奥谷:私のように初めて転職活動をする方は誰でも、初めてのことばかりで躊躇してしまう場面があると思います。ただ、現状を変えたい、自分の夢を叶えたいという気持ちがあれば、まずは行動してみることがとても大切だと思います。
山田:私も行動あるのみだと思います。ソニーの中でも組織ごとに仕組みやカラーが違うので、まずは応募してみてソニーの社員と話し、職場として自分に合っているかどうかを判断することをおすすめします。

<編集部のDiscover>
自分にとって馴染みのある場所から離れて新しい挑戦をする。転職活動は決して簡単なものではありません。お二人は、きっとたくさん悩み、勇気を出して行動されたのだろうと取材を通じて感じました。そして、その行動を起こしたことは大正解だったのだなとお二人の笑顔を見て確信しました。
仕事に向き合い、自分を見つめる。来年から仕事を始める私も人生において大切なことに気づかされました。奥谷さん、山田さん、お話ありがとうございました。


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